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放射能問題に立ち向かう哲学 [著]一ノ瀬正樹 via Bookasahi.com

■「不明なこと・偽の問題」明確に 放射線被曝(ひばく)の人体への影響という、深刻で、しかも風評が飛び交う議論に、〈不寝番〉の役を買って出る哲学研究者が、ようやっと現れた。 被災地外で子供たちを守るためになされるそれ自体は正しい行動が、被災地の物産や瓦礫(がれき)の搬入を忌避する行動へと裏返り、それがやがて被災地差別 や復興阻害につながってゆくという不幸な光景が、被曝限度の法令基準が出された頃から浮き立ってきた。これは、福島の原発事故を機に、不条理、不安、不信 といった「不の感覚」と、科学による「客観的」評価という、被曝をめぐる二つのスタンスが、それぞれにぶれたまま捻(ねじ)れあうところに起因すると、著 者は見る。安全/危険について何がどこまで確実に言えるかを冷静に見究めないと、無用の被害が増すばかりだ、と。 続きは放射能問題に立ち向かう哲学 [著]一ノ瀬正樹

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