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「悔しいから、くじけなかった」 原発事故被災者群馬訴訟の原告・丹治杉江さん via 東京新聞

連載「6・17最高裁判決/原発被災者4訴訟」②群馬 ◆事故を防ぐ機会は「何度も何度もあったのに」  10日午後6時前、JR前橋駅前で、丹治たんじ杉江さん(65)はマイクを握っていた。  「事故の原因をはっきりさせ、2度と同じように涙を流す人を見たくない」  2012年11月から毎週金曜に始めた脱原発を呼び掛ける活動は、483回目。次回17日には駅前に立たない。その日、自身の裁判で最後の判決が最高裁で言い渡される。  「過酷な事故を防げる機会は何度も何度もあったのに、国は対策をしたとしても事故は防げなかったと主張した。やりもしないでやっても無駄だったなんて、一番腹が立つ」 […]  「過酷な事故を防げる機会は何度も何度もあったのに、国は対策をしたとしても事故は防げなかったと主張した。やりもしないでやっても無駄だったなんて、一番腹が立つ」 法廷に毎回通い、他の避難者の訴訟を応援するため、各地に足を運んだ。交通費や休業手当が出るわけでもない。自宅には、読みあさった原発関連の本や資料が山のように積んである。  「勉強し、人の話を聞き、発信して。こんな濃密な日々はなかった。後悔はない。でも、これが自分の望んだ人生だったのかな」 ◆罵声のような言葉 一人で泣き、叫んだ […] 放射能への不安、子どもを安心して育てられないなど、それぞれの事情で避難を余儀なくされた。にもかかわらず、自主避難には「勝手に逃げた」とレッテルを貼られた。  「裁判が福島の復興を邪魔している」と、罵声のような言葉を浴びた時もあった。「何度も車の中で一人、泣いたり、大声で叫んだりした」。それでも、原告団の先頭に立ち続けた。原告は4人が亡くなり、末期がんで苦しんでいる人もいる。「くじけなかったのは、悔しいからですよ」 ◆裁判が終わってもするべきことがある  国の責任を巡る最高裁の統一判断は、約30ある他の訴訟に絶大な影響を与える。「怖い。これで終わりだから。考えると、眠れない」。勝っても劇的に生活が変わるわけではない。でも、責任を認めさせたい。  「原発事故の被害者が安心して暮らせるよう、たくさん施策を作っていかないと。原発事故後を生きる大人の責任として」。裁判が終わっても、するべきことがある。幹夫さんと将来を語り合うのは、まだもう少し先だ。(小川慎一)  群馬訴訟 東京電力福島第一原発事故で福島県から群馬県内に避難した住民と家族ら137人が国と東電に慰謝料を求め、2013年9月11日に提訴。17年3月17日の一審前橋地裁判決(原道子裁判長)は集団訴訟では最初の判決で、国について「規制権限に基づき対策を取らせるべきなのに怠った」と責任を認め、東電と国に計3855万円の支払いを命じた。だが21年1月21日、二審の東京高裁判決(足立哲裁判長)は一転、国の責任を否定。東電のみに計1億1972万円の支払いを命じた。東電の賠償責任は最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)が22年3月2日付で東電の上告を退け、確定した。 全文

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原発避難者訴訟 群馬弁護団は「怠慢見落とし」批判、損害額算定は評価 via 産経ニュース

東京電力福島第1原発事故で福島県から千葉県へ避難した住民による集団訴訟の千葉地裁判決は22日、東電に賠償を命じる一方、国への請求を棄却、3月の前橋判決とは異なる判断を下した。千葉市で判決を聞いた群馬弁護団は「国と東電の不誠実、怠慢を見落としている」と批判した。同時に、事故により失った「ふるさと」に対する慰謝料を認めるなど、先駆的な司法判断も示された。 前橋判決は「巨大津波の到来は予見可能で、対策をすれば事故は回避できた」とし、東電と国の責任を認め、双方に同等の賠償責任を認めた。2例目となった千葉判決では、予見可能性は認めたものの「対策をとっても事故を回避できなかった可能性がある」とし、国の規制権限の不行使は「著しく合理性を欠くとは認められない」として、国の責任は問わなかった。 この違いを群馬弁護団は批判した。原発事故全国弁護団連絡会(全弁連)代表世話人の米倉勉弁護士も「国の責任が認定されなかったのは一歩後退したといえる、残念だ」としながら「予見可能性自体は認められている」と評価した。 判決で示された、回避策があり、仮に対策をとったとしても事故を防げたかは分からない-という玉虫色の見解には「事実認定に関して(前橋地裁判決と)大きな差はなく、法的評価によって決まったといえる。裁判所によって見解は分かれるだろう。行政に配慮した幅のある判断で、説得力はない」と批判した。 一方、損害額の算定には群馬弁護団も米倉弁護士も「前進」「大きな先例」と評価した。米倉弁護士は、地域コミュニティーを失ったなどとして原告側が求めていた「ふるさと喪失慰謝料」を司法が認めた点を評価。避難生活での精神的損害とは別に賠償を命じた例は「これまでになく、先駆的だ」と強調した。 米倉弁護士は全体の印象として「不思議な判決」としながらも、「これまでの2つの判決にある積極的な部分を評価するべきで、着々と進んでいる」とした。 […]   全文

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脱原発へ具体策検討 群馬大や関係企業 研究会きょう発足via 東京新聞

脱原発に向けて具体策を検討する「群馬再生可能エネルギー技術交流研究会」が十七日に発足する。群馬大や関係企業が参加し、太陽光、風力、小水力など発電技術の共同研究や事業化に取り組む。  発起人代表は群大の根津紀久雄名誉教授。研究会は市民に向けた講演会も企画し、補助金などの情報を会員同士で交換する。 […] 根津名誉教授は「会員同士で知識、技術、経験を生かして意見交換してもらい、人と人とのつながりを大切にしたい。地域経済の発展と市民生活の向上につなげ、新しい道筋を示すことができれば」と意気込んでいる。 もっと読む。

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群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」via Yomiuri Online

福島第一原発事故による放射能汚染地図をいち早く作製したことで知られる早川由紀夫・群馬大教授(55)(火山学)が、簡易投稿サイト「ツイッター」に、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたなどとして、同大は7日付で訓告処分にした。 同大によると、問題になったのは「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをしてる」「福島の農家が私を殺そうとしている」などの書き込み。6月以降、再三注意したが改善されなかったという。 早川教授は8日、記者会見を開き、「放射能の危険性を多くの人に迅速に伝えるために、あえて過激にした。処分は学問の自由を奪う行為で、大学の自殺」と批判した。 続きは 群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」

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群馬大:教授処分 福島の農家をオウム信者にたとえる via mainichi.jp

東京電力福島第1原発事故による放射能汚染マップを4月に公表した群馬大教育学部の早川由紀夫教授(火山学)が、短文投稿サイト「ツイッター」で、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたのは不適切だとして、同大が7日付で訓告処分にしていたことが分かった。 早川教授はツイッターに「セシウムまみれの水田で稲を育てて毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者がしたことと同じ」などと書き込んでいた。早川教授は「放射能の危険性を多くの人に迅速に広めるため、過激な発言で注目を集める必要があった」と説明している。【喜屋武真之介】 群馬大:教授処分 福島の農家をオウム信者にたとえる

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