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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 六ケ所村
【写真ルポ】日本の電力供給源を歩く〈前編〉via JBPress
原発の街〈大間・六ケ所・東通り〉 橋本 昇 (略) 一般の町民までもが「ダメダメ、話す事はなんもねぇー」 青森県大間町は今は高級マグロで全国的に有名だが、以前は「死に来た半島」などと揶揄もされた下北半島の先端の小さな漁村だった。津軽海峡の曲がりくねった海岸線をひたすら走り、幾つもの山間を抜けてようやく辿り着いた大間には春の花タンポポが咲き乱れていた。漁港からすぐの高台に建設中の「大間原発」が見えた。大間原発はMOX燃料を燃やす原発として核燃料サイクル担い手として期待されていた。 しかし、この町では原発の話はタブーのようだ。町民たちは原発の話を切り出すと誰もが途端に顔色を変え「ダメダメ、話す事はなんもねぇー」と逃げるようにその場を去って行く。 「この町に突然、原発誘致の話が持ち上がったのは俺がまだ子供の頃だ。その頃はみんな貧乏だったのが、漁師たちは皆で反対したよ。そりゃー威勢がよかったよ」 港のすぐ近くに住むという男性がやっと重い口を開いてくれた。 「だが電源開発さんはあの手この手を使ったらしい。畑仕事の手伝いまでしてね。飲み代ただの飲み屋を開いたり、豪華温泉旅行なんて接待もあったらしいよ。札束も飛んだろうし、それで反対派を切り崩したんだな。俺は子供だったからおこぼれなんか回ってこなかったけどね」 (略) 原発に反対する者は「村八分」 あさ子さんの抵抗の証として建設予定地の真ん中に建てたログハウスに移り住んで反対運動を続ける娘の厚子さんに話を聞いた。 「福島の事故が起きた時、やっぱり恐ろしい事が起こった、取り返しのつかない事が起こった、と思いました。ここの人達も改めて恐さがわかったはずなのに、誰も何も言いません。ここでは原発に反対する人間は政策に異を唱える不届き者なんでしょ。完全に村八分になっていますけど、私はここを絶対離れません」 この「あさこはうす」は全国の反原発運動のシンボルとなっている。しかし厚子さんに気負いはない。 (略) 一方の原発容認派の意見も聞いた。皆、「名前も顔も一切出すな」という条件付きだ。 漁港の見える高台の公園のベンチに座っていた男性は、 「今更原発をやめろと言って何になんになる。半島の果ての果ての町じゃ、産業といっても漁があるだけだ。しかもマグロなんて『獲れたらなんぼ』の博打のようなもんだ。みんな貧乏なんだ。原発の協力金で町の予算も潤う。原発関連の仕事もある。店も飲み屋もみんな助かるんだ。何が悪い! 町が潰れてもいいのか!」 と気色ばんだ。 「もう後戻りはできないんだから」 別のマグロ漁師はこう語った。 「初めは原発に反対だったよ。だが、漁業補償で俺たちの生活は確かに良くなった。問題はこれからだ。冷却水を海に流したら潮に敏感なマグロは来なくなるかもしれん。だから補償金は有り難い。人様から文句を言われる筋合いはないよ」 そう話す誰の顔からも複雑な思いが伝わって来た。複雑なだけに語気は強くなる。 「大間の海は豊かだった。昆布だけでも充分生活はできていた」 という人もいた。その豊かな砂浜は原発誘致で消えた。 「もう後戻りは出来ないんだから。仕方ないんだ」 そう話す彼の言葉の奥に、町民の負った小さくはない心の傷を感じた。 (略) 六ヶ所村もひと昔前は典型的な寒村だった。多くの村民が冬は出稼ぎに出、若者は仕事を求めて都会へと村を去った。 だが、初めて訪れた六ヶ所村にその頃の面影はなかった。ぐるりと村を取り囲む広い道路、造成中のニュータウン、立派な温泉スパ。村の住宅も殆んどが比較的新しく、余裕ある生活が窺える。 (略) そうして90年代に入った村ではウラン濃縮工場、低レベル放射能廃棄物センター、高レベル放射能廃棄物貯蔵管理センターが次々と完成し操業を開始した。鳴り物入りで登場した「プルサーマル計画」の一翼を担う使用済み核燃料再処理工場とMOX燃料工場の建設も進められた。 確かに村は豊かになった。税収は4倍近くまで増え、交付金で道路や村の施設が整備された。農業や漁業、人材育成等への助成金も潤沢に用意されている。原燃や関連企業に働き口も出来た。 (略) 実際、原発事故の直後だというのに、拍子抜けする程地元の人の「核燃料サイクル施設」に対する信頼は揺らいでいなかった。 「正直、不安がないかと言えば嘘になるけど反対するつもりはない。核の肥溜め村と言われながら、日本中の原発のゴミを引き受けているんだ。どこかが引き受けなきゃならんだろう」 とFさん(57)は声を強めた。 地元反対運動を続けている女性は核燃料に頼らない村つくりを訴えている。 「再処理工場が稼働するととんでもない量の放射性物質が空気中にも海中にも放出されるんです。これ以上危険な事はやめて欲しい。自然に根ざした産業で村を活性化しなくては若い人の村離れは止められません。現状では村には原子力関連の仕事しかないのだから」 … Continue reading
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Tagged MOX燃料工場, あさこハウス, ウラン濃縮工場, 低レベル放射能廃棄物センター, 使用済み核燃料再処理工場, 六ケ所村, 大間原発, 高レベル放射能廃棄物貯蔵管理センター
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核燃サイクル、打開策見えず 青森県と10年ぶり協議―政府 via Jiji.com
政府と青森県は21日、首相官邸で開いた「核燃料サイクル協議会」で、使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル政策を推進する方針を確認した。しかし、東京電力福島第1原発事故を機に原子力の信頼は失墜し、核燃料サイクルの推進に不可欠である原発再稼働や高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定は難航。打開策は見いだせていない。 約10年ぶりとなる協議会は、核燃料を再び使えるように加工する日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が竣工(しゅんこう)に近づきつつあることを受けて同県が開催を申し入れた。三村申吾知事は会合で、これまでの確約に基づき最終処分地を県内に置かないよう政府に改めて要望。 続きは核燃サイクル、打開策見えず 青森県と10年ぶり協議―政府
六ヶ所村・核燃料再処理施設 〜 原子力規制委員会と日本原燃のどちらが信用できるのか? via Huffington Post
今月16日付け東奥日報では、同15日に行われた原子力規制委員会(第56回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合)の様子が報じられている。 この審査会合は、日本原燃・六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)に対するもので、再処理施設などへの「火山の影響評価」が議題。ここでの「火山」とは、噴火時に火砕流が工場敷地近くに到達する恐れのある十和田と八甲田の二つ。 記事によると、原燃と規制委の主張の概要はそれぞれ次のようなもの。 ◎原燃担当者:十和田火山は「大規模噴火が起きるとしても数万年先」、八甲田火山は「長期的には活動が終息に向かっている」との見方を示した。 ◎規制委の石渡明委員:「長期的には一定の割合でマグマが噴いているように見える。研究者の(見解の)引用ならいいが、根拠があまりないなら言わない方がいい」と指摘。 結局、規制委(とその事務局である原子力規制庁)は、原燃の判断根拠が不十分だとして、地殻変動などに関するデータの追加提出を求めた。 (略) これらのことから察するに、”根拠があろうがなかろうが、研究者の言うことは信用するが、事業者の言うことは信用しない”というのが規制委・規制庁の方針 なのではないだろうか?有識者会合のメンバーである”・・教授”など、権威のある人の意見は正しいが、事業者の意見が正しくない、ということなのだろう か? ところが、そもそも地震・津波や火山噴火に係る審査については、事業者が調査したデータを基に議論が行われている。はなっから事業者を信用しないのであれば、地震・津波や火山噴火に関するデータは、規制委・規制庁が準備すべきではないのか? 規制委の組織理念にある「何ものにもとらわれず、科学的・技術的な見地から、 独立して意思決定を行う」というを、規制委・規制庁自身が完全に履き違えていると思うのは、筆者だけではないだろう。 規 制する側(規制委・規制庁)と規制される側(事業者)が対等な立場で、真に科学的・技術的な議論を交わし合うことが原子力に係る安全性の向上に資するとい ことを、規制委・規制庁は再認識すべきである。そして、それを最も理解しなければならないは、規制委の人事権を握っている安倍首相自身である。 全文は六ヶ所村・核燃料再処理施設 〜 原子力規制委員会と日本原燃のどちらが信用できるのか?
臨界から20年で運転3カ月 もんじゅ延命 政権固執 via 東京新聞
(抜粋) 「一日も早く県民、国民の信頼に足る組織としなければ、もんじゅの将来はない」。地元、福井県の西川一誠知事は県議会二月定例会で、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構(原子力機構)を批判した。 福井県はもんじゅを含め全国最多の原子炉十四基が立地する。原発を推進する立場の知事が根強い不信感を口にしたのは、もんじゅをめぐる不祥事の 数々があるからだ。原発の安全性が揺らいだ福島第一原発事故から一年半後の二〇一二年九月にも、約一万点にも上る機器点検漏れが内部調査で発覚、原子力機 構のずさんな運営体質があらためて問題になった。 機構側は組織改革に乗り出すとしたが、四月一日の組織再編は先送りに。自浄能力の無さを自ら示す結果となった。 ◇ ◇ もんじゅは総事業費一兆円を超える国家プロジェクト。保守や管理が難しく、運転していない現在でも年間二百億円、一日当たり五千五百万円の巨費が 投じられ、その大半は国民の税金だ。膨大なコストから米国やフランスなどは高速増殖炉開発から相次いで撤退、今や先進国では日本のみが開発にしがみつく。 安倍政権は今週にも閣議決定するエネルギー基本計画にもんじゅ存続を明記する。核燃料を増やす増殖炉研究の余地を残しつつ、むしろ使用済み核燃料 を減らす「核のごみ専用の焼却炉」の役割を前面に押し出した。膨大な核のごみを解消する施設へ生まれ変わることで国民の理解を得ようとしている。 しかし、フランスと日本に高速増殖炉で核廃棄物を燃やす基礎データがあるとはいえ「まだ試験管レベルの話」(関係者)で、現時点では絵に描いた 餅。核燃料サイクルでは、もんじゅだけでなく、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理施設でもトラブルが相次ぎ、いまだ運転していない。プルトニウムを軽 水炉で燃やすプルサーマル計画も福島第一原発事故で見通しは立たない。 全文は 臨界から20年で運転3カ月 もんじゅ延命 政権固執
「原発審査、3年では無理」規制委員長 政権方針と齟齬 via msn.産経ニュース
原子力規制委員会の田中俊一委員長は9日の定例会見で、安倍政権が3年間で全原発(50基)の再稼働の可否を判断するという方針について、「全部 が3年でやれるとは思えない」と述べ、安全審査に時間がかかるとの見通しを示した。規制委の審査の進(しん)捗(ちょく)次第で、政権方針は転換を迫られ ることになる。 (略) 田中委員長は会見で「申請が出てから、(審査は)早くても原発1基に半年から1年はかかる。3年で50基をやるのは常識的に考えて難しい」と話した。 (略) 一方、田中委員長は日本原燃の使用済み燃料再処理工場(青森県六ケ所村)にも言及。原発以外の核関連施設の安全基準を12月までにまとめることを明らかにした上で、10月の完成を目指す再処理工場については「すぐに結論が出る形ではない」と稼働が遅れる可能性を示した。 全文は「原発審査、3年では無理」規制委員長 政権方針と齟齬