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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 倫理
『原発と放射線被ばくの科学と倫理』(専修大学出版局)刊行記念トークイベント 島薗進×影浦峡「科学はなぜ信頼を失ったのか」via 人民新聞.com
4月17日(水)19:00開始 18:45開場会場:紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース参加料¥500 伊達市の被曝調査に関する宮崎・早野論文について、個人情報の取り扱いや、データのねつ造疑惑など多くの問題が指摘されています。しかし、これまでのところ論文執筆者からは真摯な応答はなされていません。 (略) 今回は『原発と放射線被ばくの科学と倫理』の著者の島薗進さんと言語とメディアが専門の影浦峡さんをお招きして、科学者の言語、そして倫理について語っていただきます。 主催:紀伊國屋書店新宿本店ご予約電話番号:03-3354-0131新宿本店代表番号(10:00~21:00) ※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。 ※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。 全文は『原発と放射線被ばくの科学と倫理』(専修大学出版局)刊行記念トークイベント 島薗進×影浦峡「科学はなぜ信頼を失ったのか」
日本学術会議 原発のあり方提言 原発は工学的に未完の技術 再エネを基幹的なエネルギーに via しんぶん赤旗
日本学術会議は12日、原発の持つ「リスクを直視し」「深刻な被害が発生しないような電力供給方式を基本としたエネルギー供給計画を樹立することが求められる」とする提言(写真)を発表しました。 提言は「原子力発電の将来検討分科会」(委員長=大西隆日本学術会議会長)の審議を取りまとめたもの。「我が国の原子力発電のあり方について―東京電力福島第1原子力発電所事故から何をくみ取るか」と題され、福島原発事故の引き起こした問題や原発の安全問題、コスト、倫理問題などに言及しています。 提言では、米国のスリーマイル島原発事故(1979年)の後、福島原発事故まで、学術会議が原子力施設の安全対策強化を求める主張を行ってこなかったと指摘し、こうした沈黙が、「『安全神話』を助長」したとこれまでの活動を総括しています。 […] 社会的倫理問題 エネルギー構成について、これまでは低炭素性や経済性から原発が選ばれるとされてきましたが、事故を踏まえ「こうした選択について見直しが必要となっているといわざるを得ない」と強調。再生可能エネルギーについては、「基幹的なエネルギーにしていくことが重要」としています。 さらに原発のリスクについてその危険性が受容可能かの分析(リスク・アセスメント)、リスクが顕在化することによる損失の回避や軽減への不断の努力(リスク・マネジメント)をすべての原発に適用していくのでなければ、「原発を稼働していくことはできない」とも指摘しています。 また、原発を「ある範囲の人々に犠牲を強いるシステム」と指摘。特定地域や特定職務に集中し、将来世代に及ぶ原発によるリスクや不利益をどう考えるかという、社会的な倫理問題に向き合う必要があるとしています。 原発の将来に関する政策選択を行う際に考慮すべきとして、原発事故被災者の健康管理と生活再建と被災地域の復興を進める態勢の継続など、7つの提言を示しています。(提言は、学術会議のホームページに掲載されています) 全文
京都府:2014年度修学院フォーラム「社会」第3回「原発、この避けて通れない課題とどう向かい合うか」 via Christian Today
2014年度修学院フォーラム「社会」第3回「原発、この避けて通れない課題とどう向かい合うか」が、2015年1月11日(日)に京都市の関西セミナーハウスで行われる。主催は、日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウス活動センター。 強力な日本を維持するために原発がかかせないとして、日本は原発を次々再稼動させ、海外への輸出策も進めている。しかし、2011年の福島原発事故は、広範囲かつ回復が困難な被害をもたらし、また原発から出る処理不能な放射性廃棄物などの問題も挙げられている。それでも原発に依存し続ける必要があるのか、主催者側は「社会科学的視点と、聖書的、倫理的視点の両面から、この問題を真摯に考え、その成果を世に問いたいと思います」としている。 プログラムは、11日(日)に植田和弘氏(京都大学大学院経済学研究科長)による発題講演「原発の安全性、経済性、倫理性」、12日(月)に西原廉太氏(立教大学副総長)による発題講演「あらゆる核から解放された世界の実現のために-世界の教会が大切にしている視点とは-」、ほか。 もっと読む。
「止められないからNG」(裁判所)だった原発は、なぜつくられた?via Business Journal
(抜粋) 例えば、原発から民家までの最短距離は700m【註1】だそうですが「そりゃ、桁が2つ違うだろう」と、思わず突っ込んでしまいました。 また、電車が脱線すれば多くの人が大怪我をするし、墜落すればほぼ全員が死亡するような旅客機が、なぜ空を飛ぶことを許されているのだろうかと。 皆さんが「安全」から想起するイメージは、恐らく、「危険がなく心が安らかな状態」であると思います。ところが、今回調べてみて驚いたのですが、 「工学的アプローチから規定される安全」と「心が安らかな状態の安全」の間では、天と地ほどの差があるのです。それどころか、「工学的アプローチから規定 される安全」とは、我々の寿命から逆算されて導かれているようなのです。 (中略) そもそも、特許庁が原子炉の発明に対して特許権の付与を拒絶していますし、裁判所もその判断を支持しています【註2】。 これが、「原子力エネルギー発生装置事件」です。「原子炉特許第1号」という名の著名な発明で、発明者はあの「キュリー夫人」の長女ほか2名です 判決の理由は、以下のとおり明快です。 ・本発明の原子炉は、エネルギーを取り出せるけど、安全に停止させることができないじゃないか? ・こんな不完全で危ない発明に、特許を与えられる? ・我が国では、安全に止めることのできない発明は、「産業上利用できない発明」とされている。 つまり、「原子炉の発明」は、我が国の特許法に基づき、行政と司法当局により特許発明とすることを拒絶され、未完成発明と認定されているのです。 (中略) ALARAの原則とは、「AS Low As Reasonable Achievable」の略で、「合理的に可能な限り低く」の意味で、特に原発関係では「被ばく量の低減」の意味で使われることが多いです。 問題は、この「Reasonable=合理的」の解釈です。それには、諸説あるようですが、概ね3つの要素で形成されているように思います。 1つ目は、危険度(リスク)。 これは危険の発生する確率と言ってもよいかもしれません。「3日に1度死亡事故を起こす電車」は論外としても、「100年に1度」と言われた場合はどうでしょうか? これについては、SILのところで詳解します。 2つ目は、費用対効果(コスト)。 先ほど説明した「南シナ海で台風が発生した時点で電車を止める」では、鉄道会社が業務を実施する意義が見いだせず、鉄道サービスそのものが成立しません(=公共性の問題)。また、隣駅まで1000円かかれば、誰も電車を使わなくなるでしょう(=経済性の問題)。 3つ目は、倫理(モラル)。 「放射性物質はバラまかれたけど、現時点で誰も死んでないじゃんか」→「だから原発は安全なんだよ」という理屈が成立しないのは言うまでもありません。現 時点でリスクを計算ができないものを「安全サイド」に倒すというのは、まさにモラルに反しています。「わからない」なら、「危険サイド」に倒しておく、と いう考え方こそがモラルにかなっていると言えます。 簡単にまとめますと、 ・合理的=リスク+コスト+モラル と記述できると思います。 全文は「止められないからNG」(裁判所)だった原発は、なぜつくられた?