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Tag Archives: ロシア
素手で放射性物質 ロシア兵、チェルノブイリで相当量の被ばくか via msnニュース
(抜粋) 「危険だからやめるように言ったが、無視された」。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は8日に掲載したチェルノブイリ原発の現地ルポで、安全管理担当者の話を伝えた。同紙によれば、ロシア軍は1986年に起きた原発事故で汚染された地域で、身の安全への注意を払わず、ブルドーザーなどを使ってざんごうを掘り、敷地内を移動した。露軍にはNBC(核・生物・化学)戦に対応した部隊の人員が含まれ、ロシアの原子力企業ロスアトムの専門家も敷地を訪れた。しかし、あるロシア兵は廃棄物貯蔵施設で放射性物質を素手で拾い、数秒でガイガーカウンター(放射線測定器)の測定値の上限を超えたという。 原発内部に入った米CNNは9日、ロシア兵が生活していた部屋では他の場所よりも放射線量が高かったと報じた。汚染地域に出入りしたロシア兵の靴に付着した放射性物質が影響したとのウクライナ当局の見方を伝えている。 露軍はウクライナ侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を掌握した。ウクライナ側の発表によると、3月9日からほぼ3日にわたって外部からの電力供給が途絶え、プールで冷却されている使用済み核燃料への影響が懸念された。原発で人質となった技術者などの職員は交代なしで安全管理の作業を継続した。対応に当たった職員の男性は、英BBC放送に「人類にとって悲劇となるのが怖かった」と語った。この男性は、非常用の発電機を動かすためにロシア軍から燃料を盗んで対処したという。 国際原子力機関(IAEA)によると、チェルノブイリ原発の管理は3月31日にウクライナ側に引き渡された。4月10日には、3週間ぶりに職員の交代が実現したとウクライナ当局から報告を受けた。一方、原発の近くを流れる川に架かる橋が破壊され、施設へ向かう職員は船で移動する必要があるなど、「正常とはほど遠い状態」(グロッシ事務局長)だとしている。機器や通信回線の一部が破壊され、放射線監視データの自動送信ができない状況が続いているという。 全文は素手で放射性物質 ロシア兵、チェルノブイリで相当量の被ばくか
ロシア軍、チェルノブイリから放射性物質盗む=ウクライナ via Jiji.com
【キーウ(キエフ)AFP時事】ウクライナのチェルノブイリ原発周辺の立ち入り制限区域の管理当局は10日、1カ月以上にわたって同原発を占拠していたロシア軍が、制限区域内にある研究所から133個の高レベルの放射性物質を盗み出したとフェイスブックで明らかにした。 (略) チェルノブイリ原発をめぐっては、制限区域を訪れたウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相が8日、「(ロシア兵は)放射性物質で汚染された地面を掘り、土のうを作るため土を集め、そのほこりを吸い込んだ」とフェイスブックに投稿。「このように1カ月にわたって被ばくすると、彼らの余命は最大でも1年だ」とし、「ロシア兵の無知は衝撃的だ」と記していた。 [時事通信社] 全文はロシア軍、チェルノブイリから放射性物質盗む=ウクライナ
広島・長崎の1500倍…ロシアが史上最大の核爆発の映像を公開 via Business Insider
何十年もの間、歴史上最も強力な核兵器は極秘事項だった。 現在、ロシアは、正式にはRDS-220、非公式にはツァーリ・ボンバ(Tsar Bomba)として知られる水素爆弾の爆発に至るまでの経緯を公開している。 ロシアは8月20日、同国の原子力産業75周年を記念して、アメリカとの核開発競争が激化していた1961年10月30日、北極海の孤島で行われたツァーリ・ボンバの実験のドキュメンタリー映像を機密解除した。 YouTubeにアップされた40分間の動画は、広島と長崎の原爆を合わせたものの約1500倍の威力を持つ爆発の様子を映し出している。ロシアは、この爆発の際の閃光が1000km以上離れた場所から見ることができたとしている。 […] ソビエト連邦のニキータ・フルシチョフ(Nikita Khrushchev)首相が個人的にこの兵器の開発を依頼したことから、ツァーリ・ボンバは彼の愛称で呼ばれた。フルシチョフは当初、アメリカが開発したものをはるかに上回る100メガトン級の兵器の製造を計画していたが、ロシアの科学者たちは、放射性降下物があまりにも破滅的であることを恐れ、ツァーリ・ボンバは当初の予定よりも威力が低いものになった。 ツァーリ・ボンバが爆発する前までは、アメリカが冷戦時代の軍拡競争をリードしていた。 全文は 広島・長崎の1500倍…ロシアが史上最大の核爆発の映像を公開 Original article in English: Russia released secret footage of history’s largest man-made explosion — a nuclear blast thousands of times stronger than Hiroshima via Business Insider 関連記事 New Video Shows Largest … Continue reading
ロシア税関、「日本製の自動車から放射線検出」…返送予定 via The financial news Japan
[…] リアノーボスチ通信によると、問題となったのはトヨタ自動車のプリウス1台。前日午後に日本から輸入してきた入ってきた同自動車から基準値を超えるベータ線(放射性物質)が検出されたという。ロシア税関は、基準値を超える放射線が検出された製品の輸入は禁止されているとし、同自動車を日本に返送する方針だ。 ロシアはユーラシア経済連合(EAEU)の会員国。EAEUではベータ線の基準値を4ベクレル/㎠となっている。 同紙によると、日本製の車から放射性物質が検出されたのは2017年以来初めて。税関の関係者は「今回の事例は、福島原発事故の余波が完全に消えていないことを物語っている」と述べた。 全文
[FT]フィリピン、原発計画復活に意欲 via 日本経済新聞
フィリピンは将来の電力供給不足の脅威と戦うために、長年中断していた原子力エネルギー計画を復活させようとしている。台風と地震に見舞われやすい国で、安全性への懸念を呼びそうな展開だ。 アルフォンソ・クシ・エネルギー相は、フィリピンは国連傘下の監視機関である国際原子力機関(IAEA)の安全性やその他の基準を満たすために同機関と協力しており、ロシア、韓国、中国、米国の潜在的な供給源企業を調べていると語った。 「原子力は我々がエネルギーミックスに組み込みたいものの一つだ」。クシ氏はフィナンシャル・タイムズ(FT)紙のインタビューで、こう語った。「フィリピンは安定していて安全かつコストが安い電力源を必要としており、原子力はそれを達成するのに役立つ」 フィリピンはフェルディナンド・マルコス大統領の独裁支配の時代に、マニラに近いバターン半島に原子力発電所を建設した。しかし、一般市民の反対を受け、後継のコラソン・アキノ大統領が1986年に権力を握った時に計画は棚上げされた。 (略) 環境保護団体グリーンピースのフィリピン代表、レア・ゲレロ氏は、「どこに原発を建設しようと、二重の危険がある。核汚染の危険があり、その危険が国の地質条件によって悪化しかねないからだ」と指摘。さらに、活火山が連なり、地震が頻発する環太平洋火山帯に言及し、「我々は『リング・オブ・ファイアー』に入っている」と語った。 新たな関心が生まれた兆しとして、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は10月にモスクワを訪問した際、ロシアの国営原子力企業との間で原子炉技術について協力する趣意書を交わした。 ■韓国の支援も クシ氏によれば、フィリピンは韓国の支援を得てバターン原発を修復することも検討している。完成したが一度も稼働していない元の原発を建設したのは米国に本社を構えるウエスチングハウスで、同社が新しい施設を建設する可能性もある。この点については「確定したことは何もない」と同氏は話している (略) IAEAは昨年、フィリピンに使節団を派遣しており、同使節団はフィリピンには原子力戦略を策定し、安全性その他の問題に対処する「強い決意」があるとの結論を出した。 ■稼働にはもう7~8年か クシ氏は、原発を稼働させるまでには、すべての関連法案が可決した時点から7~8年かかると述べ、フィリピンは石油、石炭、ガス、再生可能エネルギーを含め、原子力以外の電力源も検討していると付け加えた。 一部のアナリストは、他の大型インフラ計画が直面した遅延に加え、コストを理由に、原発計画を遂行するフィリピンの能力に懐疑的な見方を表明している。 (略) By John Reed(2019年12月24日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/) 全文は[FT]フィリピン、原発計画復活に意欲
今年の「原子力」の重要な出来事に ロシアの世界初水上原発の運転開始 via Sputnik
2019年の世界の原子力エネルギーにおける最重要な出来事として、米専門誌「エネルギー」は、世界初のロシアの水上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」の運転開始を挙げた。「エネルギー」誌は原子力分野でも最も大きな影響力と権威を有した国際的な専門誌として知られる。 同誌は、2019年の1年間で達せられた主要な成果6件に、「アカデミック・ロモノソフ」の電力供給開始と、ロシア以外の国で行われたいくつかの小規模な原子力エネルギー・プロジェクトを挙げている。 12月19日、水上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」は、ロシア極東のチュクチ自治管区ペヴェク市で発電を開始した。 (略) 同誌は原子力エネルギーの主要な出来事として「アカデミック・ロモノソフ」以外には、中国の田湾原子力発電所、揚子江原子力発電所、米ボーグル原子力発電所の運転開始を挙げている。 全文は今年の「原子力」の重要な出来事に ロシアの世界初水上原発の運転開始
原発を続々輸出、ロシアの狙いはどこに 元ロスアトムの専門家に聞いた via Globe +
「核の夢 二つの世界」連続インタビュー①世界一の原発輸出大国ロシア。国営原子力企業ロスアトムは政府と一体となり、資金支援とセットで新興国などに積極的に原発をセールスしている。一方、欧米には、原発をてこにしたロシアの影響力拡大や、事故のリスク拡大への不安も広がる。ロスアトムで約20年間働いた後、原子力コンサルタント業を営むアレクサンドル・ウバロフにロシアの狙いを聞いた。(聞き手・構成=大室一也) (略) ――輸出に力を入れるのはロシア国内の市場が飽和状態だからですか。昔は電力需要が増え続けると思われていたので、たくさん原発が造られた。でも需要が思ったほどなく、電力が過剰になった。ただ、これは一時的な問題だと思う。今後は経済的に非効率な原発も閉鎖されていく。10年、15年経てば、ロシア国内でも新しい原発が建てられるようになるだろう。今のロシアの原子力産業の主な課題は、(投入した以上のプルトニウムができ、それをさらに燃料に加工して使う)核燃料サイクルを完成させることだ。高速増殖炉は将来に不可欠で、ロシア中部のベロヤルスク原発に、BN600、BN800が1基ずつ稼働している。日本の高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉となったのは、残念な結果だった。 (略) ――原発輸出はインフラ整備から原子炉建設、燃料供給、廃炉まで長期間、場合によっては100年近く金を稼げるビジネスになります。いい質問だ。例えば私が原発を造り、あなたがお金を払ったとする。「ありがとう、さよなら」と言った後、あなたは米国の原子力企業ウェスチングハウスに原発の保全を依頼することができる。市場経済だから、100年間その国が束縛されることはない。もちろん100年間契約を続けたいが、約束してもらえるわけではない。競争は厳しく、我々も闘わなければならない。 (略) ――核エネルギーはロシア人にとってアイデンティティーと言えますか。その言い方は、ちょっと強すぎる。バレエやウォッカは誇りにしているが。 ――それでは誇りですか。専門家として「はい」と言える。チェルノブイリ事故のつらい経験をし、教訓を得た。誇りを持てる理由は、事故後、能力を高めた原発を造ったからだ。 アレクサンドル・ウバロフ1965年生まれ。「ロシアの原発発祥の地」オブニンスクの学校で原子炉の設計を学んだ。1983~2005年、国営原子力企業ロスアトムで放射線測定などに従事。退職後、オブニンスクで原子力コンサルタント業「アトム・インフォセンサー」を立ち上げた。ロスアトムの元エンジニアなど社員は約10人。インターネット上で原発関係の情報を集めた「新聞」も発行している。 全文は原発を続々輸出、ロシアの狙いはどこに 元ロスアトムの専門家に聞いた
[FT]ロシア、「海に浮かぶ原発」の運用開始へ via 日本経済新聞
23日、タグボート3隻が浮体式洋上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」を曳航(えいこう)し、ロシア北西部ムルマンスクの港から5000キロメートルの航海に出る。目的地はロシアの東端、北極海沿岸にある遠い港。世界の原子力産業に大きな波紋を広げる船出だ。 この浮体式原発は、送電網から切り離された地域への電力供給を目的に造られた。ロシアの国営原子力企業ロスアトムは、未来の小型原発として途上国への輸出を視野に入れている。 原子炉2基を搭載したロモノソフは、設計段階から10年の歳月を経て完成した。だが今月、ムルマンスクの近くに位置する軍事施設で原子力推進式ミサイルの実験中に事故が起こり、付近の都市で放射線量が急激に高まった。そうしたなか、ロモノソフの安全性にも不安の目が向けられ、不測の事態が生じた際の環境への影響が懸念されている。 ロスアトムは安全性に問題はないと断言し、自然災害が発生しても「ほとんど沈むことはない」としている。ロシア国内で活動する軍事組織の国家親衛隊が警備にあたることにもなっている。 (略) 原子力の専門家は、建造期間の長さからみて安くはないはずだと言う。ロシアのエネルギー安全保障研究センターのアントン・クロプコフ所長は、建設に約50億~60億ドル(約5300億~6400億円)かかる通常の原発よりも、はるかに安上がりになるはずだとみている。ただし、1メガワット当たりの費用は通常の原発を上回るという。 「発電コストが必然的に高くなりうる遠隔地向けという点を考慮に入れても、このプロジェクトは経済性という未解決の問題を抱えたままだ。経済的な妥当性を示さなければならない」とクロプコフ氏は言う。 (略) ロシアの高名な科学者の名にちなむロモノソフは、1968~75年にパナマ運河で電力を供給した米軍の原子炉「MH-1Aスタージス」以来の「浮かぶ原発」となる。 (略) だが、たとえうまくいったとしても、浮体式原発の法的な地位と海外での管理も問題となる可能性がある。海外に送り出された設備を誰が運用・管理するのか、ロスアトムは明らかにしていない。 「安全保障に影響を及ぼしうる法的な問題点があまりにも多く残されている」と、グリーンピースのフォーミン氏は言う。 By Nastassia Astrasheuskaya(2019年8月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙 https://www.ft.com/) 全文は [FT]ロシア、「海に浮かぶ原発」の運用開始へ
ロシアのミサイル実験場で爆発、2人死亡。放射能レベル上昇の報道も via Huff Post
同省は「いかなる有害物質も出ておらず、放射性物質のレベルも正常値だ」としている。 ロシアのミサイル実験場で爆発 放射能レベル上昇の報道 ロシア国防省は8日、同国北部アルハンゲリスク州セベロドビンスク近郊のミサイル実験場で爆発が起きたと発表した。同省職員と関連企業職員の2人が死亡、4人が負傷した。液体燃料エンジンの実験中に爆発が起き、火災が広がったという。 同省はこの爆発について「いかなる有害物質も出ておらず、放射性物質のレベルも正常値だ」としている。一方、タス通信によると、セベロドビンスクの市当局者は爆発後、一時的に放射能レベルの上昇が観測されたと述べた。セベロドビンスクには原子力潜水艦工場やその関連施設がある。 全文はロシアのミサイル実験場で爆発、2人死亡。放射能レベル上昇の報道も
【寄稿】核抑止力という狂気=ゴルバチョフ氏 via The Wall Street Journal
私がサッチャー氏の説得を試みてから数十年、核の危険は深刻になる一方だ By Mikhail Gorbachev2019 年 5 月 1 日 15:26 JST ――筆者のミハイル・ゴルバチョフ氏は旧ソビエト連邦の元大統領*** 「抑止力は間違いによる核使用や核を使ったテロから世界を守ることはできない」。ジョージ・シュルツ元米国務長官、ウィリアム・ペリー元米国防長官、サム・ナン元米上院議員は先ごろ、こう書いた。「米国、ロシア両政府間で持続的かつ意味のある対話がなければ、そうした事態が起きる可能性はさら高まる」とも書いている。米ロ間の戦略的な関与が緊急に必要であるという点について私も彼らと同じ意見だ。さらに私は、核抑止力が世界を守るのではなく、世界を恒常的な危険にさらし続けると確信している。 この問題についてマーガレット・サッチャー元英首相との激しい議論を思い出す。われわれは多くのことを議論し、共通の立場を見いだしたことも少なくなかった。しかしこの問題については、サッチャー氏は最後まで譲らず、核兵器のおかげで第三次世界大戦を阻止できたと言い張った。 (略) 核兵器が世界を戦争から救うことができると信じる人達は1962年のキューバ危機を思い出すべきだ。ソ連による核兵器の設置をめぐる対立が世界を戦争の寸前にまで追いやった。最近公表された文書を読むと、世界がどれほど運命の一線に近づいたかが分かる。このとき世界を救ったのは核兵器ではない。ジョン・F・ケネディとニキータ・フルシチョフという当時の米国とソ連の指導者が正気に返ったことで世界は救われたのだ。2人は当時も、それ以降もじっくり考えたことだろう。核兵器についての2人の認識は大きく変わった。 それだけではない。両氏は大気圏内、宇宙空間、水中における核実験を終わらせることで合意に達し、その結果、質的な軍拡競争のペースを遅らせると共に、核爆発で生じる人を死に至らしめる物質から大気を守った。 その後、核軍縮を継続的に前進させる機会は失われ、軍産複合体が良識に勝利した。それからずっとあとの1980年代の終わりになってようやく、米国とソ連は核軍拡競争を止めることができた。米国とロシアは今、非常に危険な岐路に立っている。両国は立ち止まって考えなければならない。冷戦を生き抜いた賢者らが意見を表明した。次は両国の指導者らが行動を起こす番だ。 全文は【寄稿】核抑止力という狂気=ゴルバチョフ氏 当サイト既出関連記事:The Madness of Nuclear Deterrence via the Wall Street Journal