Daily Archives: 2019/11/03

福島原発、台風19号で「汚染物質大量流出」の深刻現場(3)高濃度の汚染水が地下へ流れるvia Asagei Biz

[…] 「大雨の影響で、汚染水の量が一時的に約3000トン増加しました。大量の雨水が損傷した原子炉建屋の屋根から内部に入り込み、核燃料を冷やすために循環している汚染水に混ざったようです。東電は『一時的に汚染水は増えるものの、設備に異常はなく浄化処理を続けている』と発表していますが、建屋の水漏れなどを知らせる警報が10件確認されている。これについても『警報器に雨が入り込むなどした誤作動で、汚染水が漏れた形跡はない』と発表。しかし『本当に汚染水は漏れていないのか』と地元では懐疑的な声が飛び交っています」(地元記者)  かように、汚染水ダダ漏れの可能性が指摘されているのだ。  だがこの点についても、肝心の東京電力は「汚染水は基準値のまま」とにべもない。 「今回発表した約3000トンという数字は福島原子力発電所1〜4号機の全建屋にたまった合計の数量になります。水かさで言うと平均40センチ程度。いずれも、建屋内に保管できる水量を超えるような数字ではありません。また、警報器は液体全てに反応する仕様です。アラームが鳴るたびに作業員が線量を確認しています。屋内の床面に設置しているため、多少の雨であれば、鳴ることはありません。ですが、今回は大豪雨のために一部の屋内にも雨水が流れてしまい、警報器が作動してしまいました。警報ごとに空気線量と水線量を測ったところ汚染水の基準値ではなかったため、汚染水の漏れはなかったと発表しました」(東京電力広報室)  この東電の発表に対し、楽観できるものではないと、ジャーナリストの村上和巳氏が解説する。 「確かに約3000トンの水が建屋やその地下水に流れても、問題なく浄化処理は続けられます。ただ、原子炉内の水の循環は非常に緻密な調整を求められます。建屋内の水量を地下水で調整することで汚染水を外に漏らさない仕組みになっているのですが、3000トンの処理はイレギュラーな量になります。平常時は約170トン程度でしょうから、ふだんの調整とは大きく変わってきます。サジ加減を少しミスしてしまうと、高濃度汚染水がコンクリート擁壁のひび割れを通じて地下に流れてしまうおそれがある。台風の影響で地下水の量も増加するので、今後も警戒が必要です」  かつて「想定外」が何度も繰り返された福島原発事故を彷彿させる、この台風19号の悲劇で、復興への道のりも牛歩のごとく進まないはずだ。あまりにも残酷な現実がここにある。 全文

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91 bags of radioactive waste swept into rivers via NHK World

Japan’s Environment Ministry says dozens of bags containing radioactive soil were swept into rivers following a powerful typhoon last month. The dangerous waste was produced as a result of the 2011 nuclear disaster. The waste has been stockpiled at temporary … Continue reading

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Citizens’ group in Fukushima puts out radiation map in English via The Asahi Shimbun

FUKUSHIMA—A citizens’ group here has released an English radiation-level map for eastern Japan created with input from 4,000 volunteers in response to requests from abroad ahead of the Tokyo Olympics. “We want people outside Japan to understand the reality of … Continue reading

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放射能の健康被害を無視して進む東京五輪 via日刊ゲンダイ

開催まで約10カ月の今になって、マラソン競技などの場所で揉めている東京五輪。しかし、暑さ以上に重大な、福島原発事故による放射能の問題について、忘れている人も多いのではないか。  東京五輪の危険を訴える市民の会編著「東京五輪がもたらす危険」(緑風出版 1800円+税)は、医師や科学者、避難者たちによる警告の書。アスリートや観客にもたらす放射能被曝の危険性について、改めて詳述している。原発事故で放出された放射性物質は「ガラス状不溶性放射性粒子」と呼ばれ、一個吸引しただけでも4500ベクレル相当のリスクになるといわれている。つまり五輪開催中の短期間の滞在でも危険は避けられず、生涯にわたって健康リスクを背負うことになると本書。また、野球とソフトボールの会場となる福島あづま球場の放射線量は、セシウム137ベースで最大6176ベクレルの土壌汚染があることや、東京と関東圏の水道水中の放射性セシウムを吸着フィルターで測定すると、5カ月で最高908ベクレルという高い値となることなども明らかにしている。  政府は今、福島原発で100万トンもたまっているとされるトリチウム汚染水を海洋投棄しようとしている。しかし、排出された汚染水は沿岸で北向きに流れた後、沖合で親潮にのり南方向に流れ東京圏に近づくとされている。トリチウム汚染水は塩水よりも軽いため海水表面に広がり、上昇気流に巻き上げられて雨となり降り注ぐ恐れもある。もし五輪前に汚染水が放出され、関東圏を台風が通過しようものなら、日本国民はもちろん、世界のアスリートや観光客も放射能汚染させることになると本書は訴える。 […] 全文

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