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Tag Archives: 汚染水
【アピール】政府・経済産業省は福島原発汚染廃液の海洋投棄を断念せよ!via 反戦老人クラブ京都
2020年2月8日 反戦老人クラブ・京都(代表米澤鐡志)
福島第一処理水 海洋放出の利点強調 大気も選択肢 政府小委提言へ via 東京新聞
東京電力福島第一原発で増え続ける処理水の処分方法などを議論する政府小委員会は三十一日、前例のある海洋と大気への放出を「現実的な選択肢」とし、うち放射性物質監視などの面から「海洋放出の方が確実に実施できる」と強調する提言案を大筋で了承した。報告書としてまとめた後、政府が方針を決める。 (略) 小委は地層注入、水素放出、地下埋設も含めた五つの処分方法を検討し、経済産業省は前回会合で、国内外で処分実績のある海洋と大気の放出を軸にした具体的な三案を示したが今回、こうした書きぶりは修正した。担当者は「政府に判断材料を示すことが小委の役割」と説明する。 海洋放出については、大気放出と比べ希釈や拡散の状況が予測しやすく監視体制の構築が容易と評価。第一原発でも事故前に放出実績があり、東電が設備設計や運用の知見を持つため、より確実な処分が可能だとした。 処分すれば、原発事故の風評被害に上乗せされる形でさらに経済的影響が出る恐れが極めて高いと指摘。情報発信も併せてこれまで効果があった対策を強化、拡充すべきだと要請した。 <福島第一原発の処理水> 事故で溶け落ちた核燃料がある1~3号機の建屋内に注ぎ続けている冷却水や流入した地下水で発生した汚染水を、多核種除去設備(ALPS)で浄化処理した水。同設備で除去できない放射性物質トリチウムが含まれる一方、他の放射性物質も一部残留しているのが判明した。構内でタンクに保管中だが、東京電力は容量の限界が近いとしており、廃炉作業への影響が懸念されている。 全文は福島第一処理水 海洋放出の利点強調 大気も選択肢 政府小委提言へ
福島第一原発 凍土壁の冷却材漏れか 汚染水減らす対策で運用 via NHK News Web
福島第一原子力発電所の汚染水の発生を減らす対策として運用されている凍土壁の冷却材が一部で漏れたおそれがあり、東京電力では原因の特定を急いでいます。 (略) 東京電力によりますと、今月7日から8日にかけてこの冷却材をためているタンクの水位が下がったため、冷却材の循環を止めたところ、水位の低下はとまったということです。 このことから一部の凍結管から冷却材が漏れたおそれがあり、その量はおよそ1600リットルと推定されると発表しました。 東京電力では冷却材の循環を止めても、地盤がとけ始めるまで数か月かかるため、凍土壁の機能に影響はないとしていますが、原因の特定を急いで、補修などの対応を検討するとしています。 全文は福島第一原発 凍土壁の冷却材漏れか 汚染水減らす対策で運用
政府が進める福島第一原発での「除染土」の再利用、「汚染水」の海洋放出と大気放出に異議あり! via 日刊サイゾー
(略) 福島第一原発の事故では原子炉の爆発により大量の汚染土壌が発生した。この汚染土壌は除去作業が行われ、中間貯蔵が行われているが、その除去土壌等は最大 2,200万立方メートルと推計されており、全量をそのまま最終処分することは、必要な規模の最終処分場の確保等の観点から実現性が乏しいと考えられている。このため、環境省では除染した土壌についての再利用を検討していた。 同検討会では、福島県南相馬市での除染土を再利用した実証事業で、再生資材化した除去土壌等を用いた盛土構造物を造成し、その後一定期間、放射線等のモニタリングを実施した結果、空間線量率、大気中放射能濃度は施工前、施工中において大きな変動がないことが確認された。また、盛土浸透水の放射能濃度の分析結果はすべて検出下限値未満であることが確認された、との結果を報告した。 実証実験では、除染土を通常の土で覆い、作物を試験的に栽培したが、作物から検出される放射性物質の濃度も想定より低かったことから、「農地での再利用は問題ない」との見解が示された。 同省では、福島県相馬郡飯舘村では現在も実証実験が行っており、この実証実験で問題がなければ、飯舘村長泥地区で来年度から準備工事を始め、2021年度から除染した土を使った農地の造成を始める予定。また、除染土は全国の公共事業などでも再利用する方針を打ち出している。 この問題については、地元福島やSNS上では、「汚染土壌をわざわざ除去したのに、それを農地に戻すのでは除去した意味がない」「いくら放射性濃度が基準値以下といっても、汚染された土壌には変わりはない」などの批判が殺到した。 実際、除染土を通常の土で覆い栽培した作物からは、想定以下の放射性物質しか検出されなかったと言っても、この作物を摂取した場合に人体に与える影響などは、短期間で現れるものではなく、明らかになっていない。それでも、農地の造成に踏み切るという政府の判断に批判が出るのは至極当然だろう。 (略) 福島第一原発では、メルトダウンによって溶け落ちた核燃料を水で冷却する作業を行っている。現在1000近いタンクに約117万トンの汚染水が保管され、毎日170トン前後のペースで増え続けている。貯水タンクは2020年末までに137万立方メートルまで増設を行う計画だが、現在の計画では2022年夏頃にはタンクが足りなくなる見通しだ。加えて、現在の計画以上にタンクを増設する余地がほとんどないことから、汚染水の処理をどのようにするのかが重大な課題となっている。 当初、この汚染水の処理については、地層注入、海洋放出、水蒸気放出、水素放出及び地下埋設について検討されたが、コストや技術面で厳しいことから、海洋放出と大気放出に絞って検討が進められることになった。 (略) つまり、トリチウムは水として存在し、体内に入っても排出されるので人体への影響は少なく、放射性物質としては12.3年と半減期が短い、食品用ラップで防げるベータ線した出さないものだということを強調している。 しかし、トリチウムがセシウム-134、137に比べBqあたりの被ばく線量が少ないと言っても、ベクレルは放射性物質から放射線がどのぐらいでてくるのかを表す物理量であり、人体とどのように影響するのかを示すものではない。 (略) だが問題は、当初東電は強い放射能を持つ短寿命核種は時間とともに消滅し、ALPSなどにより除去が行われれば、トリチウムだけが残存した汚染水になるとし、「トリチウム汚染水」には他の核種は検出限界以下、または基準以下しか含まれていないと説明していたが、ALPSの不具合が相次ぐなどし、完全にトリチウム以外の放射性物質を除去できていないことだ。実際にはトリチウム以外に告知濃度限度を超えるヨウ素129、ルテニウム106、テクネチウム99、ストロンチウム90が過半数の測定で検出されている。 つまり、東電は汚染水について“前科持ち”であり、「トリチウム汚染水は安全」という東電の言葉には懐疑的にならざるを得ないのだ。当然、こうしたトリチウムなど放射性物質を含む汚染水は、例えば海洋放出されれば魚類や海産物を通して人体に入り、人体に重大な健康被害を及ぼす可能性が強い。 (略) 汚染土壌の問題も、汚染水の問題も、マスコミはほとんど追及をしていない。このため、これらの問題が国民に投げかけられることもなく、専門家の判断のみで実施に移されようとしている。今後は、正確なデータをもとに懇切丁寧な説明をもって、国民が本当に納得できる、十分な理解を得ることを重視して検討を進めるべきだろう。 全文は政府が進める福島第一原発での「除染土」の再利用、「汚染水」の海洋放出と大気放出に異議あり!
サビた排気筒、林立するタンク…福島原発の今 via 日本経済新聞
竹田 忍 (略) 何重もの保安検査を経て、福島第1構内に足を踏み入れた。廃炉作業が進む1~4号機がよく見える高台に上がった。炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機の格納容器内部に残る溶融燃料(デブリ)取り出しが廃炉作業の最難関だ。2021年に2号機から取り出しを始めると決めたが、デブリの正確な量やたまっている場所は依然として把握できていない。 1号機は壊れた天井クレーンの放射線量が高くて撤去できず、作業の進行を阻んでいる。3号機は建屋の上に円柱を半割りにしたような屋根を取り付け、使用済み燃料の取り出しを進めている。事故当時、定期検査中だった4号機は原子炉内に燃料はなく、使用済み燃料プールに1535本の燃料があった。東京タワーとほぼ同量の鋼材4000トンで巨大な鋼製架台を建屋の隣に建て、使用済み燃料を全部取り出した。 2号機の真正面に立った。建屋との距離は約100メートル。全身を覆う防護服ではなく薄手のベストを着用し、胸ポケットには線量計を入れた。あとは通常の工場見学と大差ない。敷地内の96%は一般作業服で作業・移動ができるようになった。線量が高い海側のがれきを撤去し、露出した地表にモルタルを吹き付け、厚さ約5センチの鉄板で覆うなどの対策が効いた。 (略) 構内には白と水色の巨大なタンクが林立する。容量は1000~1300トンで一部は2000トンある。11月末時点で約980基。デブリの冷却で生じた汚染水を多核種除去装置(ALPS)に通して放射性物質を除いた処理水が中身だが、除去しきれないトリチウムを含む。22年夏にはタンクで敷地がいっぱいになる。処理水の海洋放出も検討されているが、漁業関係者や近隣国の反発は根強い。 資源エネルギー庁によると、汚染水の発生量は14年5月時点で日量540トンだったのが、18年度には同170トンと3分の1になった。地下水流入で汚染水がかさ増しされるのを減らしたからだ。長さ約30メートルの凍結管約1500本を埋設、マイナス30度の冷媒(塩化カルシウム)を流し周囲の土を凍らせた壁で地下水を遮る。担当者は凍土壁を「巨大なアイスキャンディーをびっしり並べたようなもの」と表現した。凍土壁の配管最上部には真っ白な霜が付いていた。 これまで汚染水や処理水の取材は欧米メディアが多かった。9月に韓国が国際原子力機関(IAEA)総会で日本の汚染水問題を批判した関係もあってか、「最近は韓国メディアの取材が増えている」と東電の木元崇宏・廃炉コミュニケーションセンター副所長は語る。 (略) 福島第2原発はメルトダウンを免れた。4系統ある外部電源のうち1系統が津波後も生き残り、交流電源設備が使用可能だったからだ。だが倒壊した送電鉄塔や津波をかぶり砂まみれで放置されている電源盤を見ると間一髪だったことがうかがえる。 事故発生から8年9カ月。現場を訪れて原発という巨大技術の制御の難しさを、改めて思い知らされた。 全文はサビた排気筒、林立するタンク…福島原発の今
福島第一処理水 海・大気放出軸に3案 影響懸念、白紙にvia 東京新聞
[…] 福島第一では処理水が大量に保管されている。小委はこれまで、浄化処理し切れない放射性物質トリチウムを主に含む水の処分方法として地層注入、水素放出、地下埋設も検討してきたが、この日の事務局案ではいずれも前例がなく、技術的な課題が多いとされた。 また、原発構内での保管は敷地に余裕がなく大幅なタンク増設が見込めず、外部への水の移送も困難と結論付けた。 このため事務局案は、タンク容量が二〇二二年夏にも満杯になるとの前提で、(1)希釈して海に放出(2)蒸発させて大気に放出(3)社会的、経済的影響が漁業に偏らないよう海、大気放出を併用-の三案を有力とした。 複数の委員からは、福島県を中心とした住民らへの影響を懸念する意見が相次いだ。東京大大学院准教授の関谷直也さんと、消費生活アドバイザーの辰巳菊子さんは「社会的影響は大きいと書くべきだ」と主張。水産研究・教育機構中央水産研究所の森田貴己さんは、海洋放出が「より安定的に希釈拡散できる」という表現について「科学的に疑問だ」と指摘した。 会合後、事務局担当者は取材に「きょうの議論だけでは踏み切れない。ゼロベースで考えることになる」と話し、三案に絞った事務局案の見直しを示唆した。 全文
西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”via日刊ゲンダイ
最近はすっかり“安全運転”になっている小泉進次郎環境相だが、就任直後、まず発言に窮したのが福島第1原発の汚染水問題だった。前任大臣が離任直前「海洋放出しかない」と“宿題”を投げ、小泉氏の見解に注目が集まったのだ。敷地内での保管に限界が迫り、海洋放出論は加速している。これに強く警鐘を鳴らすのが、内部被曝を利用したがんの放射線治療に長年携わってきた医師で北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さん。がんと核をめぐる闇を語った。 […] ――自然界にも放射性物質はあるから、放出は安全だという声もあります。 自然界の放射性物質はもともとごく微量で、ほとんどが大気中核実験や原発稼働によって自然界が汚染されて急増したものです。このため放射性物質であるトリチウム(三重水素)は1950年の約1000倍の濃度になっています。汚染水に大量のトリチウムが含まれるから危険なのです。 ――どのように危険なのでしょうか。 トリチウム(半減期は12・3年)はベータ線を出しヘリウムに変わりますが、水素としての体内動態を取ります。細胞内の核の中にも水素として入り放射線を出します。このため、低濃度でも人間のリンパ球に染色体異常を起こすと、74年の日本放射線影響学会で報告されています。ドイツでも原発周辺のがんと白血病の調査をして、子どもに影響があると結果が出ています。 […] ――稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。 日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。 […] ――稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。 日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。 このままでは日本人の3分の2ががん患者 ――日本はどうでしょう。 日本政府もトリチウムが危険だとわかっているからこそ隠してきました。米国は広島・長崎の原爆投下後も残留放射線や内部被曝はないとし、その後の歴史は内部被曝を隠蔽・軽視する姿勢が続いています。がんは50年ごろから世界中で増えています。がんは生活習慣病ではなく生活環境病なのです。 日本では40歳代から死因のトップががん死となりました。このままいけば日本人の3分の2ががんに罹患するでしょう。これからの日本社会は放射線被曝だけではなく、農薬の残留基準値も世界一緩いデタラメな対応と遺伝子組み換え食品の普及による多重複合汚染の生活環境により、健康が損なわれると思います。 ■科学には表と裏、光と影がある […] 全文
汚染水が集水箱から漏れ出たか via NHK News Web
[…] 福島第一原発にある高さ120メートルの排気筒は、事故の際、放射性物質を含む気体が放出された影響で、内部が激しく汚染されていて、周囲の地下には、排気筒の中に降った雨水が漏れ出てきた際にためておく、深さ1メートルのコンクリート製の集水箱が設置されています。たまった雨水は、放射性物質のセシウム137が、1リットルあたりおよそ2000万ベクレル含まれるなど、高濃度の汚染水になっています。集水箱は、水位が40センチを超えると排水ポンプが自動で起動し、専用のタンクに送る仕組みになっていますが、東京電力によりますと、ポンプが起動していない時にも、水位が下がっていたことがわかったということです。水位の低下は、台風19号が接近していた先月11日以降、27日までに8回起きていて、東京電力は、コンクリート製の集水箱に穴が空いている可能性があり、高濃度の汚染水が地中に漏れ出たと見られるとしています。東京電力は、周辺の地下水の放射性物質の濃度には変化が見られず、環境への影響は確認できていないとしていますが、今後、汚染水が漏れ出るのを防ぐ対策を検討するとしています。 全文
福島原発、台風19号で「汚染物質大量流出」の深刻現場(3)高濃度の汚染水が地下へ流れるvia Asagei Biz
[…] 「大雨の影響で、汚染水の量が一時的に約3000トン増加しました。大量の雨水が損傷した原子炉建屋の屋根から内部に入り込み、核燃料を冷やすために循環している汚染水に混ざったようです。東電は『一時的に汚染水は増えるものの、設備に異常はなく浄化処理を続けている』と発表していますが、建屋の水漏れなどを知らせる警報が10件確認されている。これについても『警報器に雨が入り込むなどした誤作動で、汚染水が漏れた形跡はない』と発表。しかし『本当に汚染水は漏れていないのか』と地元では懐疑的な声が飛び交っています」(地元記者) かように、汚染水ダダ漏れの可能性が指摘されているのだ。 だがこの点についても、肝心の東京電力は「汚染水は基準値のまま」とにべもない。 「今回発表した約3000トンという数字は福島原子力発電所1〜4号機の全建屋にたまった合計の数量になります。水かさで言うと平均40センチ程度。いずれも、建屋内に保管できる水量を超えるような数字ではありません。また、警報器は液体全てに反応する仕様です。アラームが鳴るたびに作業員が線量を確認しています。屋内の床面に設置しているため、多少の雨であれば、鳴ることはありません。ですが、今回は大豪雨のために一部の屋内にも雨水が流れてしまい、警報器が作動してしまいました。警報ごとに空気線量と水線量を測ったところ汚染水の基準値ではなかったため、汚染水の漏れはなかったと発表しました」(東京電力広報室) この東電の発表に対し、楽観できるものではないと、ジャーナリストの村上和巳氏が解説する。 「確かに約3000トンの水が建屋やその地下水に流れても、問題なく浄化処理は続けられます。ただ、原子炉内の水の循環は非常に緻密な調整を求められます。建屋内の水量を地下水で調整することで汚染水を外に漏らさない仕組みになっているのですが、3000トンの処理はイレギュラーな量になります。平常時は約170トン程度でしょうから、ふだんの調整とは大きく変わってきます。サジ加減を少しミスしてしまうと、高濃度汚染水がコンクリート擁壁のひび割れを通じて地下に流れてしまうおそれがある。台風の影響で地下水の量も増加するので、今後も警戒が必要です」 かつて「想定外」が何度も繰り返された福島原発事故を彷彿させる、この台風19号の悲劇で、復興への道のりも牛歩のごとく進まないはずだ。あまりにも残酷な現実がここにある。 全文
原発汚染水は海に流さなくてもいい!〜レイバーネットTV(10/23)で衝撃レポートvia レイバーネット
[…] *動画ココカラ ゲストに、浪江からの避難者でもあり、元原発労働者・福島原発刑事訴訟支援者の今野寿美雄さん、おしどりマコ・ケンさんを迎え、司会は堀切さとみさんが務める。 ◆国の不備が元凶ゆえ東電の3人に罪を問えないとの判決 開口一番、今野さん、マコさんたちも、今はオリンピックの時ではないと怒りの声を上げた。 そして、東電の刑事裁判のまさかの無罪判決に話は振られる。マコさんはこの無罪を予測していたという。民事訴訟では、東電の有罪がいくつか出ているが、この刑事訴訟では、あれやこれやの手を打っていなかった国が悪く、東電だけで対策は取れなかったと。無罪にしてほしくなかったけれど、国を飛び越えて3人を有罪にするのは難しかったのではと苦々しげに語る。 ◆亡くなった方たちに顔向けできない敗訴 今野さんは、この判決を聞いて、亡くなった方に申し訳ないという。50代で突然死や病死が続く。彼の上げるお一人一人の様子は、聞いている私の胸にズーンと迫る。 マコさんは、自殺は後追いがあるので報道規制が敷かれたかというくらい報道されなかったと話し、ある住職が自費で新聞折込をしたとか。それには「農薬を身近に置くな」とあった。農村特有の注意喚起である。 「非県民」「反村」という言葉を知っていますか? 原発事故の汚染を語る人や自主避難者、戻らない人を県内、村内に残った人がこう言って非難し、県民を分断していく。今野さんは、なぜこのような分断が起きるのかというと「残った人も被災者である。そういう人たちに補償がないからだ」とズバリ本質をつく。 ◆自主避難者は国土を不当に貶める不届きな人々なのか 実は、東電社長の刑事訴訟判決の2日前に、群馬訴訟の高裁判決があった。自主的避難者に対し2012年以降の避難継続を認めることは、そこに住み続けた人の心情を害し、日本の国土を不当に貶めるものだから容認できないいう驚きの国側の主張があった。今後の各裁判でこのような主張がまかり通っていくのではないかと、危惧しているとマコさん。 ◆福島はいつ収束するのか 福島は300年は収束しないだろうと、今野さん。30年で廃炉にすると言っていたが、8年も経っているのに全く進んでいない。「処理水」というまやかしの言葉を使っているし、トリチウムだけが残ると言っていたのに、核種はさまざま残っている…。 事故が起きたら、何でもありの単位で放射線量がOKになってしまい、とんでもないとさらに怒りは深まる。 ◆金まみれ原発は関電問題の他にも 関電金品授受の説明記者会見場で配られた資料には森山栄治氏がいかにひどい人であったかが縷々書きとめられていたとか。「関電は被害者」の構図だ。そこにマコさんは「死人に口なしと亡くなった人に責任をかぶせて、地元の信頼回復は図れますか」「一人の人が、そんな大金を出せる資産状況かの疑問はなかったのですか」と的を突いき、他の記者たちがその答えを拝借して記事にしたとか。 この金品循環現象が他の立地地域にもなかったのかと疑問が残る。今野さんは、命を狙われるから明言できないがと、原発だけでなく基地やごみ処理場などの迷惑事業では、同じ構図になっているのではとさらりと言う。 何より頭にくるのは、と今野さんは続けて、東電が原電つまり、東海第2原発の再稼働にかかる費用のおよそ半額、2000億円の出資をするという話。すべての避難者の住宅支援は、年間80億円あれば賄えるのに、それは出さずにこの大金をなぜ出すのかと。 更にマコさんは、原発建設の止まっている青森の東通り村に東電は故郷納税をしたので、そのお金はどこから出したのかと鋭く尋ねたと。するとこともあろうに、原発建設費から出ていた。何をか言わんやである。 ◆汚染水は捨てずにためておけが現場の見解。周りは空き地だらけ トリチウムは12年が半減期。だから捨てずに貯めておけというのが、現場の大方の意見。なぜなら、今あるタンクエリアの何倍もの敷地に保管すればいいと、地図を示すマコさん。現場も、世間の放流の空気にいら立っているようだ。みなさん、汚染水は捨てなくていいということだ。 […] 全文