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「通報遅い」「隠蔽体質」 放射性物質漏れ via 読売新聞

「通報が遅すぎる」「隠蔽体質だ」――。J―PARC(東海村)の実験施設で起きた放射性物質の漏えい事故。発生から県への連絡に33時間かかり、大気中に放射性物質が放出されるなど運営体制のずさんさが明らかになり、地元の不信感は高まる一方だ。  「当初の認識が甘かった」「浅はかだった」。25日未明、県庁で行われた記者会見で、斉藤直人・J―PARC副センター長は何度も頭を下げた。  報告の遅れについては「事態の把握が遅れ、認識が追いつかなかった」と釈明した。漏えい事故は23日午前11時55分に起こったが、県への報告は24日午後9時40分になってからだった。これに対して、服部隆全・県原子力安全対策課長は「通報のタイミングが遅すぎる」と語った。  23日午後には、施設内の空間線量や床の放射性物質の濃度がそれまでの10倍に達したことが分かったが、「法律上問題なく、報告が必要な数値ではない」と判断、実験を続けたという。 ◆施設内の空気ファンで排出  会見で特に質問が集中したのが、施設の排気ファンを回し、放射性物質が含まれた空気を大気中に放出したことだった。ファンで換気したのは、23日午後3時15分頃と同5時30分頃の2回。さらに、このファンには放射性物質をこし取る紙フィルターなどが付いておらず、施設内の空気をそのまま外へ垂れ流していた。  「なぜファンを回したのか」と問われると、斉藤副センター長は「換気することで建物内の空間線量が下がるかどうかを検証するため」「中の作業員の安全を考えたのかなと」と苦しい弁明に終始した。  24日午後になって、換気の際に周辺の空間線量の数値がわずかに上がっていたことが判明し、ようやく報告への重い腰を上げた。斉藤副センター長は「周辺住民の皆様への配慮が全く足りていなかった。本当に申し訳ない」と陳謝した。  こうした運営体制に地元住民の怒りは高まった。 全文はこちら。

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