都知事選、脱原発派の一本化断念 市民団体有志は細川氏 via 朝日新聞

 23日告示の東京都知事選で、脱原発の主張が重なる日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護熙氏(76)に一本化を求めて いた市民団体のグループは20日、一本化を断念した。両陣営に協議を求めたが、実現しなかったという。このうち代表者ら31人は、細川氏を支持する声明を 出した。

このグループは、脱原発をめざす約20の市民団体や個人で発足。昨年12月28日に脱原発などを掲げて宇都宮氏が立候補を表明した際は、市民団体 の多くが宇都宮氏を支持する方針だった。ところが、今月14日に細川氏も脱原発を掲げて立候補を表明。「票が割れて原発推進派を利する」として、15日か ら一本化の模索を始めた。

中心となったのは、弁護士の河合弘之氏とルポライターの鎌田慧氏。20日に会見した両氏によると、グループは15日、両陣営に一本化に向けた話し 合いを要請。宇都宮陣営は同日夜に「公開の場での討論が必要」、細川陣営は17日に「いかなる団体の支援も受けない」と回答し、まとまらなかった。

20日には、細川氏が電話で「原発を再稼働させない、脱原発をしっかりやっていく」と話してきたという。河合弁護士らは20日に協議。一部の有志 で「原発ゼロを最優先政策として掲げる細川氏を支持する」と決めた。有志に名を連ねたのは河合、鎌田両氏、作家の瀬戸内寂聴氏、音楽評論家の湯川れい子氏 ら31人。近く事務所を構え、インターネットを使って細川氏支援を勝手連として呼びかけるという。

細川陣営の一人は「政党の支持を受ける候補との一本化は好ましくない」と言う。宇都宮氏は16日、「細川さんは政策を何ら語っていない。脱原発以外の主張も公開の場で討論すべきで、一本化の話はその後に出てくる話だ」と述べていた。

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