Tag Archives: 国際原子力・放射線事象評価尺度

レベル3相当 新しい事故に等しい via 東京新聞

たかが水漏れと侮っていたのだろうか。レベル3。大事故に重なる大事故と言っていい。福島第一原発内で大量の高濃度汚染水が漏れていた。止められる見込みもついていない。国は無責任すぎないか。  これは新しい事故である。  それも、ただの事故ではない。原子力規制委員会は、国際的な尺度(INES)に合わせたこの事故の重大性の暫定評価をレベル1からレベル3まで引き上げる。  レベル3は「重大な異常事象」と定義され、レベル4以上が「事故」ということになっている。 […]  汚染水漏れを起こしたとみられるタンクは、二年前から応急的に導入された「フランジ型」と呼ばれるタイプである。  鋼鉄の板をつなぎ合わせてボルトで留めたもの。つなぎ目はゴムパッキンで埋めてある。水漏れの危険があることは素人にも分かる。近づくだけで人の 命が危険になるような、高濃度汚染水の保管場所とは思えない。二十五メートルプール一杯分もの水漏れを見逃していたずさんな管理体制のこともある。そのう ち、海へ流せばいいと、高をくくっていたのではないか。  国際的な影響も出た。  韓国のアシアナ航空は十月以降、ソウル-福島間のチャーター便の運航を止めるという。このままだと波紋はさまざまに広がりかねない。  溶接型のタンクを一基造るのに数カ月かかるとか、周囲を凍土壁で囲むのに一~二年かかるとか、費用を負担するのは誰かとか、そんな悠長なことを言っている場合ではないはずだ。  内外の不安に対してもっと真剣な危機感を持って対策を急いでもらいたい。レベル3の事故を何とかせねば、レベル7を収拾できるはずもない。 続きは レベル3相当 新しい事故に等しい

Posted in *日本語 | Tagged , , , , | Leave a comment

原子力規制委:福島第1原発汚染水漏れ 事故評価上げへ via 毎日新聞

東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度の放射性物質を含んだ汚染水約300トンが漏れた問題で、東電は20日、漏れる速度から、1カ月近くこ の状態が放置されていた可能性があることを明らかにした。漏れた放射性物質の総量は約24兆ベクレルと推計され、原子力規制委員会は同日、原発事故の国際 評価尺度(INES)で「レベル1」(逸脱)と暫定評価していた今回のトラブルを、レベル3(重大な異常事象)に引き上げる検討を始めた。 レベル3は1997年の東海再処理施設火災爆発事故などが該当する。国内では、福島第1原発事故が最悪のレベル7、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故(99年)がレベル4だった。 原子力規制庁は、東電が、汚染水の漏えい量と放射性物質濃度から全体の放出量を約24兆ベクレルとしたことを受け、暫定評価を再検討。放出量をINESの尺度に照らすとレベル3に相当すると判断した。 関連記事 福島第一、汚染水漏出続く…深刻度引き上げ検討 via Yomiuri online (読売新聞はレベル3(重大な異常事象)ではなくレベル2(異常事象)への引き上げを検討していると報道している)

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , , , | Leave a comment

福島第一、汚染水漏出続く…深刻度引き上げ検討 via Yomiuri online

福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水約300トン(25メートルプール約1杯分)が漏れた問題で、東京電力は20日、地中にしみこむ前に回収できた汚染水は4トンで、さらに漏水が続いていると発表した。 タンクからの汚染水漏れとしては、これまでで最大。東電は、汚染水がしみこんだ土壌を除去するとともに、漏水部分の特定と同型タンク約350基の点検を急ぐ。 原子力規制委員会は、前日に国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)で、下から2番目の「レベル1」(逸脱)とした暫定評価を、「レベル2」(異常事象)に引き上げる検討を始めた。 汚染水漏れが起きたのは、原発事故後に4号機西側の高台に相次いで設置された組み立て式の鉄製タンク(直径12メートル、高さ11メートル)の一 つで、容量は1000トン。タンクには、原子炉建屋から回収した高濃度(1リットルあたり8000万ベクレル)の汚染水が保管されていた。 続きは福島第一、汚染水漏出続く…深刻度引き上げ検討

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , , , | Leave a comment