Tag Archives: 反原発運動

市民の運動が原発止めた 日・露が輸出、ベトナムでの計画 現地で反対運動、吉井美和子氏が講演 via 京都民報WEB

日本とロシアが受注したベトナムの原子力発電所の建設計画が、2016年11月に白紙撤回された背景を学ぼうと、現地で原発反対で奔走してきたベトナム研究者の吉井美和子・沖縄大学教授を招いた講演会が5月24日、京都市中京区のハートピア京都で開かれ、市民ら50人が参加しました。市民環境研究所とフリージャーナリストの守田敏也さんが主宰する「世界とつながる公開秘密会議」の主催。 ベトナム政府は前首相時代の09年、国会でニントゥアン省(中部)に計4基の原発建設計画を承認。ロシアが2基、日本は民主党政権時代に官民一体の売り込みの末、2基を受注。14年に着工予定でした。ところが「3・11」以降、安全性への疑念が高まり、津波の影響を考え、陸側への移動やかさ上げで費用がかさむことから、延期を重ね「経済的理由」での撤回を表明しました。 吉井氏は、白紙撤回の背景に、前首相による政府批判に対する厳しい弾圧の中、勇気ある知識層や文化人による署名行動、建設地に住む先住民族の反対運動などがあったことを紹介。 自身もベトナムで、福島からの避難者の生活や放射能汚染の実態を執筆したり、大学などで講演。海外に住むベトナム人研究者による原発反対の発言などの広がりを語りました。 (略) 守田氏は、「市民の運動が原発建設を止めた。日本で再稼働を止める影響はますます大きい。声を上げ続けよう」と呼びかけました。 全文は市民の運動が原発止めた 日・露が輸出、ベトナムでの計画 現地で反対運動、吉井美和子氏が講演 

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大飯原発再稼働に市民が抗議 via 人民新聞

大飯原発4号機が5月9日、再稼働された。関西電力の原発は、高浜3、4号機と大飯3号機に加え、大飯4号機の再稼働で、福井県内4基が同時に動くことになった。大飯原発うごかすな!実行委員会は「原発は、人の手におえる装置ではありません。再稼働阻止、原発全廃の行動に起ちましょう」と呼びかけ、再稼働当日、原発ゲート前で抗議集会が行われた。参加したWさん(12年「オキュパイ大飯」参加)と、加藤さん(福島原発事故による放射能のため京都へ避難)に感想を書いてもらった。(編集部・村上) 1)ゲート封鎖の記憶が蘇る w(革命家) この日僕は、約6年の時を経て再び大飯原発と対峙した。 忘れもしない2012年6月、36時間にわたって大飯原発のゲートを封鎖した記憶が蘇る。あの日を共にした同志との再会に加え、新たな仲間も集結して100人。6年前のように休日の再稼働であれば、この数は大幅に増えていたことだろう。 平日というハードルに加えて現地行動を阻むものに現場へのアクセスの悪さがあるが、これは送迎バスの運行によって解消。さらに街宣車の先導や、シュプレヒコールのプリント配布など、各人の経験と活躍が光る。 そして今回最も印象的だったのが、全体を包む「柔らかでポジティブな雰囲気」だ。一気に力を出し切って燃え尽きることがないよう、急がず、止まらず、誰でも笑顔で受け入れる。その背中に、脱原発を実現するまで決して諦めず、活動の火を灯し続けるという覚悟を感じる。 […] (2)避難者として切なる声を 加藤(福島から京都に避難。原発賠償関西訴訟原告) 25名を乗せた大飯原発行き貸切バスは8時45分、京都駅を出発した。右手に見えていた琵琶湖が見えなくなると同時に、美しい緑の山々が現れ、トンネルを抜けると、静かな塩浜海水浴場が現れた。 私たちは、人気のない塩浜海水浴場からシュプレヒコールをしながら大飯原発ゲートまでを歩いた。 ゲート前には柵と警官がミルフィーユのごとく何重にも重なり、私たちの行く手を阻止すべく立ちはだかっていた。 口火を切ったのは地元の僧侶。95名が集結したことへのお礼とともに、原発再稼働反対への強い意志を熱く語った。「ふるさとを守る高浜・おおいの会」代表は、おおい町で反原発の町議が誕生したことや、美浜町には3人の反原発町議がいることなど、希望を感じる話をされた。 私は避難者として、「福島の事故は終わっていない。事故の原因究明も後始末もできない原発を動かしてはいけない」と、福島生業訴訟判決の際に配布された「福島切り捨てNО」の文字を掲げ、再稼働反対のアピールを行った。「大飯原発うごかすな!」「原発いらない!」―私たちの切なる声を、国境を越え、時空を超え、人々のDNAにしっかりと刻んでいきたい。     全文

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月刊紙 原発の危険訴え 「はんげんぱつ新聞」創刊40年 via 毎日新聞

原発に反対する各地の活動や、原発に絡むさまざまなデータを伝える「はんげんぱつ新聞」が今月、創刊から40年を迎えた。B4判4ページの小さな月刊紙だが、30年にわたって編集長を務める西尾漠さん(71)は「原発に反対する人にとって、情報交換や必要な知識を得る場になってきた」と振り返る。【安高晋】  創刊は1978年5月。その4年前、原発をつくる自治体に国が交付金を出す制度ができた。「国が原発推進の前面に出るようになった。各地で別々に反対の声を上げていた住民から、仲間が必要という声が上がった」ときっかけを語る。  西尾さんはもともと広告制作会社で勤務していたが「大手の広告会社が原発反対運動に関わる住民の人脈図を電力会社に提供するといった、業界の内情を見聞きして、疑問に感じた」。集会で、在野の科学者として脱原発運動を理論的に支えた故・高木仁三郎さんと知り合い、編集に携わるようになった。  集会や訴訟、首長選挙を通じて反原発を訴える各地の住民に、自ら経過や思いを書いてもらった。高木さんや西尾さんらが客観的なデータを基に原発への疑問を指摘する記事も毎号載せた。世界の実情などデータの分析には図表を多用した。  島根原発の反対運動を続ける芦原康江さん(65)は「うちと同じようにそばを活断層が走る地域では、住民が行政や電力会社にどう訴えているかなど、常に参考にしてきた」と語る。発行部数は約2000部だったが、86年のチェルノブイリ事故後は申し込みが相次ぎ、倍増したという。  大津波が起きた93年の北海道南西沖地震や95年の阪神大震災の後の記事では、地質学者が「今後大津波がどこかの原発を襲う恐れも決して皆無とは言えない」と警告。東日本大震災の直前に発行された号では「福島原発は『40年超運転』という未曽有のリスクをはらんだステージへなだれこもうとしている」として、廃炉を見据えた将来を考えるイベントの開催を告知していた。それでも事故は止められず、悔しい思いは残る。ただ「この40年の間に持ち上がった新設計画は軒並み止めてきた。それなりの役割を果たせたかな」とも振り返る。  年間購読は3000円。 続きは月刊紙 原発の危険訴え 「はんげんぱつ新聞」創刊40年

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原発ADR打ち切り/改めて問われる迅速な解決 via 河北新報

 原子力損害賠償紛争解決センターは、東京電力福島第1原発事故の賠償を巡る東電と被災者の和解を仲介する公的機関だ。業務規定の第1条には「迅速かつ適正な解決を図る」と記されている。 その最大の設立目的が大きく揺らぐ事態と言えるのではないだろうか。 福島県浪江町の町民約1万5千人が集団で申し立てた和解仲介手続き(ADR)の結末だ。月額慰謝料を1人5万円を上乗せして15万円とする和解案を、東電が6度にわたって拒否したのを受け、センターは4月、ついに和解仲介手続きを打ち切った。 (略) 申し立ては、町が代理人となる異例の形で行われた。原発事故に伴い、長期にわたる全域避難を強いられた町民全員の救済を図るための方策だった。7割を超える町民が参加したのは、個人で申し立てることの負担がいかに大きいかの裏返しでもある。 (略) 和解案を拒否し続けた東電の対応は理解できない。「一人一人の個別事情に基づく審理を依頼していた」との主張は、和解案の趣旨を無視しているとしか言いようがない。「中間指針を超える一律賠償は何が何でも認めない」との態度が透けて見える。 「不誠実な対応だ。加害者としての意識がひとかけらもない」という馬場有浪江町長の憤りはもっともだ。 さらに重大なのはセンターが役割を放棄する形となった点だ。馬場町長は「スピーディーに解決する機関ではなかったのか。その設置目的は根底から覆された」と語った。 (略) 申し立てた町民のうち846人が今年2月末までに亡くなっている。 (略) 内堀雅雄知事が「コメントは差し控える」と述べるなど、福島県も国も動こうとしないが、膨大な仲介手続きの一事例として片付けていい問題ではない。制度の限界や見直しの必要性を早急に議論することが求められている。 全文は原発ADR打ち切り/改めて問われる迅速な解決 

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原発マネーを拒否!「私たちの島は汚させない」山口・祝島、36年目の闘い via 週刊女性PRIME

 原発の新設に36年、抗い続けている地がある。山口県上関町の祝島だ。豊かな海に浮かぶ、周囲約12kmのハート形の島。その集落の目の前、約3・5km対岸の田ノ浦を、中国電力(以下、中電)は上関原発の予定地とする。 だから祝島の人々は、総数1000人を超えた当初から400人を切った現在まで、一貫して約9割が反対の声をあげる。 この3月末も、山口県漁協の祝島支店(旧祝島漁協)として、上関原発を建てるための漁業補償金の配分案を否決。18年前から9回目の受け取り拒否だ。 「この漁業補償金は、これからも拒否し続ける。私らは海で育って、海で仕事をして、みなさんに魚を届けるのが誇り。原発を建てては絶対にダメだ。福島の事故が証明しているでしょう」 (略) 『漁業権とはなにか』(熊本一規、日本評論社)によれば、「漁業補償金が支払われるのは、事業者が不法行為を犯すことを回避するために補償契約を結んだうえで工事にかかる必要があるから」といえる。 漁業権は財産権だ。それに損害を与える埋め立て事業は、補償せずに進めれば不法行為となる。だから事前に補償し、侵害行為について同意を得て、始めなければならない。その手続きが補償契約だという。 ところが、上関原発の予定地周辺の旧8漁協のうち祝島漁協は、1982年の計画浮上当初に賛成を表明した組合長をリコール。漁業者は以降、原発反対を決議する形でそれぞれの意思を示し、補償交渉にも応じなかった。 前出・岡本さんによれば、上関原発の原子炉建設予定地は南岸が岩礁で藻場があり、親魚が産卵し稚魚が育つ場。取水口や放水口近くも好漁場だ。だが「海が埋め立てられ、原子力発電所が建設、運転されると、これらの漁場が失われる」(後述する裁判での岡本さんの意見陳述書より)。 すると中電は’00年4月、8漁協と個別にではなく、8漁協で構成する共同漁業権管理委員会(以下、管理委員会)を相手に、漁業補償契約を締結した。祝島を含む8漁協への補償を、一気にすませる算段だったと思われる。 だが、祝島漁協は5月、管理委員会から振り込まれた前期支払い分を即返金する。’08年の後期支払い分も受け取りを拒んだ。ただ、祝島漁協は、’06年の合併で山口県漁協(以下、県漁協)祝島支店となっていた。 そのため後期支払い分は県漁協の本店が保管。以降、原発に関わる大事な手続きである漁業補償が、漁業者の内紛に矮小化されていく。 ’09年2月と’10年1月、県漁協の本店幹部が祝島へ来島。 「祝島漁協が管理委員会へ返した前期支払い分は法務局へ供託されており、’10年5月までに取り戻さないと国に没収される。取り戻すか?」 祝島支店の組合員に、そう言って採決を迫ったという。「取り戻さない」が多数という結果だったが、本店は取り戻した。祝島分の補償金約10億8000万円は全額、現在も本店が保管する。 (略) 祝島の人は普通のおじちゃん、おばちゃんだ。難しい言葉を巧みに使う人が現れて、専門用語を言ってもわからない。一方で、言葉に偏重しない情報の収集・分析力がある。 風や潮を読み海とともに生きる暮らしや、乳児・高齢者・動植物をケアする経験から培うのだろう。だから言葉にだまされにくい。 例えば漁業補償の問題は、語られる難しい言葉はわからなくても、語り手の「死んだ魚のような目」(50代女性)などから「何かオカシイ」と感知する。抗いは、そこから始まるのだ。 翌3月、祝島支店の過半数の正組合員31人は「補償金は受け取らない」と1人1枚の書面で表明し、押印して本店へ提出。 「あれから私も県漁協の定款規約を勉強した。請求しても集会前には規約は交付されなかったが、読むと、あの集会で本店が、規約に反して議長の決め方に介入したことがわかった」(清水さん) 本店に協力的な人が議長に就く流れができ、あの採決に至ったのだ。原発推進側は、強行突破で既成事実化を進め、抗う人々をあきらめさせて事後承認させようとしていた。 (略) そのころ、中電社員が3人、4年前から社名を隠して毎月のように来ていたと発覚。だまされていた宿の関係者はこう悔しがる。 「NTTの人だと思っていたら、あれは中電の人だという人がいて。それで名刺を見せてと言うと、出さん。会社の電話番号を聞くと、やっと言ったのは下関の番号。実際は上関の事務所から来ていた。  漁協の集会のたびに補償金受け取り賛成が増えて、オカシイと思っとった。金で切り崩したんでしょう、3人は夕方になると弁当持って仕事に出かけとったから」 ’17年5月には、祝島支店の集会で、補償金受け取りの是非を事実上問う採決が抜き打ち的に図られた。騒然となり採決しないで終了したが、翌6月にも採決が強行され、ついに司法へ持ち込まれた。 山口地裁岩国支部は12月、この書面による採決は「違法で無効」と開票を禁じる決定をした。受け取りを拒む組合員の主張は認められたのだ。 前運営委員長の恵比須利宏さんは、こう話す。 「補償金は、もらわないのがいちばんいい。この問題は第2次安倍政権から。現首相を辞めたら、なくなるだろう」 全文は原発マネーを拒否!「私たちの島は汚させない」山口・祝島、36年目の闘い 

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芦浜海岸の原発を巡る人々描く、TOKYOハンバーグ&The Stone Age合同企画 via ナタリー

TOKYOハンバーグとThe Stone Ageによる合同企画「夜明け前、私たちは立ち上がる。」が、5月16日から20日まで東京・サンモールスタジオで上演される。 The Stone Ageの鮒田直也が脚本、TOKYOハンバーグの大西弘記が演出を手がける本作では、三重・芦浜海岸にある原子力発電所の建設計画や、それを巡る人々の姿が、ある女性の視点を通して描かれる。ウミガメや船、人々のシルエットがデザインされたチラシには「20年後の夏のはじまりも、この浜辺にウミガメが帰ってこれるようにせなあかん。」とキーワードが記された。 続きは芦浜海岸の原発を巡る人々描く、TOKYOハンバーグ&The Stone Age合同企画

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戦争も原発も根は同じ犯罪だ~ダニー・ネフセタイさん、森松明希子さん via レイバーネット

 埼玉県秩父に住むイスラエル人、ダニー・ネフセタイさん(61/写真)を招いた講演会が2月11日、大阪市生野区の大阪聖和教会であり、70人であふれ返った参加者が「平和」について共に考えた。東京電力福島第1原発事故で大阪市に母子避難している森松明希子さん(44)もゲスト出演。ダニーさんとの対談や会場からの活発な意見交換もあり、安倍晋三政権の下、原発事故がなかったことにされようとする動きを強く批判した。つるのはしマルシェ実行委員会主催。 ●「国のため、しょうがない」と思わされ 家具職人のダニーさんは、さまざまなジョークを交えて参加者を笑いの渦に巻き込みながら、しかし危うい世界情勢をスライドを交えて説明した。2016年11月の福岡講演を報告した拙文と重複する部分は極力省略しよう。未読の方は以下を参照していただきたい。 http://www.labornetjp.org/news/2016/1219hayasida (略) ダニーさんの友人が昨年5月に伝えてくれた、就職活動中の女子高生たちには考えさせられるものがあった。シューティングゲームにいそしんでいる後ろ姿の写真だ。自衛隊朝霞駐屯地(埼玉県朝霞市など)を訪れた一行に、作戦内容や敵戦車撃滅指示が出され、彼女たちはゲームに没頭する。戦争を身近なものとして理解させる効果がありそうだ。自衛隊も大手企業も、就職先として同列なのかもしれないが、ドローンによって遠隔地からボタン一つで「敵」を殺傷できる現代の戦争である。こうしたゲームがゲームにとどまらない感覚マヒにつながらないかと心配してしまう。 (略) 「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。(中略)しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、民主主義であれファシスト独裁であれ議会であれ共産主義独裁であれ、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。(中略)とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者が愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」 (略) ●内部被曝を無視する再稼働の恐怖 「3・11」以後、ダニーさんは戦争と原発の共通点を感じ始めた。それは、カネ。「カネになるならやる。ならなければやらない。とても単純」と告げる。 昨年100歳で亡くなった肥田舜太郎さんと3時間話したこともあるという。肥田さんは、広島で被爆しながら、すぐに被爆者の救援・治療にあたった医師で、内部被曝の恐ろしさを終生、説き続けた。米国の統計学者が40年間の乳がん死亡者を分析した結果、原発を含む核施設から100マイル(約160キロ)内の乳がん患者が顕著に増えているというデータを肥田さんから紹介され、原発は事故を起こさずとも稼働するだけで人の命を縮めるものだとダニーさんは感じ取った。稼働すれば空と海に微量ながら放射性物質が出てしまう。それが内部被曝につながったとき、人の体に変調を来す可能性が高い。日本も乳がんが増えてはいるが、要因が放射性物質に限定できないことを奇貨として政府は原発再稼働に向かっていく。ダニーさんは「本来、私たちの人権を考えるなら、調べ尽くしもせず『大丈夫だろう』と再稼働するのは犯罪に近い」と語気を強めた。 そして、軍隊の本質を3点にまとめる。まず、差別。自分が正義であり、相手は悪と規定する。「そうでなければ戦えないね」とダニーさんは実感を込めて話す。次に、人間のランク付け。軍隊では命令に従うしかない。最後に、武力解決。何か問題が発生すれば外交ではなく武力。もしパイロットになっていたら、軍隊の中で自分はどうなったか。一面がれきと化したガザの空爆跡を映し出しながらダニーさんは「間違いなく私もこれに関わっていた。自分の性格が分かるから。あの中では、やります。いい人、悪い人、関係ない」と断じる。パイロットになった当時の仲間たちを思い出しながら、「ここには悪魔も悪人もいない」と繰り返したのは、閉じられた状況に置かれた人間というものの弱さと狭量を知るからであり、だからこそ最終段階でパイロットから特殊レーダー部隊へ配置換えされた自分こそに「すばらしい人も平気で人を殺すようになる。人殺しになりたくなければ戦争を避けることだ」と言い続ける使命があると思っている。 (略) 今までやっていない活動が必ずある。既成のままでは負ける。国民の大半は無関心層だ。ダニーさんは円グラフを見せながら、1割程度の関心を持っている層に私たち「声を上げる0.1%の層」が働きかけて、そこから大地を動かそうとけしかける。「戦争反対の声を上げなければ戦争賛成に数えられる」現実を肝に銘じる時期に入ったようだ。「戦争」はまた「原発」にも置き換えられる。「3・11」後、ダニーさんは友人の輪が変わった。昔のままの人たちから、将来の見える人たちに変化したのだ。「想像力と心を使おう。政治家や国には時間も予算も負けるが、人数はこちら側が圧倒的に多い。その力をつなげればいい方向に向かいます」 ●「逃げずに復興」は戦時中にそっくり (略) 「戦前戦中と同じ状況を、すでに今、全国の皆さんは目撃している。『茶色の朝』はオーバーラップする」と語る森松さんは、被爆者がつらい思いを抱えながらも原爆被害を語り続けてきたことが昨年、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞につながったと振り返りながら、核が人の命や健康に対して影響を与える非人道性を伝えた意義を語った。しかし、福島原発事故に対して政府は「逃げずに復興」を推し進める。「空襲は逃げずに火を消せ、の戦時中にそっくりだ。福島から出ないで頑張っている姿を国民に見せることが国威発揚になる。日本人は美談が大好き」という根性称賛に森松さんは待ったをかけた。応援はありがたく、心を合わせてくれることの一体感は喜ぶべきではあっても、逃げることが身を守る一つの行為であり、核の悲惨さを理解していれば「逃げずに復興」の美しいスローガンに賛同してはいけない。「甲状腺がんの原因を追及もせず、ただ帰還政策に走るのは世界的に見ても非人道的だ」と批判した。 ●息を潜める「隠れ避難民」に思いはせ 森松さんは自分が避難できたのは被爆者たちの声のおかげと感じている。一方、被爆者たちには「核の平和利用」を認めてしまったことへの後悔があり、福島原発事故に最も胸を痛めているという。被爆2世、3世は、核の影響が甲状腺がんにとどまらず、さまざまな疾患に及ぶことを知っている。 (略) 自分は避難できたことで終わりでも、子どもが助かったからそれでいいとも思わない。同じように子どもを産み、育てた福島のママ友達がいる。「(福島を)出れる制度があれば出たかったという声は、これまで報道されたでしょうか。聞かれたでしょうか」と涙ぐんでしまうのは、福島から出られない事情があって苦悩しつつ息を潜めているママ友達やその子どもたちの顔が浮かんでしまうからだろう。2012年に施行された「子ども・被災者生活支援法」も有効に機能しているとはいえないようだ。一方、「福島の事故は終わった。一部の甲状腺がんは関係ない」と黙殺される。森松さんは「でも想像してほしい。実際、病気になってから訴えるって難しい。治療に専念しますよね。自分の子どもが病気だったら裁判とか声を上げるとかできない。福島に住んでいる人でも、平穏を装いつつ、いつ自分の子が(病気に)あたるか分からない状態にある。それを口にするのもイヤだし忘れたい。だから普通に暮らしているようにしてると思う。実際、低線量の被曝の影響は目に見えてすぐ明らかになる人のほうが少ない。でも、それを言える人が言わなくって誰が言うんですか」と思いを吐き出すように一気に語った。 将来この国を支える子どもたちの健康を第一に守ることこそ国の責務であると信じる森松さんは、だから「隠れキリシタン」ならぬ「隠れ避難民」の声なき声を代弁し、その地にとどまることも避難することも帰還することも自由に選べる「避難の権利」を求めて原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表を務める。また、関西へ避難してきた人たちでつくる当事者団体「東日本大震災避難者の会Thanks&Dream(サンドリ)」の代表としても活動を絶やさない。昨年発刊した冊子『3・11避難者の声~当事者自身がアーカイブ~』には森松さんを含め多くの避難者の赤裸々な声がぶつけられている。匿名が目立つのは、表立って声を上げる難しさを表していよう。森松さんは実名で矢面に立つ。これは人ごとではない。普通の日常が突然破壊された当事者の、後世に残す教訓として読者に想像力を要求する勇気ある証言となっている。 (略) 「今度こういう原発事故が起きたら、みな立ち上がるだろう」という妙な楽観だ。ダニーさんは断言する。「浜岡原発(静岡)なら東京の近くだから変わるけど、泊(北海道)や川内(鹿児島)だったらほとんど何も変わらないと考えている」 森松さんは、自分の周囲だけでなく視野を広げる。世界の被曝を考えれば核被害の非人道性は地球規模でとらえるべきだと前を向いた。「みんな地球の住民なんだもの」。そして、戦争被爆を局限して核被害を侮りすぎていたという悔恨を吐露する。大阪に避難しつつも福島を日々ウオッチングし「放射性物質が色もなく、においもせず、低線量で被害がすぐには表れないことをいいことに、いかようにも言いくるめる姿を見せつけられている」とイラ立ちを隠さない。「次にもっと大きな事故が起きた時は」と言って今動かないのは、問題を先送りにしただけの言い訳にすぎないと戒めた。事故を起こさせない事前の闘いこそ最重要である。 全文は戦争も原発も根は同じ犯罪だ~ダニー・ネフセタイさん、森松明希子さん

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吉岡斉さん死去 脱原発に力強い意志 via 毎日新聞

東京電力福島第1原発事故に関する政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)委員を務め、脱原発運動をけん引してきた九州大教授の吉岡斉(よしおか・ひとし)さんが14日、死去した。 いつ取材に行ってもユーモアを交え、複雑で専門的な話でも分かりやすく説明してくれた。冷静で説得力のある議論をしつつも、脱原発の力強い意志を秘めていた。  東京電力福島第1原発事故(2011年)後、政府の核燃料サイクルの中止方針に青森県が反対した時には声を荒らげることもあった。「息子(青森県)がばたばた反対して、家長である政府が配慮をしてやる。そんな家族会議の芝居を公共政策でやる。とんでもない話だ」。あの時のすごみは忘れられない。  昨年12月末、福岡市内の病院を見舞った。「私の本に原子力の歴史を書いているから、それを読めば豊かな仕事になる」。それが遺志となった。 続きは吉岡斉さん死去 脱原発に力強い意志 

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「原発いらない」市民グループが国会前で反対集会 via 産経ニュース

原発反対を訴える集会が11日、国会前で開かれ、首相官邸前の抗議活動と合わせて約千人(主催者発表)が参加した。社会学者の小熊英二さんら著名人がスピーチで登壇。参加者は「原発いらない」「再稼働反対」と声を合わせ、拳を突き上げた。 市民グループ「首都圏反原発連合」が主催。小熊さんは「原子力を推進するのは未来のためにいいことではない。みんなで声を上げて変えていこう」と訴えた。東北芸術工科大の竹内昌義教授は、ドイツでは再生可能エネルギーの普及と経済発展を両立させていると紹介。「再生エネをもっと進めるべきだ」と強調した。 続きは「原発いらない」市民グループが国会前で反対集会

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ジャクソン・ブラウンさん 来日公演 原発にかける保険ない 歌を通し、正しい情報伝えたい via 毎日新聞

米西海岸を代表するシンガー・ソングライター、ジャクソン・ブラウンさん(69)が17日夜、東京・渋谷のオーチャードホールから2年半ぶりの来日公演を開始する。米スリーマイル島原発事故後の1979年9月、初の反原発ロック・コンサート「ノーニュークス」を主導したブラウンさんが、過酷な原発事故を経験した唯一の被爆国・日本と「核なき世界」への思いを語った。   東日本大震災4年の一昨年3月11日に行われた東京公演では、核戦争を示唆する「ビフォー・ザ・デリュージ(大洪水の前に)」を「原発事故の被害と戦う人々にささげたい」と最後の曲に選んだ。  「ノーニュークス」はドゥービー・ブラザーズやブルース・スプリングスティーンさんらが参加。 (略) 福島の事故後の夏、広島と長崎の原爆投下の日の間を選び、32年ぶりに反原発・救援コンサートを開くなど日本を気遣ってきた。「前回来日時には福島のことがよく報道されていて安心した。米国では昔、原発事故について口に出せないような雰囲気があったから」  しかし、オバマ前大統領が掲げた「核なき世界」は、トランプ大統領の登場と北朝鮮の核・ミサイル問題により激しい逆流に直面している。福島第1原発では炉心溶融後の核燃料の状況さえつかめていないが、西日本では原発再稼働が進む。  「政府と電力会社が賠償で合意しても、負担するのは結局、税金を支払う市民だ。原発にかける保険はない」。 (略) 80年代以降、米対外政策への批判や廃棄物による海洋汚染への警鐘など政治・社会的な発言を続ける。「歌は人々の意識を高める正しい情報を伝えることもできる。現在の問題を曲にするのはつらい作業だが、日本の聴衆は自分らしい仕事を続けるアーティストを温かく支援してくれる。素晴らしいことだよ」  公演は東京3回と名古屋、大阪、広島各1回。前回公演の記念ライブアルバム「ザ・ロード・イースト」も併せて発売される。【井上卓弥】 全文はジャクソン・ブラウンさん 来日公演 原発にかける保険ない 歌を通し、正しい情報伝えたい

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