原発事故からの復興の前提となる除染について、環境省が新たな方針を自治体と協議していることがFCTの取材で分かった。
それは、除染で達成すべき空間放射線量の目標で、これまで1時間あたり0.23マイクロシーベルトとしていたものを、およそ2倍に引き上げようというもの。
環境省は、除染ガイドラインで、除染後の空間放射線量を毎時0.23マイクロシーベルトとする目標値を定めている。
この数値は、年間の追加被ばく線量の1ミリシーベルトから算出されている。
環境省はこの目標値について、今のおよそ2倍の毎時0.4から0.6マイクロシーベルト前後に引き上げる方向で、自治体と協議を進めていることがFCTの取材で分かった。
除染後の線量の目標については、県内の一部の自治体から「0.23マイクロシーベルトの達成は難しい」として、環境省により現実的な目標に見直すよう要望が出ていた。
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常軌を逸した、非道な政策。これは環境省が住人の健康を守ることをあきらめ、より多く被爆することを「現実的」とした、ということではないでしょうか。