Featured Topics / 特集
-
A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
December 2024 S M T W T F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -
Latest Posts / 最新記事
- Revealed: how a San Francisco navy lab became a hub for human radiation experiments via The Guardian 2024/11/26
- Australia declines to join UK and US-led nuclear energy development pact via ABC News 2024/11/20
- Australia mistakenly included on list of countries joining US-UK civil nuclear deal, British government says via The Guardian 2024/11/20
- 被ばく研究の灯は消さない 国や自治体が「風化待ち」の中、独協医科大分室が移転してまで続ける活動の意義via東京新聞 2024/10/05
- Chernobyl-area land deemed safe for new agriculture via Nuclear Newswire 2024/09/26
Discussion / 最新の議論
- Leonsz on Combating corrosion in the world’s aging nuclear reactors via c&en
- Mark Ultra on Special Report: Help wanted in Fukushima: Low pay, high risks and gangsters via Reuters
- Grom Montenegro on Duke Energy’s shell game via Beyond Nuclear International
- Jim Rice on Trinity: “The most significant hazard of the entire Manhattan Project” via Bulletin of Atomic Scientists
- Barbarra BBonney on COVID-19 spreading among workers on Fukushima plant, related projects via The Mainichi
Archives / 月別アーカイブ
- November 2024 (3)
- October 2024 (1)
- September 2024 (5)
- July 2024 (4)
- June 2024 (3)
- March 2024 (1)
- February 2024 (6)
- January 2024 (4)
- November 2023 (8)
- October 2023 (1)
- September 2023 (7)
- August 2023 (5)
- July 2023 (10)
- June 2023 (12)
- May 2023 (15)
- April 2023 (17)
- March 2023 (20)
- February 2023 (19)
- January 2023 (31)
- December 2022 (11)
- November 2022 (12)
- October 2022 (7)
- September 2022 (6)
- August 2022 (22)
- July 2022 (29)
- June 2022 (15)
- May 2022 (46)
- April 2022 (36)
- March 2022 (47)
- February 2022 (24)
- January 2022 (57)
- December 2021 (27)
- November 2021 (32)
- October 2021 (48)
- September 2021 (56)
- August 2021 (53)
- July 2021 (60)
- June 2021 (55)
- May 2021 (48)
- April 2021 (64)
- March 2021 (93)
- February 2021 (69)
- January 2021 (91)
- December 2020 (104)
- November 2020 (126)
- October 2020 (122)
- September 2020 (66)
- August 2020 (63)
- July 2020 (56)
- June 2020 (70)
- May 2020 (54)
- April 2020 (85)
- March 2020 (88)
- February 2020 (97)
- January 2020 (130)
- December 2019 (75)
- November 2019 (106)
- October 2019 (138)
- September 2019 (102)
- August 2019 (99)
- July 2019 (76)
- June 2019 (52)
- May 2019 (92)
- April 2019 (121)
- March 2019 (174)
- February 2019 (146)
- January 2019 (149)
- December 2018 (38)
- November 2018 (51)
- October 2018 (89)
- September 2018 (118)
- August 2018 (194)
- July 2018 (22)
- June 2018 (96)
- May 2018 (240)
- April 2018 (185)
- March 2018 (106)
- February 2018 (165)
- January 2018 (241)
- December 2017 (113)
- November 2017 (198)
- October 2017 (198)
- September 2017 (226)
- August 2017 (219)
- July 2017 (258)
- June 2017 (240)
- May 2017 (195)
- April 2017 (176)
- March 2017 (115)
- February 2017 (195)
- January 2017 (180)
- December 2016 (116)
- November 2016 (115)
- October 2016 (177)
- September 2016 (178)
- August 2016 (158)
- July 2016 (201)
- June 2016 (73)
- May 2016 (195)
- April 2016 (183)
- March 2016 (201)
- February 2016 (154)
- January 2016 (161)
- December 2015 (141)
- November 2015 (153)
- October 2015 (212)
- September 2015 (163)
- August 2015 (189)
- July 2015 (178)
- June 2015 (150)
- May 2015 (175)
- April 2015 (155)
- March 2015 (153)
- February 2015 (132)
- January 2015 (158)
- December 2014 (109)
- November 2014 (192)
- October 2014 (206)
- September 2014 (206)
- August 2014 (208)
- July 2014 (178)
- June 2014 (155)
- May 2014 (209)
- April 2014 (242)
- March 2014 (190)
- February 2014 (170)
- January 2014 (227)
- December 2013 (137)
- November 2013 (164)
- October 2013 (200)
- September 2013 (255)
- August 2013 (198)
- July 2013 (208)
- June 2013 (231)
- May 2013 (174)
- April 2013 (156)
- March 2013 (199)
- February 2013 (191)
- January 2013 (173)
- December 2012 (92)
- November 2012 (198)
- October 2012 (229)
- September 2012 (207)
- August 2012 (255)
- July 2012 (347)
- June 2012 (230)
- May 2012 (168)
- April 2012 (116)
- March 2012 (150)
- February 2012 (198)
- January 2012 (292)
- December 2011 (251)
- November 2011 (252)
- October 2011 (364)
- September 2011 (288)
- August 2011 (513)
- July 2011 (592)
- June 2011 (253)
- May 2011 (251)
- April 2011 (571)
- March 2011 (494)
- February 2011 (1)
- December 2010 (1)
Top Topics / TOPトピック
- anti-nuclear
- Atomic Age
- Capitalism
- East Japan Earthquake + Fukushima
- energy policy
- EU
- France
- Hanford
- health
- Hiroshima/Nagasaki
- Inequality
- labor
- Nuclear power
- nuclear waste
- Nuclear Weapons
- Radiation exposure
- Russia/Ukraine/Chernobyl
- Safety
- TEPCO
- U.S.
- UK
- エネルギー政策
- メディア
- ロシア/ウクライナ/チェルノブイリ
- 健康
- 公正・共生
- 兵器
- 再稼働
- 労働における公正・平等
- 原子力規制委員会
- 原発推進
- 反原発運動
- 大飯原発
- 安全
- 広島・長崎
- 廃炉
- 東京電力
- 東日本大震災・福島原発
- 汚染水
- 米国
- 脱原発
- 被ばく
- 資本主義
- 除染
- 食の安全
Choose Language / 言語
Tag Archives: 環境
福島原発事故から10年、放射性セシウムが集積しやすい場所を明らかに 農工大ら via News SALT
国立環境研究所、東京農工大学らの研究チームは24日、福島原発事故から10年の間に発表された約90報の学術論文をレビューし、森林と河川での放射性セシウムの動きを網羅的に調べた結果を発表した。水の流れが遅い場所に放射性セシウムが長期的にたまる一方、その場所から生物・水・土砂などの移動を通してじわじわと移動していることもわかった。この成果は、2021年7月7日付で環境科学分野の国際誌「Environmental Pollution」に掲載された。 2011年3月の福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性セシウムは、地域を支える森林-河川生態系の汚染を招いた。原発事故後、人々の生活圏の居住地や農地で除染が進む一方で、人里離れた山地の森林域は汚染地域の最も主要な景観でありながら未除染のまま放置せざるを得ない状況が続いている。そのため、森林―河川生態系の放射性セシウム汚染が長期化し、現在でも森林-河川生態系を構成する野生動物・魚・山菜・キノコなどの放射性セシウム濃度が出荷制限(100 Bq/kg)を超過することが一部地域で生じている。 (略) 福島原発から放出された放射性セシウムは事故当時、森林の表土へ直接降下したものと、常緑広葉樹の枝葉に沈着して落葉などにより表土に集まったものがあった。表土に蓄積した放射性セシウムは植物の根や菌類の菌糸から吸収され森林内を循環したり、動物による食物連鎖を循環したりして長期間表土にとどまる一方、雨水浸透に伴って腐葉土よりも深い土層にゆっくり移動していくものもあった。このように腐葉土から始まる食物連鎖は生きた植物から始まる食物連鎖より多くの放射性セシウムを移動させているとも考えられている。 そして森林から河川へ流入した放射性セシウムは水の流れに乗って移動するので、水の流れが遅い場所では放射性セシウムが蓄積しやすいことが示されてきた。特に貯水ダムなど極端に流速が遅くなる河川区間では、より多く蓄積している。またこのような場所では放射性セシウムを貯める効果がある一方で、たまった放射性セシウムの一部が湖底堆積物から溶け出して下流へ流出していることもわかった。 以上のように、森林―河川生態系では特に森林の表土や流れの遅い河川区間に放射性セシウムが集まり、貯留場所となると同時に供給源となることがわかった。これらの場所から、そこに生息・生育する動植物へ放射性セシウムが長期的に移行すると予想される。今後は、これらの放射性セシウムをどのように管理するのかが重要であると考えられる。 全文は福島原発事故から10年、放射性セシウムが集積しやすい場所を明らかに 農工大ら
福島県内「環境回復」…大幅に速く チェルノブイリと『比較』via 福島民友新聞
筑波大や福島大、日本原子力研究開発機構(JAEA)などの研究者でつくる国際研究チームは28日、東京電力福島第1原発事故で県内(陸地)に放出された放射性物質の減少速度が旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後よりも大幅に速いことが分かったとの研究成果を発表した。 放射性セシウムが時間の経過とともに地下に浸透していく速度はチェルノブイリ周辺の2~4倍に上った。日本はチェルノブイリ周辺よりも雨が多く地形の傾斜が急であり、水の循環が速いことに加え、日常生活が続けられたこと、除染が行われたことなども影響した。 研究チームは28日付で英科学誌ネイチャーのオンライン専門の姉妹誌「ネイチャー・レビューズ・アース&エンバイロメント」に発表。「福島の環境回復を取りまとめた成果の決定版として世界に広く発信することができた」としている。 原発から80キロ圏内の陸上と阿武隈川流域での放射性物質の動きに関する210本以上の論文を検証し、地面や河川、森林での放射性物質の動きのメカニズムを調べた。水田の表土2センチの放射性セシウムの濃度は事故後3年で7~9割減少した。チェルノブイリ周辺の草地などと比べて減るのが速く、空間放射線量や河川の放射性セシウム濃度の低減にもつながった。 淡水魚汚染も小さく 一方、河川に溶けた放射性セシウムの濃度はチェルノブイリ後の欧州の河川よりも1~2桁程度低い値にとどまった。放射性セシウムの地下への浸透速度が速く川に溶け出しにくかったためで、研究チームは「淡水魚の汚染はチェルノブイリよりはるかに小さい」と指摘した。 (略) 研究には、JAEA福島研究開発部門廃炉環境国際共同研究センターの吉村和也研究主幹や福島大環境放射能研究所の脇山義史講師らが加わった。 全文は福島県内「環境回復」…大幅に速く チェルノブイリと『比較』
原発事故 福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か via 毎日新聞
福島県内に生息する野生のニホンザルについて、福島第1原発事故後、成獣の骨髄で血液のもとになる成分が減ったり、胎児の成長が遅れたりしたとする研究成果が米科学誌に相次いで報告された。事故で放出された放射性セシウムを木の皮などの食べ物から取り込んだことなどによる被ばくの影響の可能性があるという。 成獣を調査したのは、福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの研究チーム。福島第1原発から40キロ圏内にある南相馬市と浪江町で事故後に捕殺されたニホンザルを調べ、成獣18頭で骨髄中の成分を調べ他の地域と比べた。その結果、血小板になる細胞など血液のもとになる複数の成分が減っていた。さらに、一部の成分は、筋肉中の放射性セシウムの量から推定される1日あたりの内部被ばく線量が高い個体ほど、減り方が大きくなっていたという。福本さんは「健康への影響が表れるのかなど、長期的な調査が必要だ」と話す。 また、羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの研究チームは、福島市が個体数調整のため2008~16年に捕殺したニホンザルのうち、妊娠していたメスの胎児を調べた。原発事故前後の計62頭のデータを比較したところ、事故後の胎児は事故前に比べ、頭の大きさが小さく体全体の成長にも遅れがみられた。母ザルの栄養状態には変化がなく、チームは事故による母ザルの放射線被ばくが影響した可能性があると結論づけた。 続きは 原発事故 福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か
福島第一原子力発電所の災害による野生ニホンザルの血球数減少 via NatureAsia.com
Low blood cell counts in wild Japanese monkeys after the Fukushima Daiichi nuclear disaster 2014年7月24日 Scientific Reports 4 : 5793 doi: 10.1038/srep05793 (2014) 2012年4月、我々は、福島市の森林地域に生息する野生ニホンザル個体群を対象として、1年間の血液学的検査を実施した。この地域は、2011年の東日本大震災で環境中に大量の放射性物質を放出した福島第一原子力発電所から70 kmの位置にある。比較のため、同原発から約400 km離れた青森県の下北半島に生息するサルの検査も行った。福島のサルの筋肉中総セシウム濃度は78~1778 Bq/kgの範囲であったが、下北半島のサルのセシウム濃度は全て検出限界未満であった。下北半島のサルと比較して福島のサルは、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、およびヘマトクリットが有意に低く、幼獣の白血球数には筋肉中総セシウム濃度との間に有意な負の相関が認められた。今回の結果は、何らかの放射性物質による被曝が福島のサルの血液学的変化に寄与したことを示唆している。 落合 和彦1, 羽山 伸一1, 名切 幸枝1, 中西 せつ子2, 石井 奈穂美1, 宇野 大基1, 加藤 … Continue reading
世界でいちばん放射線量の高い場所10 ― 汚染惑星、地球を知ろう【PART3】via Tocana
[…] ■第4位 ポリゴン(セミパラチンスク核実験場跡) カザフスタン/The Polygon, Kazakhstan かつて旧ソ連がセミパラチンスク核実験場(nuclear weapons testing)として使用していた広大な土地は、現在、カザフスタンに編入されている。約18000平方キロメートル(四国の面積に相当)にも渡るこの 土地は、無人地帯だとの理由から、原爆開発の一大拠点にあてがわれたが、実際にはおよそ70万の人々が住み着いていた。実験場の郊外に建造された街が、秘 密都市「セミパラチンスク21」、現在のクルチャトフ市だ。 […] セミパラチンスク核実験場は1949年8月29日、旧ソ連が、その最初の核爆弾「RDS-1」(ジョー1)を爆発させた場所であり、また地球上で 最も集中的に核爆発実験が行われた土地でもある。1949年から1989年にかけての40年間に、敢行された実験は実に456回を数える。 旧ソ連崩壊に伴い1991年、正式に閉鎖されたが、ここでテストが続けられたこと、またそれによる施設労働者と地域住民の放射線被曝 (radiation exposure)の深刻さは、その日まで政府により厳重に隠されてきた。科学者は推計20万の人々が直接、放射線の影響を受けたものと考えている。 ■第3位 マイルースー キルギスタン/Mailuu-Suu, Kyrgyzstan 人口わずか3万の街マイルースー(Mailuu-Suu) は長らく、アジアのごくつつましい片隅に過ぎなかった。しかし2006年に、ブラックスミス・インスティテュートがここを「世界でいちばん放射線量の高い 場所」の1つに挙げて以来、にわかに世界の注目を集めている。だがそれは、核爆弾工場や原発のためではない。マイルースーがその両者に不可欠な、旧ソ連の ウラン鉱山(uranium mining)とその処理施設(processing facility)の一大採掘拠点だったためだ。 1947年から1967年まで、多くの人々がここでウラン鉱石の採掘と精練に従事した。その後、残された放射性廃棄物は、街周辺の23カ所に埋められたが、現在でも膨大な量のウラン鉱石のボタ山がいくつも残されたままになっている。 さらに、この地域はたびたび地震に見舞われるため、その度に、封じ込められていた廃棄物が顔を出し、一部が川などに流れ出す可能性が捨てきれな い。土壌と水の汚染は少なくとも23,000人の住民に影響を与えていると考えられるが、川に流失した場合、数十万から数百万の人々が汚染された水を使う 可能性があるという。 […] ■第2位 チェルノブイリ 旧ソ連・現ウクライナ/Chernobyl, Ukraine […] この悪名高い大惨事は、600万以上の人々を放射線に曝し、これが原因となって多数の死亡者が発生するとみられている。ロシアの科学者アレクセイ・ヤブ ロコフ、ワシリー・ネステレンコ、アレクセイ・ネステレンコは、2007年の報告書『チェルノブイリ:大惨事が人々と環境におよぼした影響』の中で、事故 による死者数は2004年までの間で少なくとも98万5000人にのぼると推計している。 全文は世界でいちばん放射線量の高い場所10 ― 汚染惑星、地球を知ろう【PART3】
地球は放射能まみれ ― 世界でいちばん放射線量の高い場所10【PART2】 via Tocana
■第7位 マヤーク核爆弾生産コンビナート、ロシア共和国/ Mayak, Russia […] 放射性廃棄物の入ったタンクは、崩壊熱により高温となるため、絶えず冷却をつづける必要がある。ところが1957年9月、この冷却装置が故障し、 300立方メートルのタンク内の温度は急上昇し、大爆発を起こした。これを「キシュテム事故」と言い、最大100トンの放射性廃棄 (radioactive waste)が大気中に放出され、広範なエリアを汚染。結果、40万人を超える人々の頭上に放射線が舞いそそぐことになった。 今日、この広域汚染は「ウラルの核惨事」と呼ばれ、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故、2011年の福島第一原子力発電所事故のレベル7(深刻な事故)に次ぐ、史上3番目に重大な原子力事故とされている。 […] ■第6位 セラフィールド、イギリス/Sellafield, UK […] 1957年10月、ここで世界初の原子炉重大事故「ウィンズケール火災事故」が発生した。原子炉2基の炉心で16時間におよぶ火災が起こり、多量の放射 性物質が外部に漏洩した。避難命令がなかったため、地元住民は生涯許容線量の10倍の放射線を浴び、その後、数十人が白血病で死亡した。現在でも、セラ フィールド周辺の白血病発生率は全英平均の3倍となっている。 1981年、施設の改編にともなって、セラフィールドと改名したこのプラントは操業以来、すでに数百件もの事故を起こすとともに、周辺住民への深刻な健康被害などからつねに物議をかもしだしてきた。そして、なんとも身の毛のよだつことだが、現在では、建屋の約3分の2がそれ自体、もはや除染不可能な核廃棄物に指定されている。 その上、このプラントは毎日のように、800万リットルもの汚染水を排出し、アイリッシュ海(Irish Sea)を世界でいちばん放射性濃度の高い海と化している。イギリスはその緑の野原と起伏のある景観で知られる詩情豊かな国だが、この先進国の中心部に、 公海に有害廃棄物を垂れ流す、危険な事故多発施設がひかえているのを忘れてはなるまい。 なお日本国内の電気事業者は、青森県六ヶ所村の再処理工場が稼働するまでの措置として、フランスのアレヴァ社(AREVA NC)のラ・アーグ再処理施設と、このセラフィールドに再処理業務を委託している。 […] ■5 シベリアの化学コンビナート、ロシア/Siberian Chemical Combine, Russia なにもマヤークだけが、ロシアで唯一汚染された核施設ではない。すでに40年以上にわたって、広大なシベリアの大地は、膨大量の核廃棄物を貯蔵する、白銀のゴミ捨て場と化している。 液体廃棄物の多くは、覆(おお)いのプールに格納されており、12万5000トンを超える固形廃棄物もまた決して安全とはいえない容器の中に保管されている。さらに地下貯蔵庫にはつねに地下水が進入する不安がある。 全文は地球は放射能まみれ ― 世界でいちばん放射線量の高い場所10【PART2】 当サイト既出関連記事: 世界でいちばん放射線量の高い場所10 ― 汚染惑星、地球を知ろう【PART1】via Tocana
世界でいちばん放射線量の高い場所10 ― 汚染惑星、地球を知ろう【PART1】via Tocana
2011年3月11日の東日本大震災と、その後の東京電力福島第一原子力発電所の現状をめぐる懸念は、わたしたちに放射能の脅威に対するある種の自覚をもたらした。だが、多くの人々はいまだ、放射能汚染(radioactive contamination)が地球規模の災厄であることに気づいていない様子だ。 以下のリポート「世界でいちばん放射線量の高い場所10」は、放射性核種による汚染問題にとり組むNGO、ブラックスミス・インスティテュート (The Blacksmith Institute)が2010年に周知した報告などをもとに、そこに筆者が多少手を加えたものである─。 (略) ■第10位 ハンフォード核処理施設、アメリカ/ Hanford, USA アメリカ、ワシントン州にあるハンフォード核処理施設(The Hanford Site)は、1945年7月16日に、ニューメキシコ州アラモゴード砂漠で人類初の核爆弾となった「ガジェット」(The gadget)─これをトリニティ実験と呼ぶ─および長崎に投下された史上3番めの原爆「ファットマン」(Fat Man)用のプルトニウムを製造した原爆開発工場として、いまなお、歴史にその悪名を残している。 その後、1989年まで続いた冷戦(Cold War)の緊張下、コロンビア川の岸辺に位置するこのサイトは60000個あまりの核兵器(nuclear weapons)にプルトニウムを供給するためフル稼働を続けた。 ハンフォード核処理施設は、現在では操業を終えている。それでもここには、アメリカ国内の高レベル放射性廃棄物の3分の2が貯蔵されている。およ そ5300万ガロンの液体廃棄物(liquid waste)と、2500万立方フィートの固形廃棄物(solid waste)、また敷地直下の200平方マイルにわたる汚染された地下水が、この地を全米で最も呪われた場所にしている。 (略) 業を必要とする場所は1400箇所以上にのぼる上、次々と深刻な汚染状況が明らかとなり、はたして1518平方キロメートルに及ぶこの広大な地に将来的な再生が可能なのだろうかという疑問が政府と国民の頭を悩ませている。 ご参考までに用意した次の3つの動画はそれ自体、興味深いものに思える。1つは、日々規模を拡大せざるをえないこの処理施設の施工を請け負う、サ ンフランシスコに本拠を置く世界最大級の建設会社ベクテル (Bechtel Corporation)が制作した自社宣伝用の映像。そして残りの2つは、それぞれ書く(ママ)処理施設の歴史を概述するもの、現在の問題点を指摘するものだ。 あわせてごらんいただくと、あなたはもう以前のあなたには還(もど)れない。 全文及びビデオは世界でいちばん放射線量の高い場所10 ― 汚染惑星、地球を知ろう【PART1】
福島第1原発、自然汚染の実態 滝川在住ライター・平田さん新著、生態系への影響 丹念に取材 via 北海道新聞
東京電力福島第1原発事故後、周辺の自然はどうなっているのか―。滝川市在住のルポライター平田剛士(つよし)さん(49)が「非除染地帯―ルポ 3・11後の森と川と海」(緑風出版)を出版した。福島第1原発の半径20キロ圏などを回り、人の手が入らなくなった野山や放射能が生態系に与える影響を 探った。平田さんは「福島の現状を多くの人に知ってもらいたい」と話す。 2011年3月の原発事故後、福島をテーマにした本は数多く出版されたが、自然環境や生物多様性の変化を追う視点のルポは珍しい。「週刊金曜日」に昨年春から今年春まで掲載した記事に加筆してまとめた。 「見えない放射能の影響を伝えるのがルポライターの仕事だと考えた」と平田さんは言う。福島県南相馬市小高区や楢葉町、川内村などを回り、猟師や漁師な どの力を借りながら野生のイノシシやアユなどについて調べた。地元で自然と向き合う人たちにも寄り添い、悲しみや怒りを淡々とした筆致で書き留めた。 その中でも、猟師たちが仕留めた鳥獣の肉を放射能汚染で食べられない現実が歯がゆかった。汚染されたイノシシの分布域が拡大するのを防ぐために捕獲を行っており、猟師の「食べもしない動物を殺すのはつらい」という言葉が耳に残る。 耕作されなくなった田畑は黄色いセイタカアワダチソウに覆い尽くされており、平田さんは「元の農地に戻すのにどれだけの時間がかかるのか、絶望的な気持ちになった」と振り返る。アブラムシの形態異常を突き止めた北大の秋元信一教授にも取材した。 続きは福島第1原発、自然汚染の実態 滝川在住ライター・平田さん新著、生態系への影響 丹念に取材
マレーシアのレアアース抽出工場~ブキメラ放射能汚染「私たちは、涙がかれる程たくさん泣きました」via 風の谷
[…] 1980年代から1990年代初期まで日本企業の三菱化成によって経営されたARE工場は、レアアースを抽出するためスズを取り除く処理過程で発生 する放射性廃棄物がずさんな管理であったと主張されていることによって、ブキ・メラに放射能汚染を拡散したと非難されています。 工場事業の余波で、クレダンの丘のふもと近くが永久的な敷地としてアジア最大の放射性廃棄物処理場の一つとなったのです。 オーストラリアの鉱山会社ライナスによる別のレアアース処理施設建設計画(今度はパパンのゲベン)が最近公表されたとき、AREのエピソードから漏れている健康被害の影が、再び浮かび上がりました。 ARE構内で労働していた時のことを語ると、ライ・カンさんは、全ての労働者が、構内にいるときはいつでも温度計のようなピンを胸につけることを要求されたことが少し奇妙だったと言いました。放射性物質への曝露を測定するために使用されるものだと後でわかったことですが。 職場では毎回、私は本当にひどい何かの匂いを嗅ぐことになりました。そのせいで喉が渇いたし、そうでなければ何もおかしいと感じませんでした。 「私は、パパンの住人が村に廃棄物を埋めるという工場の計画に抗議し始めたとき、放射性廃棄物に関して知っただけでした。村民はそのことを私に教えてくれました」と彼女が言いました。 一番下の娘は赤ん坊だったので、絶えず病院を出たり入ったりするということは、彼女にとっては難儀であったと、ARE工場からの放射能中毒で家族が苦しんだもう一人の高齢者は言いました。 パンチャバーナム Shanmugam(55歳)さんは、工場から多くの廃水が出されていることに気づいた時、1987年にARE工場のちょうど隣の一区画の土地上で森林を切り開く労働者として働いていました。 「私たちの仕事は終了するまで約7か月かかりました。しばしば、たくさんの廃水が工場から出ましたし、それは私たちの膝とほとんど同じくらいの高さまで水位が上昇しました。水はとても臭かったのです」と彼女は自宅で語りました。 「私の子どもは苦しんでいます」 1年後に、パンチャバーナムさんの一番下の子ども、カスツーリさんが生まれました。そしてまたすぐに困った問題が発生しました。 彼女は赤ん坊のカスツーリさんが、突然病院の無菌環境の中で扱われなければならなかった点について、体中に炎症がどのように起きたのかを語りました。さらに彼女の娘はいつも割れるような頭痛がしていました。それは激しい鼻血を伴って時として失神しました。 彼女が白血病を患っているということを医者が発見したのは、カスツーリさんがおそらく10歳か11歳ごろでした。彼女の上2人の兄弟のどちらもその病気にかかっていませんし、パンチャバーナムさんも、彼女の家族の中でその病気を持っている人はいないと語りました。 […] 続きは マレーシアのレアアース抽出工場~ブキメラ放射能汚染「私たちは、涙がかれる程たくさん泣きました」
Posted in *日本語
Tagged エイジアン・レアアース(ARE), ブキ・メラ, マレーシア, レアアース, 三菱化成, 健康, 労働における公正・平等, 放射性廃棄物, 放射能汚染, 環境, 被ばく
Leave a comment
地下水放出、漁師の不信 東電の計画、福島県漁連は了承せず via 朝日新聞
東京電力福島第一原発から出る放射能汚染水を減らすために東電が目指す敷地内の地下水の海への放出は13日、福島県の漁業者の了承が得られず先送りとなった。東電と福島県漁業協同組合連合会の見込みより、漁業者の不信は大きかった。 ■「処理水と誤解、多い」 「組合員には汚染を除去した処理水を流すと誤解している者も多い。まして消費者には(地下水と処理水の違いが)理解されない」「地下水でもイメージ低下は避けられず、試験操業を台無しにしかねない」――。 13日午前、福島県漁連が入る同県いわき市の水産会館。各漁協幹部が集まる県漁連の組合長会議に、水産庁や県、東電の関係者も加わった。東電側は、くみ 上げた地下水の放射性物質の濃度が1リットルあたり0・02~0・18ベクレルで、周辺の川で検出される1~2ベクレルの水より低いという分析結果を示 し、放出への理解を求めた。 だが、組合長らからは異論が相次ぎ、会議では放出を了承するかの判断を見送った。 組合長らの意見には、漁業者らの根強い不安と不信が反映されている。 2年余り前の原発事故直後、原子炉建屋に入り込んだ高濃度の汚染水が海に漏れ出した。海底土や一部の魚が汚染された。今も県沿岸で出漁を自粛する漁業者らは「原発からの水」に神経をとがらせる。 […] 福島第一原発では、事故で溶け落ちた核燃料を冷やす際に高濃度の汚染水が出て、原子炉建屋などにたまっている。震災などによってできたと見られる亀裂から地下水が1日に400トン流れ込み、汚染水が増え続けている状態だ。 地下水が原子炉建屋などに流れ込む前にくみ上げ、海へ流す「地下水バイパス」は、増え続ける汚染水を抑える対策の一つで、昨年から準備していた。 東電は井戸を12本掘って水質の調査を進めている。計画では、くみ上げた地下水はいったんタンクに保管し、水質検査をして安全を確認した上で海に流す。 現在、敷地内に蓄えられた汚染水の総量は約38万トン。地上のタンクなどに29万トン保管している。東電は2015年には地上タンクでの保管量が70万トンになると試算。汚染水は廃炉に向けた障壁になっている。 国と東電は、政府の廃炉対策推進会議のもとに委員会を設置し、5月中にも抜本策をまとめる方針だが、地下水放水以外、めぼしい対策は見つかっていない。 全文は 地下水放出、漁師の不信 東電の計画、福島県漁連は了承せず (無料登録が必要です)
Posted in *日本語
Tagged 地下水, 地下水バイパス, 東京電力, 東日本大震災・福島原発, 汚染水, 汚染水貯蔵計画, 海洋汚染, 漁業, 環境, 福島県漁業協同組合連合会
Leave a comment