Tag Archives: 資本主義

<欧州転換 原子力>再生エネに競争原理/(2)ドイツ(下)先駆者の自負via河北新報

<優遇制度 転換>  「ドイツには15年間の経験がある。技術開発の時代は終わった。大型の太陽光と風力に絞り、競争力を基にしたシステム構築を進める」(経済エネルギー省ライナー・バーケ事務次官)  「大企業主導の改正で中小事業者の多くが悪影響を受ける。市民主導の仕組みが壊れる」(再生エネルギー販売会社グリーンピース・エナジーの政策広報担当クリストフ・ラッシュ氏)  期待と危惧。二つの言葉は、ドイツで広がる「エネルギーベンデ(転換)」の行方に向けたものだ。脱原発を追い風にした再生可能エネルギー推進のうねりは今、新たな段階を迎えようとしている。  政府は2014年8月、再生エネルギー法の改正に踏み切った。固定価格買い取り(FIT)による優遇制度から、事業者自らが卸市場で電力を売り、入札に基づき一定額を助成する制度(FIP)に17年に移行する。競争原理を取り入れ、太陽光、風力の急増に伴う負担の軽減を図る狙いがある。  発電量に占める再生エネの割合は、FITが導入された00年の6%から、14年は25%に急増。褐炭火力を抜き初のトップに立った。シンクタンク「アゴラ・エネルギーベンデ」のクリストフ・ボーデビルス広報課長は「再生エネは電力部門に抜本的転換をもたらした」と強調する。政府は25年40~45%、35年55~60%、50年80%という野心的目標を掲げる もっと読む。

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悔しさバネに30年 手製の発電所作った女性 via dot.com

もう国や電力会社だけにはまかせておけない。将来のエネルギー供給を担う市民の取り組みを追った。 その冬の日の宝塚の空は、どこまでも晴れ渡っていた。市内の北部、中心街から車で30分ほど走った山間部にある耕作放棄地。非営利型株式会社「宝塚すみれ発電」は2012年12月、ここに手作りの太陽光発電所を完成させた。 「おもろいで。(素人でも)できるできる」 (略) その叫びには、30年余りの思いが詰まっていた。 京都精華大学の階段教室。18歳の井上さんは期待に胸を膨らませていた。大学生になって初めての授業が始まる。「自然科学概論」。教壇に立った教員の槌田劭(たかし)さんは、おもむろに蛍光灯を消した。薄暗くなった教室で槌田さんは学生に言った。 「私は原発に反対しているので、昼間に余分な電気は使いません」 槌田さんの言葉は新鮮だった。都市に潤沢な電気を供給する一方で、貧しい地方を補助金漬けにして反対派を抑え込む原発政策の実態を知り、「なんで誰も教えてくれなかったの。教科書には『原子力は夢のエネルギー』って書いてあったのに」。無知な自分に腹が立った。 1986年、チェルノブイリ原発事故が起きた。市民団体「原発の危険性を考える宝塚の会」にいた井上さんは、仲間とともに、関西電力に脱原発の申し入れを繰り返す。だが、話し合いの場で、こう言い放たれた。 「皆さん、電気がなくなると江戸時代に戻るんですよ。そんなに原発に反対ならば、代わりのエネルギーを教えてください」 再生可能エネルギーの存在は知っていたが、経済性を盾にその実現可能性を問われると、二の句が継げなかった。 全文は悔しさバネに30年 手製の発電所作った女性

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[原発再稼働]経済に潤い 論戦下火via 読売新聞

[…] 泊村には、道内で唯一の原子力発電所・北海道電力泊原発がある。発電量は、道内の4割を占めていたが、2012年5月、定期検査のため稼働を停止した。  泊原発から車で約10分。泊村に近い岩内町のホテルは、再稼働に備えた津波対策の工事などのため、多くの業者が利用している。再稼働となれば、今後もホテルが潤い続けるのは確実だ。女性従業員(56)は「本当は、原発はないほうがいいんだけど。目の前の生活があるから」と複雑な胸の内を明かす。 […] もっと読む。

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高コストの原発導入は、核兵器技術を獲得するため 原発再稼働は、実に愚かな選択 via ピープルズニュース

鹿児島県の伊藤知事が、川内原発再稼働に同意した。福島原発事故に関して誰1人として刑事責任を問われることなく、政治責任も不問にされたため、 「何が起きても自分が政治責任を問われることはない」と確信した上での政治決定だ。これを指摘する内田樹氏は、「事態は『3・11』以前より悪くなってし まった」と嘆いている。 原発再稼働・事故原発の現状・IAEAの実体などについて、小出裕章さんに聞いた。いつもの明快な解説とともに、原子力ムラへの深い怒りが表明された。 衆院が解散した。半永久的な環境汚染や健康被害のリスクを受け入れてまで経済成長を追い求めるのか?国土の一部を失ったことを忘れて、無人島の争奪に血道を上げるのか?問われているのは、有権者の側だ。(文責・編集部) ※ ※ ※ 編集部…川内原発再稼動が焦点化しています。小出さんは11月に鹿児島に行かれたそうですが、講演内容を含めて、見解をお聞かせください。 小出…11月9日に、「日本平和学会」で、「原子力と核」というタイトルで「原子力は、実際には核兵器と同じものであり、平和と密接に関係しているんだ」という講演をしました。8日は、市民グループの集会で川内原発の話をしました。 皆さんは十分ご承知だと思いますが、福島第一原発の事故が起きてしまっても、自民党政権は原子力発電をやり続けようとしています。そのために安倍首相は、「安全性の確認された原発は動かす」と言っているわけですが、元来「安全性」なんて確認できる道理がないのです。 原子力規制委員会にしても、「安全基準」を作ったのではなく、「規制基準」というものを作ったのです。言葉はとても大切なものですが、彼ら自身が「安全基準」とは言えず、わざわざ「規制基準」としたのです。 その上で規制基準に適合したと発表しましたが、「安全とは申し上げない」と、田中俊一委員長自身が言っているのです。 原子力発電所は機械ですから、その機械がもっている特性上、最悪の事故が起こりうる、と考えなければなりませんし、新しい規制基準も、最悪の事故を 想定しているのです。過酷事故を想定した上で、住民の避難計画が必要という立場に立っているわけですが、あろうことか、「避難計画」に関して「俺たちは知 らない、各自治体で勝手にやれ」という、丸投げをしている訳です。       もう国家としての体裁をなしてないし、こんな状態で原発を再稼動させるのは、私はもちろん反対です。 (略) 編…汚染水が漏れ続けて海が汚れていますが、汚染の度合いは、何がどこまで分かっているのでしょうか。 小出…ウランが燃えて核分裂生成物という放射性物質ができるのですが、単に核分裂生成物と言っても、およそ200種類もの放射性物質の集合体です。それは、セシウム237、ストロンチウム90、ヨウ素131やゼノン133などですが、ほとんどの物質は短い寿命です。 事故から3年半経って、ほとんどは消えてなくなっています。事故直後には、ゼノン133やヨウ素131といった、人間の健康に深刻な影響を与える放 射性物質が大気中に噴出したのですが、それは今からでは取り返しのつかないことなので、今重要なのは、セシウム、ストロンチウム、トリチウムのほぼ三つ。 加えてプルトニウムくらいだと思います。 なかでも問題にすべきなのは、陸地の汚染ではセシウムだけです。なぜならセシウムは揮発性で大気中に噴出し陸地を汚染したからです。 また、セシウムとストロンチウムは水溶性です。福島第一原発では解けた炉心に向かって水をかけていますが、ほぼ同じ量のセシウムとストロンチウムが汚染水の中に溶けています。この汚染水が原子炉建屋などに溜まっているのです。 東京電力は、汚染水を汲み上げてセシウムを捕捉する装置に送っています。セシウムについてはかなり捕捉していると思いますが、セシウム以外の放射性 物質は取れません。このため東京電力は、ALPSという装置でストロンチウムを捕まえようとしましたが、ALPSがまともに動かず、汚染水が海に流れてい ます。海の汚染については、ストロンチウムが主な汚染源です。 ストロンチウムは、セシウムに比べて数倍危険ですが、ベータ線しか出さないために、測定が困難です。このため海の汚染に関しては、データが無いのです。これが一番の問題で、今後も海の汚染が続くでしょう。 ではどうすべきか?ですが、それは、セシウムによる海の汚染を調べることです。それと同等、あるいは何倍のストロンチウムの汚染があると推測することで、当面は対処するしかないでしょう。 ただし、これまで人間が放射能で地球を汚染してきたことに関しては、様々な経験があります。福島第一原子力発電所の前には、チェルノブイリ原発の事 故が1986年にありました。その前には1950~60年代にかけて、膨大な大気圏内核実験が行われています。空中で核爆弾を爆発させて、放射性物質をば らまいた訳です。 福島原発事故でばらまかれたセシウム237は、日本政府の公式発表によると、広島原爆168発分だと言っています。それだけでも大変な量ですが、大気圏内核実験はその60倍です。それが太平洋・大西洋、大陸にも降り積もって、地球を汚染したのです。 ですから、福島事故で海へ流れ出ていっている放射性物質は、正確な評価ができないのですが、セシウムについては、大気中に放出したものと海に放出したものはほぼ同等程度だろう、と思っています。 そうすると、大気中に放出したセシウム237は、大気圏内核実験で既にその60倍をばらまいて地球上を汚していた訳ですから、全地球を平均的に汚染 したとすれば、大気圏核実験のほうが多いのです。太平洋は、これから福島から放出される放射性物質で汚れていきますが、これまでの汚染を超えることは、た ぶんないと思います。 ただし、福島近海や阿武隈川河口は、放射性物質で濃密に汚れています。そこの海産物は取らないというような注意をすれば、良いとは言いませんが、有効な手段の一つだろうと思います。 編…IAEA(国際原子力機関)は、福島で①放射線モニタリング、②除染、③福島県立医科大学と協同で健康管理に関する研究・事業を行うとしています。実際には何をやっているのでしょう? 小出…何もやっていないでしょう。実働部隊は、福島県や原子力開発機構などでしょうし、それらが収集したデータを眺めて、指示を出すことはあるかもしれません。 IAEAは、加盟各国の意を汲む研究者が集まっている国際組織ですが、そもそも「核爆弾開発」に起源をもつ組織です。1945年 … Continue reading

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コラム 風紋via 中日新聞

[…] 志賀原発の反対運動盛んなころ。赤住にあった反対派の粗末な監視塔に登った。見えたのは自然の豊かさ。巨大な人工物は今、町の血肉に溶け込む。暮らしを支え、暮らしを奪う者の顔も持って。国策という業の深さ。放射能から逃げる訓練をすること自体の愚かさを思わない。地域が成り立つ平安は深慮の先にある。(七尾支局長・黒谷正人) 全文を読む。

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韓国の禁輸撤廃再要請=福島など8県産、WTO提訴も-政府via 時事ドットコム

【ジュネーブ時事】日本政府は15日、ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部で開かれた会合で、韓国が東京電力福島第1原発の放射能汚染水漏れを理由に岩手や福島など8県の水産物の輸入を全面禁止している問題について、科学的根拠に基づいておらずWTO協定に違反していると訴え、改めて懸念を表明した。 もっと読む。

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原子力規制庁:敦賀原発議論で「日本原電側が脅し」抗議 via 毎日新聞

原子力規制庁は4日、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の断層を検討する原子力規制委員会の会合で、原電側の説明者が規制委側の有識者を脅すような不適切発言があったとして、原電に厳重抗議することを明らかにした。敦賀原発の敷地周辺の地層や断層について議論していた際、規制委側と原電側の主張がかみ合わず、会合は予定時間を大幅に超えた。4時間近くたったころ、有識者の堤浩之・京都大准教授が地層構造について質問したところ、奥村教授はいらついた様子で「議論を聞いていないのか」などと発言し、声を荒らげる場面もあったという。  奥村教授の発言に対し、堤准教授は「ムッとした。あんな言い方では冷静な判断ができない」と述べ、規制庁は「明らかに脅しで審議の妨げになる」として厳重抗議することにした。【鳥井真平】 全文を読む。

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カカドウ国立公園とレンジャーウラン鉱山via 「原発ゼロと平和の実現を目指して」菅直人official blog

オーストラリアのダーウインに近いカカドウ国立公園で、先住民のアボリジニのミラー族の代表と面会。彼らは、このアボリジニの土地である、レンジャーウラン鉱山から採掘されたウランが福島原発に使用され、事故を起こしたことを申し訳なく思っているという。  この感覚は本当にすごいことだ。日本の東電が必要だから買ったウランを使った原発が事故を起こしたからといって、そのウランを採掘した土地の所有権者である先住民が申し訳ないという気持ちを持ってくれているということに感動するとともに、考えさせられた。  アボリジニにとって、住んでいる土地は所有しているというよりも、その土地に生きて生活していることと一体不可分の存在。資本主義的な「所有」とは全く違い、自分たちの存在と一体不可分のものなのだ。その自分たちの土地から取り出されたウランで被害を受けた人たちに申し訳なく思うという感覚はそこから来ている。 もっと読む。

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日立 リトアニアの原発建設受注へ via NHK News Web

日立製作所は、優先交渉権を獲得したものの、国民の反対によって凍結状態となっていたバルト3国の1つ、リトアニアでの原子力発電所の建設計画について、リトアニア政府との合意を得て、発電所の建設を受注することになりました。 リトアニアでは、政府が北部のビサギナスで原発を建設する計画を発表し、日立製作所が優先交渉権を獲得しましたが、おととし実施された国民投票で、反対が多数を占めたため、計画は凍結状態となっていました。 しかし、国民投票には拘束力がないことに加えて、ロシアにエネルギーのほとんどを依存している状況から脱却したいとして、ことし3月、リトアニア政府は、すべての政党が合意する形で計画を進める方針を決めました。 (略) 発電能力は130万キロワット、建設費用は4000億円から5000億円程度で、2020年代前半の稼働を目指すということです。 日本のメーカーでは、東芝がブルガリアで原発1基を受注する見通しとなっていて、ロシアへのエネルギー依存を減らそうという各国の動きに合わせて、日本企業も受注活動を強化しています。 全文は日立 リトアニアの原発建設受注へ

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足尾鉱毒 原発に警鐘 足かけ40年 記録映画完成 via 東京新聞

 約四十年前に若者有志が足尾鉱毒事件をテーマに製作を始め、資金難から編集段階でお蔵入りとなった映画が先月に完成した。事件で廃村に追い込まれ た谷中(やなか)村(現栃木県栃木市)に焦点を当てた「鉱毒悲歌(こうどくひか)」。当時の惨状を語る肉声など貴重な映像を多く収めた上、原発にも「最大 の公害」と警鐘を鳴らす。 (神田要一)  一九七〇年代半ば、事件に関心を持った栃木県の公務員や宇都宮大生ら若者約三十人が「谷中村強制破壊を考える会」を結成した。同県出身の作家、故 立松和平さんもメンバーだった。その後、村民が健在なうちに証言を後世に伝えようと、費用を自力で賄いながら映画会社スタッフの協力も得て映画づくりを始 めた。  当時まだ稼働していた足尾銅山の精錬所から黒煙が上がる光景や、煙害で壊滅した地域を丁寧に撮影した。廃村後に村民の一部が移り住んだ北海道にも 二度足を運び、移住者の複雑な胸の内を聴き取った。事件告発に半生をささげた田中正造に常に寄り添った男性にもインタビューした。  16ミリフィルムで五年間で約十二時間の映像を撮りためた。八三年には約二時間四十分に編集した。しかし費用が続かず、未完のまま製作断念に追い込まれた。 (略) 映画の締めくくりでは、こんなナレーションが流れる。「人間に対する最大の公害は、核分裂による被害」「国家の安全保障といい、国益のためとして、原子力開発は国家の名の下に行われているのである」  八三年の編集段階で吹き込まれていた。経緯は不明だが、当時、各地で原発の建設が進んでおり、製作当時の懸念がうかがえる。  谷さんは「若い人たちに足尾や田中正造のことを理解してもらえれば」と語る。映画のDVD化も検討しているという。      ◇  作品は二十六日午後三時半と同六時半の二回、宇都宮市下荒針の「ララカフェ」で上映される。入場料五百円。申し込み不要。問い合わせは歩行社=電028(624)0288=へ。 全文は 足尾鉱毒 原発に警鐘 足かけ40年 記録映画完成

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