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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 国連科学委員会
福島原発報告、国連が誤記…「翻訳会社が誤訳」via Yomiuri Online
福島第一原子力発電所事故の影響について、国連科学委員会(事務局・ウィーン)が昨年10月にホームページ上で公表した報告書の日本語版に「(海底の魚の)放射性セシウム濃度が上昇を続けている」という誤記があり、同委員会が訂正していたことがわかった。 (略) この報告書は、同委員会が福島事故の影響を総合的にまとめた 2013年の報告書を踏まえ、その後、14年までに発表された新たな研究成果について検討したもの。13年に福島県沖で捕獲されたアイナメ1匹が、1キ ロ・グラム当たり1000ベクレルを超えていたという14年の研究論文を取り上げ、英語で「高い濃度が持続していた」と記述した。 ところが、この部分は日本語版では「濃度が上昇を続けている」と、風評被害を助長しかねない表現になっていた。論文を発表した水産総合研究センターが昨年11月、誤訳に気付いて同委員会に連絡。同委員会は今年2月3日に訂正した。 全文は福島原発報告、国連が誤記…「翻訳会社が誤訳」
福島原発事故「がん無関係」に反論 神戸の医師が論考発表 via 神戸新聞
原爆被爆者の治療に長年携わる東神戸診療所(神戸市中央区)の郷地(ごうち)秀夫所長が、東京電力福島第1原発事故と甲状腺がんの因果関係は「現時 点では考えにくい」とする国の姿勢に対し、「不都合な5つの事実」と題した論考を25日、福岡県久留米市で開かれる日本社会医学会で発表する。 福島県民健康調査によると、検査対象となる事故当時18歳以下の約38万5千人のうち、今年3月までに103人の甲状腺がんが確定している。福島県の検討委は「現時点で事故の影響は考えにくい」とし、国も追認している。 郷地所長は、事故の影響は考えにくいとする国側の根拠を(1)放射線汚染度の異なる福島県内の4地域で甲状腺がんの発生率が変わらない(2)チェルノブイ リの甲状腺がんは4歳以下に多発したが、福島で5歳以下はいない(3)福島の子どもの等価被ばく線量は10~30ミリシーベルトと低い-など五つに整理し た。 その上で、国側の主張と矛盾する複数の研究報告を検討。その結果、(1)甲状腺がんの発生率を、県が比較した「避難区域」「浜通り」 「中通り」「会津地方」の4地域から市町村別に変えると、福島県の西側3分の1では発生がないなど、明らかに差異がある(図)(2)国連科学委員会の報告 では、チェルノブイリ事故で4歳以下の甲状腺がんが多発したのは5年目以降(3)国の測定方法は、本来個人のリスク評価には使わない方法を採用しており、 不確実性が高い-など五つの根拠すべてに疑問を投げ掛けている。 続きは福島原発事故「がん無関係」に反論 神戸の医師が論考発表
国連科学委報告書「信頼性低い」 via 大分合同新聞
世界保健機関(WHO)の元スタッフで東フィンランド大のキース・ベイバーストック博士が20日、東京の日本外国特派員協会で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の健康への影響について国連科学委員会がまとめた報告書は「信頼性は非常に低い」と批判した。 (略) 報告書について、公表の時期が遅い上、不確かなデータで被ばく推計値を算出したにすぎず「国際機関としての責務を果たさず、内容は科学的でない」と述べ、手法に問題があるとの考えを示した。 全文は国連科学委報告書「信頼性低い」
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<UNSCEAR in 郡山>国連科学委員会「福島第1原発事故で、がんの発生率は増加しない」via みんな楽しくHappyがいい
国連科学委員会(UNSCEAR) いかにも世界最高峰の科学者が集まった権威ある委員会のような印象を持つネーミングですが、 国連科学委員会(UNSCEAR)は、世界最大の原子力マフィアの集団ですので、 だまされないようにご注意ください! […] 説明会には、郡山市の職員や小中学校の教員などが参加しました。 […] 国連科学委員会(UNSCEAR) 「福島の原発事故による日本国民への 直接的な健康リスクあるいは健康被害は無いとみております」 UNSCEARレポート10/1ドイツ放送(日本語字幕) ↑ドイツで放送された番組の動画と文字起こし アレックス・ローゼン博士: UNSCEARにいる多くの科学者は、各国の原子力機関、原子力規制機関、 世界中で原子力を促進するIAEO(=IAEA、国際原子力機関)などでキャリアを積んだ者や、 原子力発電所をつくり、運営することで成り立っている企業のメンバーなのです。 <4>IAEA誕生 “IAEAとICRP”12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し) ハミルトンとともに1936年に白血病患者に放射性物質を静脈注射した医師ロバート・ストーンが、 放射能の安全基準を定めるICRPの幹部となり、 国連の世界保健機関(WHO)で放射能被曝問題の最高顧問となった。 さらにこれらと連動する形で、国際放射線影響委員会(UNSCEAR)が、 チェルノブイリ原発事故から現在まで、世界的な被ばく容認の組織として機能する母体となってきた。 「非常に本当に深刻です」白石草氏5/26被災者を取り組む現在の状況(内容書き出し) しかも議論の中で、「健康影響は無い、ほぼ無い」という事を、 「ほぼ無い」というか、その会議は「無い」という形になっているんですけれども、 4月2日に国連の科学委員会というUNSCEARというところが報告書を出していまして、 ここではですね、この報告書はちゃんと読むと別に「健康影響は無い」とは書いていないですし、 それから日本が今議論している1080人の初期のこの実データよりも、 もっともっと高い被ばく線量を推測して出しているんですけれども、 なんか表面的なプレスリリースというのを出しているんですね。 プレスリリースには「健康影響はなさそう」みたいなことを書いてあって、 それを利用して、この会の中では「もう健康影響はでないよ」というようなムードになっております。 とにかく、とても問題という形になっています。 もっと読む。 当サイト既出関連記事: 上昇予測していない 原発事故によるがん発生率で国連科学委 via 福島民報
国連科学委議長:低線量被ばく「がん発生率に影響せず」via 毎日新聞
東京電力福島第1原発事故の健康影響について報告書をまとめた国連科学委員会のカールマグナス・ラーソン議長が30日、東京都内で記者会見した。長期の低線量被ばく影響を懸念する声があるが、「今ある情報をもとに判断すると、がんの発生率に影響しない」と語った。 続きは国連科学委議長:低線量被ばく「がん発生率に影響せず」
原発事故に伴う住民の健康管理〜国連科学委報告もとに対応へ via Our Planet TV
(抜粋) 今回のの会合は、4月2日に公表された国連科学委員会(UNSCEAR)報告書を受けて急遽開催されたもので、長瀧氏の意向を受け、UNSCEARの報告 書の理解を深めることが狙い。会合では、まず放射線医学総合研究所放射線防護研究センターの酒井一夫センター長が、UNSCEAR報告書の概要について説 明した。 公衆の被ばく線量評価では、「食品による内部被曝の寄与が大きく、避難区域以外の福島県の乳児で50mGyと評価された甲状腺被曝量の3分2は食品による もの」と推計されていることを説明。しかし、実際の被ばく線量の測定結果と比べ、過大評価になっている可能性もあると指摘した。また、計画的避難区域の住 民は、「避難したことによって、被ばく量を10分の1に低減できた」としている。 健康影響については、しきい値なしの直線モデルに基づくリスクモデルでは「がんのリスクが若干上昇することが示唆されるが、その上昇は日本人の支援発生に よるがんの罹患リスクに比べて小さく、検出できないと考える」と結論づけていることを紹介。甲状腺がんについても、「発生率が上昇する可能性はある」とし ながらも、チェルノブイリ事故と比較すると線量は低く「大幅に増加するとは予想されない」と解説した。 [参考] 配布資料 議題および委員名簿 http://www.ourplanet-tv.org/files/140424-01.pdf 座席表 http://www.ourplanet-tv.org/files/140424-02.pdf 資料1−1(UNSCEAR 2013報告 AnnexA) http://www.unscear.org/docs/reports/2013/13-85418_Report_2013_Annex_A.pd… 資料2 http://www.ourplanet-tv.org/files/140424-03.pdf 酒井一夫センター長提出資料(放射線医学総合研究所) http://www.ourplanet-tv.org/files/140424-04.pdf 【参考資料】 「UNSCEAR2013報告」付録C 仮版(Studyさん作成) *公衆の被ばく線量評価 http://www.ourplanet-tv.org/files/UNSCEAR2013_APPENDIXC_study2007.pdf 「UNSCEAR2013報告」付録E II.C 和訳(Fukushima Voice) *健康影響についての委員会のコメント内の甲状腺癌関連パラグラフ和訳 http://fukushimavoice2.blogspot.jp/2014/04/unscear-2013-e-iic.html 【過去の会議動画&記事】 住民ら「結論ありきのメンバー」と批判〜環境省健康調査専門会議(2013年11月1日) http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1670 第1回住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(2013年11月11日) http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1675 第3回 住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(2014年2月26日) … Continue reading
国連科学委議長に聞く(前編)=低線量被ばく論議はさらに半世紀続く via The Wall Street Journal
5月末、国連科学委員会(UNSCEAR)は、ウイーンの本部で記者会見を開き、福島の原発事故による健康への影響について、「健康にいかなる差し迫った 影響も及ぼさなかった」と発表した。今年秋に発表する報告書のドラフトに基づいたものだが、今後も、住民や大半の原発作業員への健康面での影響が認められ る可能性は低いという。 研究は、世界18カ国の科学者80人余りによって、日本政府や国内外の科学機関、国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)などの国際 組織から集めたデータを基に行われたが、周辺住民らの被ばく線量は総じて(非常に)低く、今後、健康に影響が出るリスクも低いというのが、UNSCEAR の見解だ。 だが、放射性ヨウ素131など、データの不足や、低線量被ばくが健康に与える影響自体が今も解明されていないといった問題もある。6月7日付の本 コラムでは、低線量被ばくに詳しいコロンビア大学医学大学院のデービッド・ブレナー教授(同大学放射線医学研究センター所長)に上記研究に関する見解を 語ってもらったが、今回は、報告書の議長役を務めるヴォルフガング・バイス博士(ドイツ連邦放射線防護庁・放射線防護健康局責任者)に話を聞いた。前・後 編にわたって、リポートする。 ――低線量被ばくは中・長期的影響が問題なのに、UNSCEARのプレスリリースのタイトルにもあった「No Immediate Health Risk(健康にただちに影響はなかった)」という表現は誤解を招きやすいという指摘もある。 まず、放射線防護には「deterministic effect(確定的影響)」と「stochastic effect(確率的影響)」がある。確定的影響とは、高線量被ばくにより、短期間で健康に及ぶ深刻な影響のことだ。(ベータ核種が肌に付くことによる) ベータ線熱傷、つまり、やけどなどが一例である。だが、専門家でないと、確定的影響などと言っても分からないと思ったので、「ただちに影響がない」という 表現にした。 「ただちに」という言葉が表す期間、つまり、確定的影響が生じるまでの期間は、通常、数週間である。たとえば、ベータ線熱傷にかかった場合、手術 で、高線量の影響が及んだ組織を取り除かねばならない。致死的な線量を浴びれば、数週間から数カ月で死ぬ。「tissue(組織)」に影響が出ることか ら、ここ数年、確定的影響と言う代わりに「組織的影響」と表現する専門家も出てきた。 次が低めの線量による被ばくであり、放射線で、一定の種類のがんになるリスクが高まる。たとえば、ヨウ素131などを吸い込んだり、ヨウ素131が入った牛乳を飲んだりすると、そのヨウ素が甲状腺に集まり、一定のレベルに達すると甲状腺がんになることがある。 (確率的影響の)影響が生じる期間は、年単位、あるいは何十年単位だ。チェルノブイリ事故では、4~5年たったころから甲状腺がんが発症し、 (27年後の)今でも進行中だ。他の種類のがんの場合、発症までに20~40年かかることもある。だからこそ、生涯を通じて健康調査を続けねばならない。 広島や長崎の被爆者の場合もそうだ。6万人の被爆者が存命しているが、現在も、がんの発症が見られる。そのため、被爆していない同様の集団と比べることで、被爆者のモニタリングを続けている。 (略) とはいえ、住民の健康状態はフォローし続けねばならない。だから、この調査を実施しているわけだが、これは防護タイプの対策ではなく、(低線量被ば くリスクの程度を)再確認するための対策である。住民は、10~20年後に影響が出るのかなど懸念を持っており、知りたがっているからだ。われわれは、影 響が実証可能とは思わないが。だから、この調査は、科学的視点によるものではなく、社会的視点から実施する必要があるものなのだ。 ――先日、話を聞いた低線量被ばくの専門家いわく、リスクを検知できないことと、リスクがないこととはまったく違うというが。 この問題は50年前から議論されており、今後半世紀にわたって議論され続けるだろう。というのも、3つの学派が存在するからだ。まず、低線量被ば くは健康に有益だとする説。次が、フランス学士院に代表される、低線量被ばくのリスクはいっさいないとする一派だ。3つめが、リスクは、「しきい値なし直 線仮説」(注参照)で考えられているレベルよりもはるかに高いとする説である。 現在、防護の点から、リスクの過小評価や過大評価を避けるべく、リスクは(線量に応じて)直線的だという「しきい値なし仮説」を取ることが最も賢明だとみなされているが、3つめの学派は、この仮説が間違っていると主張する。 実際、細胞や組織を使った生物学的実験では恩恵もリスクも見られるが、今のところ人間への影響は証明されていない。これがポイントだ。放射線から 防護しなければならないのは細胞や組織でなく人間だが、被ばく線量が100ミリシーベルトを大きく下回った場合の人間へのリスクは、いまだ実証されていな い。 注:Linear … Continue reading
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福島第1原発事故:国連報告書「福島県健康調査は不十分」via 毎日jp
東京電力福島第1原発事故に よる被ばく問題を調査していた国連人権理事会の特別報告者、アナンド・グローバー氏の報告書が24日明らかになった。福島県が実施する県民健康管理調査は 不十分として、内部被ばく検査を拡大するよう勧告。被ばく線量が年間1ミリシーベルトを上回る地域は福島以外でも政府が主体になって健康調査をするよう求 めるなど、政府や福島県に厳しい内容になっている。近く人権理事会に報告される。 報告書は、県民健康管理調査で子供の甲状腺検査以外に内部被ばく検査をしていない点を問題視。白血病な どの発症も想定して尿検査や血液検査を実施するよう求めた。甲状腺検査についても、画像データやリポートを保護者に渡さず、煩雑な情報開示請求を要求して いる現状を改めるよう求めている。 また、一般住民の被ばく基準について、現在の法令が定める年間1ミリシーベルトの限度を守り、それ以上 の被ばくをする可能性がある地域では住民の健康調査をするよう政府に要求。国が年間20ミリシーベルトを避難基準としている点に触れ、「人権に基づき1ミ リシーベルト以下に抑えるべきだ」と指摘した。 このほか、事故で避難した子供たちの健康や生活を支援する「子ども・被災者生活支援法」が昨年6月に成立したにもかかわらず、いまだに支援の中身や対象地域などが決まっていない現状を懸念。 続きは 福島第1原発事故:国連報告書「福島県健康調査は不十分」 当サイト既出関連記事:国連科学委員会:福島第1原発事故「明確な健康影響ない」via 毎日jp
国連科学委員会:福島第1原発事故「明確な健康影響ない」via 毎日jp
東京電力福島第1原発事故による周辺住民の健康影響を調べている国連科学委員会は 27日までに、事故後1年間の甲状腺被ばく線量を推計し、原発から30キロ圏外の福島県の1歳児は最大66ミリシーベルト、30キロ圏内にいて避難した ケースでも最大82ミリシーベルトとする報告書案をまとめた。「被ばく線量は少なく、健康への明確な影響はないとみられる」としている。 続きは 国連科学委員会:福島第1原発事故「明確な健康影響ない」