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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 東京電力
安倍官邸が激怒! 福島原発「吉田調書」流出で“犯人捜し” via 日刊ゲンダイ
(抜粋) 原発はとても人間の手に負えるシロモノじゃない。「吉田調書」の生々しい証言はそれを物語っている。未曽有の大惨事にならなかったのは、たまたま「偶然」が重なっただけだ。 (略) ■「機密保護法」施行後なら逮捕 それにしても、つくづく思うのは、もし「特定秘密保護法」が施行されていれば、「吉田調書」は確実に“闇”に葬られていたということだ。「菅官房長官は会見で『(吉田調書は)政府として情報公開制度に対する扱いは不開示としている』と明確に答えている。つまり、『特定秘密に当たる』ということです。年内がメドとされる秘密保護法が施行されていたら、吉田調書を入手した朝日の記者も、渡した役人も逮捕される事態になっていたでしょう」(司法ジャーナリスト) 元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。「『吉田調書』であらためて分かったのは、福島原発事故の全容がきちんと検証されていないことです。驚くのは原子力規制委員会の田中俊一委員長も調書を『読んでいない』と答えていること。秘密保護法が施行されれば、国民にとって必要な情報はますます隠されることになる。大変、危惧します」 集団的自衛権を行使できないと国民の生命を守れない、と口にしている安倍首相は、国民が原発の被害に苦しんでも構わないと思っているのか。 全文は安倍官邸が激怒! 福島原発「吉田調書」流出で“犯人捜し”
福島をどう描くか:第1回 漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」 竜田一人さん via 毎日新聞
東日本大震災後の福島を舞台にした漫画が話題になっている。漫画家らはどのような視点から福島を描いたのだろうか。 第1回は竜田一人(たつた・かずと)さん(49)の原発ルポ漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働 記」(講談社)を取り上げる。竜田さんは、これまで職を転々としながら、商業誌などで漫画を描いてきた自称「売れない漫画家」だった。震災を機に、被災地 で働こうと思い立ち、東京電力福島第1原発(通称「1F」=いちえふ)にたどり着く。そこで見た作業員の日常風景を描き、漫画界の話題を集めた。竜田さん は「福島の真実を描く漫画」ではないことが「いちえふ」の重要なポイントだったと語る。「下から目線で、大所高所からものを言わないこと」を徹底した竜田 さんの思いとは何だったのか。【石戸諭/デジタル報道センター】 (略) ◆1Fの近所に家があって戻れないという人もいますし、帰還困難区域との境界近くに家があり「俺の家はどうなるんだ」と悩んでいる人もいました。 ただ、そういう話題も飯を食いながら、バカ話の間に出てくるんですよ。ぽろっと。真剣なトーンでもなく、バカ話の延長で話すんです。「将来的には戻ろう か。それとも(福島県)いわき市辺りで家を買おうか」と迷っているなんて、話もあります。そういう人って東京電力の仕事で給料をもらっているけど、それと は別に東京電力と補償交渉していたりして被害者の立場でもあるわけです。東電が雇用主でありつつ、賠償させる相手なんですよ。その胸中は私には想像するし かない。 東京では想像できなかったけど、1Fで働く人と補償を求める人がすっぱり分かれているわけではない現実があります。避難して交渉している人の中に、あそこで働いている人もいるんですよ。 (略) −−この漫画には「『フクシマの真実』を暴く漫画ではない」というコピーがついていますね。何か狙いがあったのですか。 ◆このコピーは初めて「いちえふ」がモーニングに載った時に担当編集者が付けたものですが、特定の何か への当てつけで付けられたものではありません。震災以降にたくさん出てきた「真実」を暴く作品とは趣旨が違いますよ、ということです。私自身、そういった 作品や報道にうんざりしていたこともあります。それに「真実」が何かなんて私にはわからないし、現場にぱっと行って「真実」を私が掴んでしまうなんてこと はあり得ないと思います。繰り返しになりますが、この漫画においては「真実」を探ることよりも、私が見てきたことを描くことが重要だと思っています。福島 なり1Fの一側面を記録することが全てなんです。 だから、「いちえふ」を読んで「これこそ原発事故の真実だ」っていうのも、ちょっと待ってほしいと言いたくなるときがあります。あくまで私が見てきた部分を描いていることは強調したいです。一つ、これが「真実」と決めてしまうと他のものが見えなくなる可能性があります。 全文は福島をどう描くか:第1回 漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」 竜田一人さん
ドライベント、福島第一3号機で準備 震災3日後、大量被曝の恐れ 吉田調書で判明 via 朝日新聞
(抜粋) 吉田調書などによると、3号機は14日未明、注入する水が枯渇して危機を迎えた。東電はウエットベントで格納容器の圧力を下げようとしたが下がらず、14日午前6時23分、次善の策としてドライベントの検討を始めた。午前7時前の時点で甲状腺がんを起こす放射性ヨウ素が南南東の風に乗って北北西方向に広がり、3時間で福島県北部の相馬郡付近が250ミリシーベルトになると予測。この値は甲状腺被曝の影響を防ぐため安定ヨウ素剤を飲む当時の国の目安100ミリシーベルトを超えていた。 国から午前7時49分に情報統制に入ったと通告された後も、東電は再度、ドライベントを実施した場合の放射性物質の拡散を予測していた。 吉田氏は政府事故調の聴取でドライベントを検討していたか質問され「それはもちろん、しています」と明言。一方で、それに先だってウエットベント の操作をしている間に「爆発してしまって何か圧が下がってしまったんですね」と述べた。これは午前11時1分に3号機建屋の爆発が偶発的に起きた後に圧力 が下がり、人為的なドライベントを実施する必要がなくなった経緯を説明したものだ。爆発後、構内の放射線量はほとんど上がらなかった。偶発的な爆発と違い、人為的なドライベントには危険性を住民に周知する責任が発生する。 当時、国は3号機の圧力上昇を報道発表しないよう東電と福島県に要請していた。この情報統制について吉田氏は聴取で「そんな話は初耳」とし、「広報がどうしようが、プレス(報道発表)をするかしないか、勝手にやってくれと。現場は手いっぱいなんだから」と証言。原子炉の制御に追われ、住民への周知にまで気を使う余裕がなかったことを打ち明けていた。 (略) ■住民の安全、誰が守る 《解説》吉田調書の教訓は、ひとたび過酷事故が起きれば電力会社にとって住民の安全は二の次になるという現実だ。福島第一原発を預かる東京電力社員たちは事故直後、原子炉の制御に精いっぱいで、避難住民に配慮する余裕がなかった。 大量被曝(ひばく)を招きかねないベントを実施する場合、住民にどう周知するのか。事故対応と住民避難は切り離せないのに、そのルールは事故から3年以上たった今もあいまいだ。 根本的な問題を解決しないまま、国は原発再稼働への道筋を描く。事故対応は電力会社に委ね、住民の避難計画は自治体に任せているのが実情だ。 全文はドライベント、福島第一3号機で準備 震災3日後、大量被曝の恐れ 吉田調書で判明 当サイト既出関連記事:「吉田調書」via 朝日新聞
福島第一原発 一部地下水の海への放出始まる via ロシアの声
福島第一原発の職員らは、地下水が原子炉建屋に流れ込む前に汲み上げ、その一部を自分達の管理のもとで太平洋に放水し始めた。東京電力が伝えた。 東電スポークスマンの説明では、地下水の放出は通常モードで行われるが、周囲の環境に害を及ぼすことはない。 現在、汚染された地下水の保管は、福島第一原発事故処理作業において主要な問題の一つとなっている。発電所の敷地を越えて、それが漏れ出るのを阻止するた め、東京電力は2015年までに、敷地の周囲に人工的に永久凍土層をめぐらし、その後徐々に溜まった水を汲み上げる計画だ。 続きは福島第一原発 一部地下水の海への放出始まる
福島第1原発、汚染水浄化装置が全基停止 via 日本経済新聞
東京電力は20日、福島第1原子力発電所の汚染水浄化装置「ALPS」で唯一動いていた1系統でも水が白濁する故障があり、処理を停止したと発表した。ALPSは全部で3系統あるが、汚染水から放射性物質を取り除く処理が全くできない状態となった。 同日午前、1系統の処理水が白く濁り、カルシウム濃度の上昇を確認。別の1系統でも17日に同様のトラブルが発生し、処理を停止した。原因は調査中だがフィルターの不具合などの可能性がある。残る1系統も修理のため長期停止している。 続きは福島第1原発、汚染水浄化装置が全基停止
「吉田調書」via 朝日新聞
福島原発事故:吉田昌郎所長が語ったもの 朝日新聞は、東日本大震災発生時の東京電力福島第一原子力発電所所長、吉田昌郎氏が政府事故調の調べに対して 答えた「聴取結果書」を入手した。レベル7の大災害を起こした福島第一原発の最高責任者であり、事故収束作業の指揮官であった吉田氏の唯一無二の公式な調 書である。吉田氏は事故について報道機関にほとんど語らないまま2013年7月に死去した。調書も非公開とされ、政府内にひっそり埋もれていた。 28時間、400ページ 吉田調書は全7編で構成されている。総文字数はおよそ50万字。A4判で四百数十ページに上る分量になる。吉田氏への聴き取りは13回 中11回が福島第一原発から南へ20km離れたサッカー施設 J-VILLAGE JFAアカデミーのミーティングルームで、残る2回が吉田氏の仕事場である福島第一原発免震重要棟でおこなわれた。 政府事故調は772人から計1479時間にわたって聴き取りをおこなった。吉田調書はその一環で作成された。対象1人当たりの平均聴 取時間は2時間弱。吉田氏への聴取時間は28時間あまりで、あの瞬間、どう行動し、何を考えていたかまで聴き取った。畑村洋太郎・政府事故調委員長は、ほ かに吉田氏の公式の調書がないことから「貴重な歴史的資料」と呼んだ。 全文及び資料は要登録:「吉田調書」 関連記事:福島原発事故「吉田調書」を入手 吉田所長の指揮克明に via 朝日新聞 朝日新聞は、震災時の東京電力福島第一原子力発電所所長、吉田昌郎氏が原発事故について政府事故調査・検証委員会の調べに対して語った「吉田調書」を入手した。2013年7月に死去した吉田氏と、聴取を主導した検事ら事故調委員とのやりとりが四百数十ページにわたり記されている。文字数にするとおよそ50万字だ。 (略) 特集ページのURLは次の通り。http://www.asahi.com/special/yoshida_report/
マクドナルドが東電を提訴 「原発事故で3店舗閉鎖」via 朝日新聞
福島第一原発事故でフランチャイズ契約していた店舗が閉店を余儀なくされたとして、日本マクドナルド(東京都)などが、東京電力に約7千万円の損害賠償を求めて、福島地裁に提訴していたことがわかった。 提訴は4月22日付。訴状によると、原発事故で福島県の浪江町、富岡町、南相馬市原町区にある計3店が閉店し、同社はロイヤルティー(権利使用料)などが得られなくなった。 続きはマクドナルドが東電を提訴 「原発事故で3店舗閉鎖」
原発事故直後の作業で被ばく 東電などを提訴 via NHK News Web
東京電力福島第一原子力発電所で事故直後に働いた元作業員が「放射線量が高いことを伝えられないまま、作業をさせられて被ばくした」と主張し、東京電力や下請けの企業などに1100万円の賠償を求める訴えを起こしました。 訴えを起こしたのは、福島県いわき市に住む48歳の元作業員の男性で、訴えによりますと、男性は下請け企業の作業員として事故直後の平成23年3月24日に、福島第一原発3号機のタービン建屋で地下に電源ケーブルを接続する作業に当たったということです。 地下には放射性物質に汚染された水たまりがあり、空間の放射線量は1時間当たり400ミリシーベルトが計測されましたが、作業を続けたため、およそ1時間半の間に20ミリシーベルトを超える被ばくをしたと主張しています。 続きは原発事故直後の作業で被ばく 東電などを提訴
迫る楢葉の「帰町時期」判断 除染、インフラ復旧課題 via 福島民友
東京電力福島第1原発事故に伴い、ほぼ全域が避難指示解除準備区域に指定されている楢葉町は今月下旬、町にいつ戻るかという「帰町時期」を判断する。町は5日までに町政懇談会を終えたが、放射線量や原発の安全性を不安視する声は根強く、町民の理解を得られる帰町時期を示すことができるか注目が集まる。 懇談会は4月下旬から5月2日にかけて、県内外で計12回開催した。町は、独自に設置した除染や原子力防災の各検証委からの提言などを踏まえ、現在の町の復旧状況や空間放射線量の考え方などを説明。また「安全の確保」と「生活に必要な機能の回復」を前提とした24項目にわたる「帰町計画」の概要も示した。町民からは、早期の帰町を望む声よりも、環境省の「フォローアップ除染」の早期実施や商業施設、交通網など公共インフラの復旧を求める声、原発の安全性を疑問視する意見などが多く上がった。 (2014年5月6日 福島民友ニュース) 迫る楢葉の「帰町時期」判断 除染、インフラ復旧課題
「東電と漁師は運命共同体」被災地の苦渋(ルポ迫真) via 日本経済新聞
「福島の漁師の責任として苦渋の決断だ」 福島県漁業協同組合連合会は3月25日、東京電力福島第1原子力発電所の原子炉建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げ、海に放出する東電の計画を受け入れた。風評被害の懸念は拭えない。1日400トンずつ増える汚染水を少しでも減らすため、拒絶できなかった。 「はっきり言って、漁師は東電や国を信頼していない。我々を裏切らないような厳格な運用をお願いしたい」。相馬双葉漁協組合長、佐藤弘行(58)は東電常 務執行役、新妻常正(59)に不満をぶつけた。貯蔵タンクからの汚染水漏れ、海への流出と不手際が続く。新妻は「放出の基準は厳格に守ります」と深く頭を 下げた。 東電は今月中旬にも地下水放出を始める予定で、地下水の放射性物質濃度を測るなど準備を続ける。敷地内の約900基のタンクにた まった汚染水は46万トン。原発事故収束のためにも漁師のためにも、汚染水処理の失敗は許されない。「東電と漁師は運命共同体だ」。県漁連会長の野崎哲 (59)はうめいた。 (略) 今、売り場では試験操業で取れた魚の横に放射性物質の検査結果を表示し、安全性をPRする。高齢者は「地元を応援したい」と積極的に地元産を買ってくれる。一方、小さな子供をもつ親は健康への影響を心配して地元産を手に取らない。 漁師の苦悩はほかにもある。福島第1原発の港湾内で取れるアイナメ、ソイといった魚の放射性物質濃度は1キロあたり最高で1万ベクレルを超え、基準値の 100倍以上。「港湾内の魚が沖合に出てサンプル検査で数値が跳ね上がり、出荷制限の解除が遠のく」と漁協関係者はこぼす。 東電は原発事故の収束作業に使う大型資機材を船で運び入れており、港湾を閉鎖することはできないという。相双漁協の遠藤和則(59)は「港湾を埋めてしまうのが一番だが、収束作業を止めるわけにはいかない」 「人間は働かねえとダメだ。職を奪われることがどれだけ苦痛か」。同県新地町の漁師、小野春雄(62)は語気を強める。激震に襲われた3年前のあの日、小野は港に駆けつけ船を守るために沖に出た。同じ行動を取った弟(当時56)は津波の犠牲になった。 東電から原発事故前の収入の8割ほどが補償される。「漁師は補償金で酒を飲んでいる」といった心ない陰口もある。だが金銭であがなえない苦しみが被災者に はある。肉親を亡くし、漁もできないストレスで一時体重が20キロ近く増えた。ようやく始まった試験操業で週2回、漁に出た。「漁師は魚が網に掛かるのが 喜びなんだ」 全文は「東電と漁師は運命共同体」被災地の苦渋(ルポ迫真)