Tag Archives: 福島原発告訴団

ノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし) via 福島原発告訴団

2016/06/22 福島市民会館 ノーマ・フィールド(Norma M. Field)さん(シカゴ大学名誉教授)のお話 みなさん、こんにちは。今日はいつも告訴団のホームページで見ているイベントを、実際に目のあたりにすることができて、また私も参加することができて、たいへん光栄です。 いま大河弁護士から、アメリカの事例が紹介されまして、かつてのNRC(米国原子力規制委員会)はたのもしかったんだという追憶の気持になりました。いま、日に日にアメリカや世界中にある原子力ムラの人たちが危機感を募らせ、どうやって原子力発電を存続させるか手を替え品を替えして、規制の方もたいへん困難な状況があります。 アメリカの環境庁が、福島からどんな教訓を得たかといいますと、原発事故があった際に、今までの基準では厳しすぎるので、基準を緩めようというものです。セシウム137は、基準を200~300倍、ストロンチウムの場合、3000倍くらいでしょうか、そのように引き上げるというか、緩めることを提案しています。 日本でも、規制当局や、それから市民にも、「こういうことを受け入れなければ、人類にとって非常に大切である原子力発電は続かないんだ」と、福島の悲劇が 利用されかねないわけです。そういう意味でも、告訴団のみなさんがなさっている努力、弁護士の方たち、技術専門家の方たちのやっていらっしゃることは、日 本だけにとって重要なのではなく、もちろんアメリカであり、フランスであり、世界中の生き物にとって重要だと思います。 今日のみなさんのお話を 聞きながら、改めて感じたのは、どうしてこれだけの犯罪的な行為が行なわれたのに、市民がこういう法的手段を取らなければならないのか、しかも福島の人た ちは、もう既にみなさん非常に苦労をされていて、日々の気苦労から、生活の困難から、そういう大きな負担が311の事故によって降りかかってきたのに、ど うしてここまでの追及を、みなさんの責任、みなさんの努力によらなければならないのかと、その理不尽さを改めて感じています。 しかし、逆に考え れば、民主主義とはそういうものであって、一度、例えば日本国憲法ができたからそれで良かった、こういう法律や規制が実現したからそれに頼っていればい い、というものではなくて、民主主義というのは、ある意味では恒久の闘いであって、人々の権利、それから生き物の生命を、常に勝ち取っていかなければなら ないものです。それがいかにたいへんであるかと思うと、ちょっと、震えるような気持ちがします。 (略) 私、 遠いところから来てこういうことを言うのは、非常におこがましいし、申し訳ない気持があるのですけれども、今、感じていることはそういうことです。みんな せっかく生まれてきたんですから、みんな生きていきたい気持を、どうやって大切にできるか、考えていきたいと思います。 まずは今度の選挙に行ってください。ありがとうございました。 全文はノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし) 

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東電元幹部ら不起訴相当=福島原発の汚染水問題で-検察審査会 via 時事ドットコム

 東京電力福島第1原発から放射能汚染水が海に流出したとされる問題で、福島検察審査会は7日までに、法人としての東電と広瀬直己社長や勝俣恒久元会長ら7人について「不起訴相当」と議決した。6月23日付。 検察審は「放射性物質の排出やそれにより危険が発生したことの十分な証拠がない」と判断した。 続きは東電元幹部ら不起訴相当=福島原発の汚染水問題で-検察審査会

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(核の神話:23)「沈黙を強いる」日本社会、気がかり via 朝日新聞

日本で生まれ育ち、米国で教えてきたシカゴ大学名誉教授(日本文学)のノーマ・フィールドさん。原爆投下や原発事故の「被ばく者」に寄り添いながら、日本社会に発言を続けている。いま、福島原発事故の被害者らに「沈黙を強いるメカニズム」が気になって仕方がないという。 (略) ある風景が頭に焼き付いています。それは(今年3月12日の)「311甲状腺がん家族の会」の発足記者会見です。ユーチューブで動画を2時間。目が離せませんでした。福島県民健康調査(「核の神話:18」で紹介)で小児甲状腺がんと診断された子どものご家族に話を聞くのは難しいと聞いていたので、画期的だと思ったんです。 ところが、実際見てみると、会見に出た保護者、お父さん2人なんですが、福島からスカイプでの参加なんです。「カミングアウト(告白)」といわれているものが、顔を見せずに、声も操作されて。それで、「白い服の方」とか「黒い服の方」と司会者に指されるんです。「カミングアウト」と称しても、こういう形を強いる日本の社会のおぞましさ。 会見に参加したジャーナリストがお父さん2人に対して「東電(東京電力)に遠慮している話し方」と感想を述べたとき、やっぱり他の人にもそう聞こえるのだ、と。スカイプで顔を見せずにあの場に出ることが要した勇気って、私の想像を絶するものに違いない。あれが現時点での限界だったんでしょう。これからは、安心して心の内を話せる仲間が増えて、まずは精神的に支え合うことが大事。批判はその先なのかもしれません。 福島に限ったことではないけれども、一番気になってきたのは、被害者たちの被害性からの自己疎外です。自分で自分の感情や、大切なものを否定しなければならない。そういう効果が最初からあって、それがどんどん強化されている気がして。家族会のようなものが発足すれば、必ずバッシングが起こる。だから、自分が被害者であるということを堂々と言えない人が圧倒的多数でしょう。自分の被った被害を認めない、認めることができない、認めようとしない。それこそが自己疎外です。そこが最初から気になっていました。(2020年の)東京オリンピックが近づくにつれて、もっとひどくなると思うんです。 上からの圧力は見えやすい。でも、もっと怖いのは、被害者同士がお互いを制することです。それなしには上からの圧力も効かないでしょう。同じような不安を抱えている人たちがその苦しさから逃れるためには、まわりもその不安を表明しないことを欲するじゃないですか。私の心の寝た子を起こさないで、というふうに。そういう素地というか装置がすぐに活性化されるように暮らしのすみずみまで張り巡らされているような気がしてならないのです。 (略) 日本の原発がこれからどうなっていくかわからないけれども、地裁レベルの判決や差し止めや、たとえ覆されるとしても、ぽつぽつ全国の地裁で再稼働を遅らせる動きがあればいいと思います。そうすると、個々の裁判官にとって、どこか心に響くものがあるんじゃないか、と。あそこで、あいつにこれができたんだ、みたいに。それが、ひとつの動きとして目に見えるようになったらなんとすばらしいか。裁判闘争って効率が悪いけれども、いろんな証拠が出てくるし、法廷が醸し出す尊厳もある。とにかく福島原発告訴団が頑張り抜いて、やっと刑事裁判が開かれることになったので、いろんな人に注目してほしい。関心を示して、公表しないと生かされない。メディアと市民の監視が大事なんです。東京オリンピックが近づいたら、もっともっと福島がなかったかのようにされて、声を上げるのが大変になるでしょう。市民もメディアもそれを意識しないといけません。 福島のお母さんたちの今後についてですが、福島県の外に出たお母さんたちが語っていますよね(「核の神話:20」で紹介)。けれども、そこにまた、それぞれの分断の手が入っています。いつまで「避難者」って言っているのか。はずかしくないのか。はっきり「永住者」と言いなさいとか。それをまた内面化して、これからは自分のことを避難者と言わないで永住者って言おう、とか。切なくなります。 でも、仲間やグループがあるかないかは決定的です。仲間の手を絶対離さない。「311甲状腺がん家族の会」だったら、電話番号があるじゃないですか。 あのご家族、保護者の方2人が、非常に限られた形ですけど、社会に登場したことによって、多くの家族が少なくとも電話をかけるだけの勇気を奮い出すことができるかもしれません。そうあってほしいですね。そういう人たちが増えれば増えるほど、何かが変わってくるはずです。 (略) 東京オリンピックに向けた、帰還政策のような「復興」プロパガンダが目立つなか、いろいろ声をあげようとしている人、また恐る恐るだれかにつながろうとしている人が、たくさんいると思うんです。そういう人たちの力になるようなかたちで、存在を可視化することができないでしょうか。可視化ってほんとうに大事でしょう。 「家族会」の記者会見で顔は出さなくても、そこにいる。顔が見えないぶん、手のしぐさに注意が引かれて、そこから緊張感が伝わってくる。あの2人のお父さんの身体性。かなり違っていましたね。その対比も面白いと言ってしまうと失礼なんですけれど、違いが見えてよかったと思います。手から、操作された声から、いろいろ伝わってくるものがあった。とにかく出てきてくださったことが大事なんです。 あの記者会見で、1時間ほど過ぎたあたりで出てきた白い帽子の女性がいました。広島で被爆したジャーナリストの小野瑛子さん。自分は甲状腺がんも肺がんも患い、それでも生きてこられたのは、仲間がいることと被爆者手帳があることだったと思います。福島でも「被ばく者手帳」をつくる会を立ち上げた方だそうですね。けれども、福島では「被ばく者手帳」と呼ぶかどうか、広島と同じことが起きてしまうのではないかという議論もあると聞きます。差別が怖いんですね。 3・11が起きてかなり早い時期に、当時シカゴ大学の院生だった友人が頼まれてある研究者の論文を英語から日本語に訳した時、日本にいる友だちに「『ヒバクシャ』って差別語だって知らないの」と言われました。自分の責任ではなく差別される対象になったひとたちが、名乗り出て、自らのアイデンティティーとして差別語を捉え返すようになるには、どうしてもかなりの時間がかかるんでしょう。もちろん、一部ですが、被差別部落の人たちであったり、同性愛者であったり。とくにアメリカでは後者の待遇はこのところ急激に変わったけれども、長い期間にわたって隠されていました。私はいつも焦りを感じています。健康手帳を何と呼ぶかは別として、福島のヒバクシャには早く権利を主張して欲しくてなりません。 (略) (シカゴ大学を2012年に)退職する前の最後の学期に、シカゴと広島をスカイプでつなぐ授業をしたんです。1歳の時に被爆した方が登場してくださって、親にも「(被爆者であることは)絶対口外するな」って言われていたと。福島(原発事故)が起きてからの彼女の深い後悔は、自分たち広島の被爆者がアイデンティティーを隠さずに暮らしてきていたなら、福島(の現状)は起こらなかったんじゃないかということです。深い気のとがめがあるのが、スカイプを通して伝わってきました。だから、自分はこれから、福島から避難してきた人たちのために生涯を捧げるんだと。 福島で甲状腺がんと診断された子どもについて、セカンドオピニオンはどうなっているのでしょうか。患者の権利は守られているのでしょうか。「沈黙を強いるメカニズム」って一体何なのか、考えさせられます。いろんな要素が入り交じっていて、先ほどから触れているわけですが、まだ他にあるような気がしています。 病気が意味することに限って考えると、なにが見えてくるか。甲状腺がんはよく知られているけれど、チェルノブイリの例を見ても分かるように、がんだけではなくて、心臓疾患とか他にもいろいろあるわけです。けれども、「がんイコール死」って考えてしまうのは世界共通のことではないでしょうか。 全文は(核の神話:23)「沈黙を強いる」日本社会、気がかり    

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汚染水流出で検審に申し立て 福島原発告訴団 via 中日新聞

 東京電力福島第1原発から汚染水を海に流出させたとして、東電役員らを公害罪法(人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律)違反容疑で告発した福島原発告訴団は13日、福島地検の不起訴処分を不服として、福島検察審査会に審査を申し立てた。 告訴団約6千人が2013年、法人としての東電と新旧役員32人を告発。福島地検は今年3月、「汚染水の排出は立証困難」などとして、全員を不起訴処分に した。今回、告訴団の武藤類子団長ら3人が、不起訴処分のうち嫌疑不十分とされた法人としての東電と新旧役員7人に対象を絞り、審査を申し立て。 続きは汚染水流出で検審に申し立て 福島原発告訴団

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「汚染水」流出で検審に13日・申し立て 福島原発告訴団 via 福島民友

 東京電力福島第1原発の汚染水を海に流出させたとして、「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)」違反の容疑で告発、書類送検さ れた法人としての東電と新旧役員32人を福島地検が不起訴処分としたことを不服とし、福島原発告訴団が13日に、福島検察審査会に審査を申し立てることが 6日、同告訴団への取材で分かった。 (略)  同地検は3月29日、「汚染水が海に流出した証拠はなく、危険が生じたと立証するのは困難」として不起訴処分とした。 同告訴団の武藤類子団長は福島民友新聞社の取材に対し、「汚染水が海に漏えいしていないという結論は疑問で、不起訴理由に納得できない」と話した。 全文は「汚染水」流出で検審に13日・申し立て 福島原発告訴団

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福島原発告訴団の会見(全文2/完・質疑応答)安全アピールは東京五輪のため via The Page

(抜粋) 武藤:この5年間の間に福島県民は非常に分断をされてきました。それは避難区域の問題や賠償金の違いによって、それぞれが不信感に陥るという、そし て対立するという現象も起きてきていました。しかし、それぞれの被害というものをお互いが知らないということが問題だと思ったんですね。それで、お互い に、今回、ひだんれんを結成したのは、本当に立場の違う人たち、状況の違う人たちが一緒になる、そしてその被害がそれぞれ違うんだということをお互いに理 解するためという理由もありました。分断を越えて、みんなつながることによって大きな力になっていきたいと思っています。あと、同心円の。 長谷川:じゃあ私のほうからは同心円について、ちょっとお話をさせていただきたいと思います。私は非常にナンセンスなやり方だと思ってます。国では 当初から同心円というものを出してはきました。しかし、実際的にはSPEEDIというものがありますよね、スーパーコンピュータ。あれのデータでは、すで にもう北西部に流れているということは分かっていたんですね。にもかかわらず、そのデータを国では隠してしまったということなんです。それによって、私の 住む飯舘村は30キロ外という表現によって、取り残されていったわけですね。 しかしながら汚染が非常にひどいということが隠し切れなくなり、そして1カ月後にようやく計画的避難というものが設定されたんだと思います。その 結果、やはり今回の福島第一原発の事故によって、福島県内でこの飯舘村の人たちが最も被曝をしてしまったわけです。それは国からの避難指示の遅れ、そして 行政のふるさとを捨てたくないという強い思いから避難がどんどん遅れていった、その結果、最大の被曝をしていったということが言えます。 (略) 長谷川:除染についての質問を受けました。それで、私の村、飯舘村もいまの除染の進捗率は、除染を3年後に終えまして、それで進捗率が約50%、約 半分までしか進んでいないわけです。そして国では、今年の12月までに飯舘村の除染を終えますよと言っているわけですね。私としてはそんなことはあり得な いと思ってます。申し訳ない。今、私は飯舘村という表現をしましたけども、今年の12月までに除染を終えるというのは、今の避難指示区域、帰還困難区域を 除いた避難指示区域、全てでございます。 そしてフレコンについては、2年~3年くらいが限度だろうという話がたくさん聞こえます。そういう中で今現在は大きなシート、今、私のところでも フレコンがだいたい5段くらいに積み重ねられております。そしてそれは、積み重ね終わったところから大きなシートに覆われています。 そのために、いま現在は中の状況が見えないようになっています。 (略) 夕刊フジ:My name is Hiroyuki Fujita, Independent, write for『夕刊フジ』。私、これは悲劇だと思うのです。なぜ悲劇かと言いますと、そもそも私はイバキュエーション、避難、強制避難、必要なかったと思ってる んです。なぜか。今、1ミリシーベルトっていう話が出ましたけど、私、Scientists for Accurate Radiation Information. SARIという科学者の国際組織のメンバーのアソシエイトメンバーですけども、その方々もそうなんですが、例えば国立がんセンターで、100ミリシーベル ト、年。(略) 低線量放射線はその避難をするほどリスクはなかったんじゃないかと。そもそも避難は必要じゃなかった、除染も必要ない、汚染水って言いますけど、 あの水を福島にためる必要もないという、海に流したらいいというそういう意見もあるんですよ。それ、どう思われますか。私、悲劇だと思いますよ、本当に。 長谷川:これについては、いろいろな考え方の人たちがいると思うんです。これで、10マイクロでも危ないよという人もいる。1ミリでも大丈夫だよと いう人もいる。いろいろな考え方の相違によってだと思いますけども、われわれやっぱり、低線量の被曝についてもよく解明されていないというのがこれ、現実 だと思うんですね。そういうことをやっぱり踏まえた場合は、万一のこと、万が一のことを考えた場合の対応というものは、やっぱり必要ではないのかなと、そ … Continue reading

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福島原発告訴団の会見(全文1)飯舘村の現状とひだんれんの活動について via The Page

今年で5年目を迎える福島第一原発事故に絡み、訴訟を起こした被災者団体の団長らが、1日午前11時から東京の外国特派員協会で記者会見した。 出席したのは、飯館村民救済弁護団の長谷川健一団長、福島原発告訴団の武藤類子団長、ピースボートの川崎哲(あきら)共同代表の3人。 【中継録画】福島原発事故から5年、被災者団体の団長らが会見 (略) そこで私は、いま現在の飯舘村の汚染度がどのくらいになっているのかなということを非常に不信感をもちまして、いま、国では汚染度のレベルをマイク ロシーベルトだけで表しているわけですね。空中線だけで表しているだけです。そこで私は、やはり私たちのふるさとは土壌の汚染がどのくらいになっているの か、これが非常に懸念されるところだと、そういうふうに考えております。 そこで私のマイホーム、うちの後ろの森、山林について、そこは除染が終わったとされています。その除染が終わったとされている場所についての土壌 サンプリングをいたしました。その結果、キログラム当たり、なんと2万6000ベクレルという数字が出ました。それを1メーターの平米換算をしますと、実 に130万ベクレルです。いま、日本のこの国では一応、放射性廃棄物の基準としてキログラム当たり8000ベクレルというラインを出してます。つまり、 8000ベクレルを超える汚染物質については国が厳重な管理をすると、そういうことを言っているわけです。 それが実に除染が終わったとされるところで、2万6000ベクレルということは、国の基準値の3倍以上の汚染になっているわけです。そういう高濃 度のとこの汚染のとこにいま国では、2017年の3月までに避難を解除しようとしているわけです。しかも、私たちの村当局では2017年の4月から、学校 まであの高濃度の汚染地域で再開をさせようとしているわけです。 (略) 武藤:皆さんこんにちは。共同代表の1人の武藤類子と申します。ひだんれんをつくった1つの理由としては、事故から年月がたつに従って、東京電力や 国が起こした事故について反省をせず、被害者を救済しようとせず、子供たちの健康を守ろうとしない現状を見て、被害者たちがつながって声を上げなければ何 も変わらないと思いました。結成以来、毎月集まって会議や合宿を重ね、それぞれが抱えている困難を出し合って、国や東京電力への統一した要求を作ってきま した。 昨年の7月と10月に集会とデモ行進を行い、福島県に要求を出しました。しかし、福島県は責任のある知事や副知事などが会おうともせずに、国の方 針に従うばかりです。あしたは日本政府に対して緊急に3つの要求を出します。1つは住宅の無償提供についてです。いままで避難者は住宅は無償で入ることが できました。しかし、その方針を来年の3月で打ち切るということを決めました。その方針を撤回するようにお願いします。それから、これから避難したい人た ちにも無償提供することを要求します。 2番目は避難指示区域の解除、賠償打ち切りについてです。年間の追加被曝線量が1ミリシーベルト以下を下回ったことを実証されない限り、避難指示をそのまま継続することを要求します。 3番目は2012年に制定された「原発事故子ども・被災者支援法」に関してです。議員立法で決定された素晴らしい法律なのですが、実際には何も具 体化されませんでした。しかし、昨年の8月に閣議決定で次の条文を加えました。帰還困難区域以外は避難が必要な地域ではないと改定しました。その撤回を求 めます。 全文は福島原発告訴団の会見(全文1)飯舘村の現状とひだんれんの活動について

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東電元3幹部を強制起訴 原発事故の責任追及「やっとここから」via 東京新聞

 東京電力福島第一原発事故で、検察官役の指定弁護士は二十九日、昨年七月の東京第五検察審査会の起訴議決に基づき、「大津波を予測できたのに対策 を怠り、漫然と原発の運転を続けた過失がある」として、東電の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣三人を、業務上過失致死傷罪で在宅のまま東京地裁に強制起 訴した。発生から三月十一日で五年。甚大な被害をもたらした原発事故の刑事責任が、初めて裁判で問われる。  他に起訴された二人は、ともに原子力・立地本部長を務めた武藤栄元副社長(65)と武黒(たけくろ)一郎元副社長(69)。今後、事前に争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが行われる。公判で勝俣元会長らはいずれも無罪を主張するとみられる。  強制起訴は二〇〇九年五月の改正検察審査会法施行後、九件目。 (略) ◆武藤類子・告訴団団長 進む再稼働「教訓学んでない」  「やっとここまできた」。事故の責任追及を求めてきた「福島原発告訴団」の武藤類子団長(62)は、東京電力の旧経営陣が強制起訴されたことに感慨深げだ。「三人は真実を語り、なぜ事故が起きたかを明らかにしてほしい」  放射能汚染で、日々の営みを奪われた一人だ。二〇〇三年に豊かな自然に囲まれた福島県田村市で喫茶店をオープン。裏山で摘んだ野草をお茶にした り、ドングリを使った料理を振る舞ってきた。だが、約四十五キロ離れた東電福島第一原発で起きた事故によって、山の幸は汚染されドングリもキノコも食べら れなくなり、薪(まき)も燃やせなくなった。店は一三年春に廃業した。  「被害の大きさだけではなく、調べれば調べるほど、東電は津波対策を握りつぶしてきたことが分かってきた。想定外ではなかったのに、事故の責任を誰も負わないのはおかしい」  一二年に告訴団を結成し、団長になった。福島県民約千三百人でスタートし、全国に共感が広がり、一万四千人超にまで膨らんだ。今年一月には、裁判で検察官役を務める弁護士にエールを送るため、「支援団」も発足させた。  「原発事故は収束していないし、被災者はまだ困難な状況にある。責任をうやむやにしてはいけない。反省しなければ、また事故が起きる」と訴える。 全文は東電元3幹部を強制起訴 原発事故の責任追及「やっとここから」 関連記事: 強制起訴「被害者の励みに」=真相解明に期待-福島原発告訴団 via 時事ドットコム 武藤さんは「誰も事故の責任を取っていないのはおかしい」と指摘。「新たな真実が明らかにされて、責任を取るべき被告人たちに公正な判決が下されることを信じている」と述べた。 告訴団代理人の河合弘之弁護士は「もし、検察官の2度にわたる不起訴に屈していたら、問題点が全部闇に葬られていた」と強調した。裁判を通じて事故原因を究明し、「二度と起こらないように監視していかなければならない」と訴えた。

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東電幹部を業務上過失致死傷の疑いで起訴へ!原発、大津波事故を予見しつつ対策先送り via Business Journal

(抜粋) これまでの経緯をおさらいしておく。2012年6月、原発事故被災者らでつくる「福島原発告訴団」が東電幹部らを業務上過失致死傷罪などで検察に告 訴・告発する。しかし、検察は翌年9月に全員を不起訴とした。これを不服とした告訴団の申し立てを受けた検察審査会は14年7月、3人について「起訴相 当」と議決。再捜査した検察は翌年1月に再び不起訴としたが、再度の申し立てを受けた検察審査会が3人に2度目の「起訴相当」の議決をしたため強制起訴と なることが決まった。 起訴されるのは、勝俣元会長と、武藤栄・元副社長(原子力・立地本部長)、武黒一郎・元副社長(同)の3人。罪名は業務上過失致死傷だ。検察審査会の議決は、3人が福島第一原発を 大きく超える津波が襲来して重大事故が発生する可能性のあることを予見できたのに、必要な安全対策を取ることなく運転を続けたため、大震災による津波で炉 心損傷などの事故を起こし、避難を強いられた近くの双葉病院の入院患者44人の病状を悪化させて死亡させるなどした、と認定した。 発足した刑事訴訟支援団は、この事件に対して「公正な裁判が行われ、真実が明らかになり、問われるべき罪がきちんと追及されるよう働きかけるこ と」を目的に掲げている。福島の原発事故には「人災」との指摘があるにもかかわらず、これまで刑事責任が問われてこなかったためだ。 (略) 事故対策を先送り 活動としては、公判の傍聴・記録と社会への発信、証拠の収集・分析などを想定している。賛同する法律家やジャーナリストらのネットワークを形成したり各 地で集会を開催したりして、息長く世論の関心を喚起していく方針だ。年会費1口1000円以上の個人会員も募集している。 続きは 東電幹部を業務上過失致死傷の疑いで起訴へ!原発、大津波事故を予見しつつ対策先送り

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震災から5年 東電旧経営陣の追訴で新事実が明らかに? via dot.

「私の親父も避難先で衰弱して2年前に亡くなりました。これだけ震災関連死が出ているのに、誰も原発事故の責任を取らないなどあり得ません」 こう憤るのは福島県南相馬市在住の小澤洋一氏(59)。東京電力福島第一原発の事故から丸5年が経とうとするなか、忘れてはならないのが事故を起こした刑事責任の追及だ。 検察審査会は昨年7月、東電の勝俣恒久元会長や元副社長ら旧経営陣計3人に対し、2度目の「起訴相当」を議決。強制起訴が決まり、4月にも起訴が予定される。 福島原発告訴団の保田行雄弁護士は「初公判は夏ごろ」と見ている。 「現在、検察官役を務める指定弁護士が検察資料の精査や補充捜査をしています。ポイントは、東電が15メートルを超える津波を予見できたかどうか。裁判では、東電がどういう想定をしていたのか新事実が出てくるのではないでしょうか」 「指定弁護士」として東電の責任を追及するのは、東電女性社員殺害事件で再審無罪となった元被告の弁護を担当した石田省三郎氏ら“敏腕”弁護士3人。 続きは震災から5年 東電旧経営陣の追訴で新事実が明らかに?

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