離党理由は「再稼働反対」…民主執行部に危機感 via Yomiuri Online

民主党執行部は、これまでの「反消費増税」に加え、関西電力大飯原子力発電所の再稼働反対を理由に離党者が出たことに危機感を募らせている。

 中津川博郷衆院議員は尖閣諸島を巡る政府の対応を離党理由に挙げるなど、野田政権が進める政策に次々と反旗を翻す格好になっており、執行部は、離党の拡大を防ぐことに懸命だ。

 離党届を提出した参院議員の谷岡郁子、行田こうだ邦子、舟山康江の3氏に国民新党を離党した亀井亜紀子参院議員を加えた新会派「みどりの風」は、当面の三つの課題の一つに「原発ゼロ社会の実現」を挙げた。

 谷岡氏は17日の記者会見で、毎週、首相官邸を取り囲む大規模なデモにも触れ、「当事者意識に目覚めた国民の皆さんと新しい日本を作っていかないといけない」と語った。3人は小沢一郎元民主党代表の新党には合流せず、独自の新党結成も視野に、民主党議員に働き掛けていくとした。

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