「小水力」が開く農村の未来 県の「スマートビレッジ」本格始動 via 下野新聞

豊富な水資源に恵まれた本県の地の利を生かし、2012年から「小水力発電」の普及に向けた県の取り組み が本格化する。発電した電力を販売して地域に利益を還元する構想と、電気自動車(EV)などエコカーの電源として活用する構想の2本柱。東日本大震災や原 発事故でエネルギー政策が問われる中、再生可能エネルギーを農村部の活性化に生かす未来志向の「栃木型スマートビレッジ」は、全国のモデルとなりそうだ。

「山地から平地へと地形にこう配のある本県は適地なんです」。宇都宮大工学部の船渡寛人准教授は太鼓判を押す。

農業用水路などを活用した小水力発電。環境省によると、本県は、中規模設備による「中水力発電」も含めて、利用可能な農業用水路の地点数が65カ所で全国トップ。発電可能な電力量(設備容量)は4・8万キロワットで全国2位と、優位性が高い。

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