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核融合発電の安全性は識者の間でも意見が割れている via 週プレNews

重水素と三重水素(トリチウム)を使用し、莫大な熱エネルギーを発生させる「核融合発電」。原子力発電よりも安全かつ安価に大量の電力を供給できると言われているが、岐阜県土岐市の核融合科学研究所で予定されている重水素実験に、地元住民からは反対の声が上がっている。 外部の有識者の間でも、核融合発電の安全性に対する意見は分かれている。反対派の京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、次のような点を危惧しているという。 「重水素実験によって核融合科学研究所から放出されるトリチウムは微量。生物的な毒性も低い。とはいえ、環境に出たトリチウムは水状態になって捕捉できないし、何より人体への侵入を防げないのが怖い」 トリチウムとは放射性物質のひとつで、既存の原発でも排気塔から排出されている。外部に排出されるのは極めて微量のため、安全性には問題ないと核融合科学研究所は説明しているが……。 「計算では原発1基分(100万kW)の核融合発電に必要なトリチウムは年間133kg。これは480京ベクレルに相当し(重水素実験で発生する量 の1億倍)、この1000分の1が環境に放出されても天然トリチウムの年間生成量とほぼ等しい。(周辺住民への影響は無視できないし、)これが2基、3基 と増えたらどうなるかを、もっと考えてほしい」(小出助教) 続きは核融合発電の安全性は識者の間でも意見が割れている 関連記事: 次世代エネルギー・核融合発電は第二の原発なのか?

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