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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 広島原爆
降雨域外で「黒い雨に遭った」 4人が新証言 爆心地西側30キロで via 毎日新聞
小山美砂 広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を巡り、降雨が確認されていなかった爆心地の西側約30キロの地域で、新たに4人が「黒い雨に遭った」と毎日新聞の取材に証言した。過去3回実施された専門家らによる調査のいずれでも「降雨域外」とされていた地域。降雨域外の証言は、黒い雨被害者の支援団体や広島県・市もこれまで確認しておらず、明らかになるのは初めてとみられる。 国は、黒い雨を巡る広島高裁判決(7月)を受けて現行の援護対象区域外で雨に遭った住民への救済を検討するとしており、証言者が救済の対象になる可能性がある。新証言は、被爆者認定の審査指針改定議論にも影響を与えそうだ。 (略) 4人によると原爆が投下された午前8時15分は校庭で朝礼中。広島市の方向から強い光が差し、爆音とともに校舎のガラスが揺れた。うち3人は、焼け焦げた紙片などが降った後、午後3時過ぎから黒い雨が降り始めたと証言する。4人のうち少なくとも2人は被爆者に支給される健康管理手当の対象疾病となる、がんなどを患っている。1人を除き雨の色は覚えていないが、焼けた紙やすすが多数降ったと証言した。 前立腺がんと脳梗塞(こうそく)を患い、左半身不随の河野博さん(84)=広島市東区=は当時8歳。姉(88)とともに「下校途中から焼けた新聞紙などが降り、ぼたん雪のようだった」と語った。病名は明確ではないが甲状腺を患う宮本サチ子さん(82、当時6歳)=同市中区=は、時刻は定かでないとした上で「着物の端切れや紙くずを拾って、友人と大きさを比べて遊んだ」と証言。そのうちの一人は肝臓がんを患い60代で亡くなったという。住田康雄さん(85、同9歳)=同市安佐南区=は「手のひらくらい大きな紙片に、爆心地近くの病院名が書かれていた。4人ぐらいで田んぼで遊んでいた時に黒い雨が降り始め、びしょぬれになった」と語った。 4人はいずれも、戦後は長く差別などで被爆について話しづらい雰囲気があり、自身の生活に追われていたが、2020年7月の黒い雨訴訟地裁判決 全文は降雨域外で「黒い雨に遭った」 4人が新証言 爆心地西側30キロで
原爆後の広島の写真に×印 原発の説明資料に疑問の声 via 朝日新聞
佐賀県唐津市が、九州電力玄海原発(同県玄海町)に関連して、原爆が投下された広島などの写真に「×」を付けるなどした資料を作っていたことがわかった。原発と原爆の違いを強調するためだったというが、広島の被爆者からは「意味がわからず、嫌な気持ちだ」との声も上がっている。 資料のタイトルは「原子力災害について」。唐津市によると、玄海原発での重大事故発生を想定した昨年11月7日の避難訓練の際、原発から北に約10キロ離れた離島・小川島の市立小川小・中学校で、市職員が講話をするときに使った。小中学生や教員、保護者ら約40人が参加し、職員が12枚のスライドをスクリーンに映しながら説明したという。 資料は冒頭、「原子力(げんしりょく)発電所(はつでんしょ)はこわい!?」と記し、大勢の人が横になっている写真など4枚を組み合わせた白黒写真の上に赤で大きく「×」を付けている。 広島平和記念資料館(広島市)の学芸員に確認してもらうと、4枚のうち3枚は、被爆直後の広島の写真だった。 救護や救援に訪れたとみられる人たちが広島駅で休息する姿や、爆心地から約2キロの派出所前で警察官が被爆した学生らの応急処置にあたる様子、がれきの中に立つ原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)が写っている。元中国新聞カメラマンの松重美人さんや写真家の林重男さんらが撮影した。残る1枚は米国のビキニ水爆実験の写真だった。 唐津市危機管理防災課の担当者は「原発と原爆、核燃料と爆弾は違うので、同じことが起きるわけではない、という趣旨だった。『何が違うのか』と言う人もいるので、あえて強めの表現を使った」と説明している。 (略) 避難訓練時の講話では例年、市職員がこの資料を引き継いで使っているという。冒頭の写真については「資料を作成した職員が特定できず、写真をいつ、どのように入手したかはわからない」としている。 広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(76)は「写真の上にバツを付ける意味がわからず、広島の立場からすると嫌な気持ちだ」と語った。また「原発事故も核の被害という意味では共通している」と指摘。「核の被害の悲惨さを伝える写真が、『原発は原爆と違って安全だ』というような逆の文脈で使われるのは納得できない」と話している。(福井万穂) 全文は原爆後の広島の写真に×印 原発の説明資料に疑問の声