Tag Archives: 関西電力

関西電力、再浮上した原発リスク via 日本経済新聞

大阪経済部 中西誠 関西電力が「原発リスク」の再浮上に揺れている。原子力発電所の再稼働による採算改善を武器に大幅値下げで新電力などに奪われた法人顧客を取り返してきた。だが、原子力規制委員会が4月、原発のテロ対策施設が期限内に完成しなければ原則、停止命令を出すと決定。対策の遅れを表明した関西電株には売りが殺到した。「電力の勝ち組」という評価はぐらつき、業績と株価の先行きに暗雲が漂う。 テロ対策施設の完成遅れを表明したのは関西電、九州電力、四国電力の3社だ。関西電は再稼働を決めている全7基が対象で、このうち4基はすでに再稼働済みだ。「しっかりした施設をつくるための遅れだから原子力規制委は許容してくれる」。こんな3電力の思惑が一蹴された格好だ。関西電株は10日に年初来安値(1242円)を更新し、原子力規制委の決定前日となる4月23日終値からの下落幅は約2割に達した。 […] 関西電は原発依存度が高く、東日本大震災後の原発停止で2度の値上げを迫られ、大口顧客である企業を中心に客離れが進んでいた。 今回の原発停止で関西電にどれだけ影響が出るのか。最初の原発停止は20年8月の高浜原発(福井県高浜町)3号機、その次が2カ月後の高浜原発4号機となる。2基のテロ対策施設の完成遅れはそれぞれ約1年と見込まれており、収益悪化の影響は合計で年1080億円にのぼる計算だ。 […] もちろん関西電も手をこまぬいているわけではない。関西電は「少しでも工期が短くなるように努力する。代替策も今後考えて原子力規制委に丁寧に説明していきたい」(岩根茂樹社長)と強調する。高浜原発3、4号機の停止期間中に13カ月以内に一度実施する定期検査を前倒しして、検査のために原発を3カ月前後停止するコスト負担を軽減する方策も検討していく。 もっとも、抜本的な解決にはつながりそうもない。既にテロ対策施設の建設作業は2交代24時間体制で進めており、人員を増やすのは簡単にはいかない。工期の短縮を進める方策次第では7基で約4000億円と見積もっているコストが膨らむ可能性もある。 11年の東日本大震災以降、原発リスクは電力各社の経営の最大の不透明要因となってきた。再浮上したこのリスクの先行きが見通せるまで、関西電株を取り巻く霧は当面晴れそうもない。 全文

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大飯原発再稼働に市民が抗議 via 人民新聞

大飯原発4号機が5月9日、再稼働された。関西電力の原発は、高浜3、4号機と大飯3号機に加え、大飯4号機の再稼働で、福井県内4基が同時に動くことになった。大飯原発うごかすな!実行委員会は「原発は、人の手におえる装置ではありません。再稼働阻止、原発全廃の行動に起ちましょう」と呼びかけ、再稼働当日、原発ゲート前で抗議集会が行われた。参加したWさん(12年「オキュパイ大飯」参加)と、加藤さん(福島原発事故による放射能のため京都へ避難)に感想を書いてもらった。(編集部・村上) 1)ゲート封鎖の記憶が蘇る w(革命家) この日僕は、約6年の時を経て再び大飯原発と対峙した。 忘れもしない2012年6月、36時間にわたって大飯原発のゲートを封鎖した記憶が蘇る。あの日を共にした同志との再会に加え、新たな仲間も集結して100人。6年前のように休日の再稼働であれば、この数は大幅に増えていたことだろう。 平日というハードルに加えて現地行動を阻むものに現場へのアクセスの悪さがあるが、これは送迎バスの運行によって解消。さらに街宣車の先導や、シュプレヒコールのプリント配布など、各人の経験と活躍が光る。 そして今回最も印象的だったのが、全体を包む「柔らかでポジティブな雰囲気」だ。一気に力を出し切って燃え尽きることがないよう、急がず、止まらず、誰でも笑顔で受け入れる。その背中に、脱原発を実現するまで決して諦めず、活動の火を灯し続けるという覚悟を感じる。 […] (2)避難者として切なる声を 加藤(福島から京都に避難。原発賠償関西訴訟原告) 25名を乗せた大飯原発行き貸切バスは8時45分、京都駅を出発した。右手に見えていた琵琶湖が見えなくなると同時に、美しい緑の山々が現れ、トンネルを抜けると、静かな塩浜海水浴場が現れた。 私たちは、人気のない塩浜海水浴場からシュプレヒコールをしながら大飯原発ゲートまでを歩いた。 ゲート前には柵と警官がミルフィーユのごとく何重にも重なり、私たちの行く手を阻止すべく立ちはだかっていた。 口火を切ったのは地元の僧侶。95名が集結したことへのお礼とともに、原発再稼働反対への強い意志を熱く語った。「ふるさとを守る高浜・おおいの会」代表は、おおい町で反原発の町議が誕生したことや、美浜町には3人の反原発町議がいることなど、希望を感じる話をされた。 私は避難者として、「福島の事故は終わっていない。事故の原因究明も後始末もできない原発を動かしてはいけない」と、福島生業訴訟判決の際に配布された「福島切り捨てNО」の文字を掲げ、再稼働反対のアピールを行った。「大飯原発うごかすな!」「原発いらない!」―私たちの切なる声を、国境を越え、時空を超え、人々のDNAにしっかりと刻んでいきたい。     全文

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改ざん製品、原発で使用か=三菱マテ子会社製、大飯、高浜で via jiji.com

 三菱マテリアル子会社の品質データ改ざん問題で、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)と高浜原発3、4号機(同)の原子炉に、改ざんの可能性がある製品が使われていることが20日、原子力規制委員会への取材で分かった。 関電から報告を受けた規制委によると、改ざんの可能性があるのはパイプの水漏れなどを防ぐゴム製品で、三菱電線工業(東京都)が製造した。 大飯原発では電気ケーブルが原子炉格納容器を貫通する部分などに使用され、高浜原発でも原子炉の冷却水を送るポンプなどで使われていた。 […]   全文

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子ども用設問「原発ゼロ電気足りる?」 関電の答えは… via 朝日新聞

 関西電力が自社のホームページに掲載する子ども向けの「テスト」に、「今すぐに原子力発電をやめても、これまで通りに電気を使うことができる?」という設問があり、「○」を選ぶと不正解になることがわかった。関電管内では原発が稼働しなくても、電気の供給力に余裕がある。28日の株主総会では株主の一人から疑問の声があがった。  テストは「おとなもこどもも学べる! 教えて! かんでん」と題したページの中にあり、10問ある原発についての質問のひとつ。昨年末から掲載している(http://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/teach/2017_01/check.html)。 株主総会では、テストの意図を問う株主からの質問に対し、幹部が「原子力の必要性について回答する」と述べ、テストの内容に対して直接的な回答をしなかった。関電広報室によると、事前に書面でも同様の質問があったという。 関電広報室は取材に対し、出題の意図は「安全確保を前提に、エネルギーの安定供給や経済性、環境保全などの面で原発の必要性を問うものだ」と回答。今後も内容を修正する予定はないという。 関電管内では2014~16年、原発が1基も動かない「原発ゼロ」の夏を乗り切っている。昨夏はピーク時でも8・7%の供給余力があった。(伊藤弘毅)   原文

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高浜原発4号機が再稼働 1年3カ月ぶり 発送電22日開始 via 東京新聞

関西電力は十七日夕、高浜原発4号機(福井県高浜町)を再稼働させた。稼働は約一年三カ月ぶり。関電の「稼働原発ゼロ」状態は終わった。国内の稼働原発は九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)と合わせ、四基となった。関電は六月中旬の営業運転開始を目指す。  使用済み核燃料を再処理して取り出したウランとプルトニウムを混合酸化物(MOX)燃料にして一般の原発で使うプルサーマル発電を、高浜4号機として初めて行う。プルサーマル発電は伊方3号機でも実施している。  順調に進めば十八日午前六時ごろ、核分裂反応が安定的に持続する「臨界」に達し、二十二日に発電と送電を始める予定。 高浜原発4号機が再稼働 1年3カ月ぶり 発送電22日開始

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「地元中の地元」反対訴え 共存40年の地区 高浜原発再稼働 via 朝日新聞

司法判断で止まっていた福井県高浜町の関西電力高浜原発4号機が17日夕に動き出した。原発正門前に駆けつけて抗議する人たち。その間近に、いつもと変わらぬ日常を送りながら声を上げ始めた地元の人たちがいた。 高浜原発の北側に突き出た半島の先に67世帯133人(4月末現在)が暮らす高浜町音海(おとみ)区がある。中心部から原発までは約2キロ。原発で働く住民もおり、40年あまりにわたって共存してきた「地元中の地元」だ。 「みんなが集まってどんないいことを話してるんかと思って近づくと原発の話をしてる。前とは違う」。集落で出会った80代の女性はそう漏らすと、路肩のはき掃除に戻っていった。 傍らには「高浜原発 運転延長反対 音海区」と書かれた看板が立っていた。きっかけは昨年6月に原子力規制委員会が認めた1、2号機の40年超運転。申請の前に説明がなかったと住民らは言う。 「我々はどうでもいいということなんか、と。行動を起こす最初で最後のチャンスやと思ったんです」。自治会代表で旅館を営む児玉巧さん(69)は話す。かつて町議として、地域振興をめぐって共存のための議論を関電としてきた。「自分のことを反原発だなんて言ったことも思ったこともなかった」と振り返る。 だが2011年、東京電力福島第一原発事故が発生。「口には出さないが、誰もが自分の身に置き換えて考えたと思う」 続きは 「地元中の地元」反対訴え 共存40年の地区 高浜原発再稼働

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4号機、今夕再稼働へ via 毎日新聞

福井県高浜町の関西電力高浜原発4号機(出力87万キロワット)で17日午前、原子力規制委員会が立ち会い、原子炉の制御棒の駆動機能検査が始まった。起動前の最終検査で、順調に進めば同日午後5時ごろ、原子炉を再稼働させる。18日午前6時ごろに核分裂が安定する「臨界」に達し、22日午後2時ごろに発送電を開始する見通し。営業運転は6月中旬の予定。  高浜4号機は新規制基準に合格し、昨年2月に再稼働した。しかし、直後に電気系統のトラブルで緊急停止。翌3月には大津地裁が運転差し止めの仮処分を決めた。関電が保全抗告し、大阪高裁が今年3月、地裁の仮処分を取り消した。 4号機、今夕再稼働へ

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原発にペットボトルロケット 発射容疑で男逮捕 via 朝日新聞

福井県警は18日、同県高浜町の関西電力高浜原発の敷地内にペットボトルで作ったロケット状のものを飛ばしたとして、岐阜県大垣市島町の無職河合優容疑者(32)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。 調べでは、河合容疑者は同原発の再稼働が予定されていた17日の午前10時15分ごろ、原発そばの県道から敷地内に向けて、ロケット状に加工したペットボトル2本をそれぞれ発射、警備員や警察官らの業務を妨害した疑い。 2本のうち1本は約100メートル飛び、敷地内に落ちたが、けが人はいなかった。 全文は 原発にペットボトルロケット 発射容疑で男逮捕

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高浜原発 4号機、17日にも再稼働 via 毎日新聞

関西電力高浜原発4号機(福井県)が早ければ17日にも再稼働することが9日、分かった。6月中旬に営業運転を始める。4号機の再稼働で、国内で稼働する原発は、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)を合わせ、4基となる。  高浜4号機は既に原子炉への核燃料157体の装着を終えている。うち、4体がウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料。一方、関電は、高浜3号機を6月上旬に再稼働させ、7月上旬に営業運転を始める方針。  関電は、高浜3、4号機の営業運転開始で、代替電力の火力発電の燃料費負担を軽減できるため、7月中にも電気料金を数%、値下げし、電力小売り自由化で大阪ガスなどに奪われた顧客を取り戻したい考えだ。今秋には大飯原発3、4号機(福井県)も再稼働させ、2度目の値下げを行う意向だ。 […] 続きは 高浜原発  4号機、17日にも再稼働

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【高浜原発】自殺した関電社員を労災認定 審査対応で月200時間残業 viaハフィントンポスト

[…] ■1カ月の残業時間が200時間のことも 毎日新聞によると、男性は技術者で課長職。7月7日の期限までに規制委の審査手続きを終えなければ廃炉が濃厚とされていた高浜原発1・2号機の申請で使う、設備の詳細設計をまとめる仕事をしていたという。 審査手続きの申請資料にミスが見つかるたびに規制委の対応に追われ、労働時間は1月から急増。2月の残業は約200時間と推定される。4月20日、出張先の東京のホテルの部屋で自殺しているのが見つかったが、自殺前日までの19日間の残業時間も、少なくとも150時間に上っていた。 高浜原発1・2号機は運転開始から既に40年を超えたが、例外として、安全審査や延長認可審査で規制委が合格と認めれば、1回に限り最長20年運転延長できる。規制委は2016年4月、新基準の審査で最大の焦点だった電気ケーブルの防火対策など、見直された安全対策の方針が新しい規制基準に適合していると認めたが、加えて6月には、設備の耐震性などが審査される「工事計画」を認可した。 ■厚労省は原発再稼働の申請業務を、労基法の制限から外す 労働基準法で定める残業時間の上限は、通常は40時間。労使協定を結べば1カ月で45時間となっている。しかし、厚生労働省は2013年11月、原発再稼働に向けた原子力規制委員会の審査に対応するための電力会社の業務については「公益上の必要により集中的な作業が必要」として、審査対応業務には年360時間の上限以外は適用しないとする通達を出していた。 対象となるのは、通達の出た時点で申請のあった原発で、高浜原発1・2号機は対象外。また、自殺した男性は課長職で「管理監督者」に当たり、労働基準法で定める労働時間の制限は受けないとされるが、毎日新聞は「会社側は残業時間や健康状態を把握、配慮する義務がある」と指摘している。 もっと読む。

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