Tag Archives: 被爆者援護法

「被爆者援護法の適用を」 被爆2世訴訟が結審 12月12日判決 via 朝日新聞

田井中雅人 原爆で被爆した親を持つ被爆2世への援護策を取らなかった国の責任を問い、国家賠償を求めている訴訟の最終弁論が19日、長崎地裁(天川博義裁判長)であり、原告側が意見陳述して結審した。判決は12月12日に言い渡される。  原告らは2017年に提訴。国が援護策の必要性を認識しながら、被爆者援護法の対象を2世に拡大しなかったのは「立法の不作為」だとし、26人の原告1人あたり10万円の国家賠償を求めている。 (略)  国側はこれまで「親が被爆したことによって被爆2世が遺伝的影響を受けることは科学的に証明がなされておらず、原告らの主張は前提を欠く」などと主張。棄却を求めてきた。  この日までに提出した最終準備書面で原告側は、原爆放射線による影響の可能性が否定できない人たちを被爆者と認めた昨年7月の広島高裁「黒い雨」判決の確定により、科学的証明を求める国側の主張は否定されたとしている。(田井中雅人) 全文は「被爆者援護法の適用を」 被爆2世訴訟が結審 12月12日判決

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在外被爆者の医療費認めず 広島地裁「適正額の確認困難」 via 日本経済新聞

 海外で暮らし、居住国で受診した場合、被爆者援護法に基づく医療費の全額支給を受けられないのは違法だとして、米国在住の被爆者13人が国と広島 県を相手取り、医療費支給の却下処分取り消しなどを求めた訴訟で、広島地裁は17日、全額支給を認めず、原告側の訴えを全面的に退けた。原告側は控訴する 方針。 在外被爆者の医療費訴訟では、大阪高裁が昨年6月、支給を認めるとした大阪地裁判決を支持。しかし、同3月の長崎地裁は訴えを退け、判断が分かれている。 13人は、いずれも広島で被爆した70~80代の男女(うち1人は死亡)。 梅本圭一郎裁判長は判決理由で、援護法では国内の指定医療機関の受診が原則で「医療内容と費用の額が、適正かどうか確認できるのを前提に支給を認めている。国外の医療機関では適正性が担保できない」とした。 (略) 判決後、原告弁護団は「『被爆者はどこにいても被爆者だ』と認めてきた司法判断を否定するもの。国内の被爆者との差別を正面から認めた判決だ」と批判した。〔共同〕 全文は在外被爆者の医療費認めず 広島地裁「適正額の確認困難」

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黒い雨:何も知らず水飲み野菜食べた…80歳病苦の人生 via 毎日新聞

 広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びながら、被爆者援護法に基づく援護を受けていない広島県内の40人以上が、国の援護対象区域拡大を求めて集団訴訟を起こす方針を決めた。 (略) 70年前の8月6日、国民学校5年生だった隅川さんは、広島市街地から北西方向の砂谷(さごたに)村(現佐伯区)にいた。閃光(せんこう)に続く爆 音と爆風に「家の前に爆弾が落ちた」と思った。しばらくして、激しい雨で目の前が見えなくなり、田んぼで作業していた人たちに雨具を届けた。自宅の周りに は焼けた紙などが舞い落ちてきた。 隅川さんは「何も知らずに山の湧き水を飲み、黒い雨が降り注いだ畑の野菜を食べた」と振り返る。元気な体が自慢だったのに、歯茎がうんだり、度々 めまいに襲われたりした。中学生の頃に胃潰瘍や胸膜炎を患い、34歳で子宮頸(けい)がんの手術をした。現在も足のしびれがひどく「体が悪いのは原爆の放 射能の影響だと思う」と話す。 就職や結婚への差別を恐れ、長年体験を封印してきた。約30年前に黒い雨の援護対象区域拡大を目指す会に入り、体験を直視できるようになった。ただ、病気について語り始めたのは、ここ数年だ。 黒い雨に ついて国が実態調査をしたことはなく、体験者がどれだけいるのかも分からない。隅川さんは仲間と上京し、厚生労働省への要望活動をした。その仲間たちも 減っていき、今冬も腎臓病を患って手術を繰り返していた友人が亡くなった。「私も明日どうなるか分からない」。悲痛な声で語った。【加藤小夜】 全文は 黒い雨:何も知らず水飲み野菜食べた…80歳病苦の人生

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