Tag Archives: 原発ADR

「避難指示遅れて被曝」福島県民29人が国と東電を提訴 via 朝日新聞

[…] 福島第一原発の事故後、原発20キロ圏内の住民には避難指示が出たが、20キロ圏外の飯舘村は対象外だった。同村には事故直後の風向きなどの影響で多くの放射性物質が運ばれたが、政府は事故1カ月後の4月まで同村に避難方針を打ち出さなかった。  原告らは訴状で「高線量だと正しく知らされていれば、早期に避難でき被曝しなかった」と指摘し、国や東電の対応不備を訴えている。  この日の会見で、飯舘村から福島市に移り住んだ原告の菅野哲(ひろし)さん(72)は「健康不安をずっと持っている」としたうえで、「けじめをつけないと死んでも死にきれない。福島の現状を広く国民にわかってほしくて東京地裁に提訴した」と話した。国は「コメントは控える」。東電は「真摯(しんし)に対応する」とした。  原告を含む約3千人は2014年、被曝への慰謝料などを求めて国の原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に申し立てたが、東電が和解を拒否し打ち切りになっている。(新屋絵理)

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福島第1原発事故:精神的賠償 浪江町和解案受け入れ方針 via 毎日新聞

東京電力福島第1原発事故に伴う精神的賠償の増額を求めている福島県浪江町は26日、1人当たりの賠償額を月5万円増やして15万円にするとの、国の原子力損害賠償紛争解決センターが示した和解案を受け入れる方針をセンターに伝えた。 申立人約1万5600人の98%が受け入れに同意した。これにより、対象の2年間で賠償額は200億円超増えるとみられる。 国の中間指針による精神的賠償は10万円で、東電広報部は「指針と和解案とを整理する必要があり、慎重に対応したい」としている。回答期限は30日。 町は代理人となり昨年5月、月35万円の精神的賠償を求め、センターの和解仲介手続き(原発ADR)を申し立てた。 続きは福島第1原発事故:精神的賠償 浪江町和解案受け入れ方針 関連記事:浪江町が和解案受け入れ 原発事故の慰謝料、月5万円増額 via 日本経済新聞 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は2011年8月の中間指針で、慰謝料を1人当たり月10万円と定めていた。和解案は「避難生活の精神的苦痛 は、指針が作られた時点よりも深刻化している」として、少なくとも事故から1年後の12年3月11日から今年2月末まで、月5万円の増額を提示した。75 歳以上は、さらに月3万円増額する。町民側は月25万円の増額を求めていた。 申し立ては昨年5月で、町民の約7割に当たる1万5546人が参加した。今月24日時点で、1万5358人が和解案に同意している。

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東電VS社員:原発ADRが泥沼化 via 毎日新聞

◇和解拒否が1カ月で6件 提訴は2件 福島第1原発事故の賠償を巡り、東京電力が先月26日までの1カ月間で新たに6件、国の原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が提示した和解案を拒否していることが分かった。すべて東電社員と家族の申し立て事案で、訴訟に発展したケースも先月だけで2件あり、他の社員も提訴を検討している。社員と会社が対立する異常な事態は、ますます深刻化している。【高島博之】 関係者によると、東電による和解拒否で原発ADRの手続きが終結した件数は3月26日現在21件。すべて社員や社員の家族への賠償を命じる和解案を、東電が受け入れなかったためだ。同種事案は原発ADRが設立された2011年8月から今年2月25日までの約2年半で15件だったが、東電は1カ月で6件の和解案を拒否したことになる。 3月4日には45歳の男性社員が福島地裁に、同10日には23歳の男性社員が東京地裁に、それぞれ訴訟を起こした。 (略) 男性によると、社員差別とも言える会社の対応に、職場を去る若手が相次いでいる。同期入社の友人は「人を人として見てくれない会社で働けない」と言い残して退社した。「会社を訴えてまで賠償を求めるべきか」。男性は悩んだが「声を上げられない他の社員のためにも、責任を認めさせたい」として提訴を決意した。代理人の中川素充弁護士は「東電や国は、背後に声を上げられない多くの社員がいることを考えるべきだ」と話す。 他の複数の弁護士によると、他にも少なくとも2人が訴訟準備を進めている。労使の対立とも言える構図だが、東京電力労働組合の動きは見えない。東電労組は取材に対し「賠償は個人の問題なので組合として会社と交渉する予定はない」としている。 全文は東電VS社員:原発ADRが泥沼化

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