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原発事故―傷痕 今も 失われた日常忘れないで… 福島の“思い”描く via 日本農業新聞

来月11日に東日本大震災から8年を迎える。愛犬との平穏な自給自足の生活、先祖伝来の土地での有機農業……。地震に伴う東京電力福島第1原子力発電所事故によって多くの人が人生を狂わされた。「原発事故の災禍を決して忘れてはいけない」。絵本で映画で、原発事故の風化に危機感を抱いた表現者たちは訴える。 老夫と愛犬 淡々と 絵本ロングセラー  原発事故が奪った、老夫とその愛犬の日常を描いた絵本『ほんとうの空の下で』がロングセラーとなっている。著者は福島県郡山市に住む、イラストレーターのノグチクミコさん(55)。来月11日で東日本大震災から8年。ノグチさんは「原発事故があった時、こういう人が生きていたんだということをたくさんの人に知ってほしい」と呼び掛ける。  絵本のモデルとなった川本年邦さん(享年87)は生前、福島県浪江町で自給自足の生活を営んでいた。物語は、川本さんが小学校や幼稚園で行っていた幻灯機の上映会の様子や愛犬シマとの笑顔あふれる日常から始まる。川本さんは、東日本大震災による原発事故の影響で避難を余儀なくされる。仮設住宅での生活の後、シマを里親に出し、高齢者住宅へ転居した。 (略) 絵本は2017年10月にノグチさんが自費出版し、600冊以上を販売した。雑誌の書評に紹介されるなど各地から反響が相次ぎ、1月から農文協でも取り扱いが始まった。農文協は「川本さんの生き方を全国の人にぜひ見てほしい」とPRしている。  問い合わせは農文協・農業書センター、(電)03(6261)4760。 「14人の声」赤裸々 3月ロードショー  今なお癒えぬ傷を抱えて生きる東日本大震災被災者の証言でつづる記録映画「福島は語る」が完成し、3月2日から公開される。原発事故により故郷を追われ、なりわいを奪われ、分断と偏見に苦しむ姿が映し出される。「元の姿に戻してくれ」。重い肉声が風化にあらがうように響く。  監督は、ジャーナリストの土井敏邦さん(66)。4年をかけ100人を超す「福島の声」を聴き、14人の証言を収めた。  自主避難を強いられた女性、仮設暮らしのお年寄り、故郷も仕事も家族も失った男性……。「銭金はいらねぇから、(故郷を)元の姿に戻してくれ」「こんな狂った人生になるとは夢にも思わなかった」。絞り出すように、吐き出すように、つぶやくように、言葉が紡がれていく。  先祖伝来の農地を受け継ぎ、夫と有機農業を営む女性は、風評被害に苦しんだ。単なる農地ではない。夫で6代目。「先祖が慈しんで大切にしてきた場所」を息子に引き継ぎたいと話す。 (略) 上映時間は2時間51分。公開は3月2日から東京・新宿「K’s cinema(ケイズシネマ)」で。9日からは渋谷「ユーロスペース」他、全国で上映。  全文は原発事故―傷痕 今も 失われた日常忘れないで… 福島の“思い”描く 関連記事:原発被災者の「証言」だけの映画「福島は語る」公開へ via The Sankei News 都内の上映予定は、3月2~15日、新宿K’S cinema(2、3両日、土井さんのトークあり)▽9日から渋谷ユーロスペース(9日、同)▽11日のみアップリンク吉祥寺。詳しくは公式サイト(http://www.doi-toshikuni.net/j/fukushima/)。

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映画「飯舘村 放射能と帰村」4日から新宿で公開 via msn.産経ニュース

(抜粋) 撮ったのは、30年近くパレスチナを取材してきた土井敏邦監督。飯舘村を国土を失った“日本の中のパレスチナ”と位置づけ、故郷や家族を問うことから取材を始めた。震災直後から飯舘村に通い、2作目となる本作では、容易ではない帰村へ向けた問題点に焦点を当てた。 飯舘村で酪農を営んでいた志賀正男さん(75)と長谷川健一さん(59)の2家族は原発事故後、バラバラになり、酪農も廃業。志賀さんは酪農を離れるが、 長谷川さんは「自分の牧場を持ちたい」という長男との暮らしを考える。村の若い母親にとっては、子供を被曝(ひばく)させてしまったことへの悔いは消えな い。健康被害への不安や葛藤(かっとう)、差別…。母親たちは「子供のために飯舘には戻れない」と訴える。 全文は映画「飯舘村 放射能と帰村」4日から新宿で公開

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