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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: チッソ
東電再建は「チッソ方式」 賠償支援機構から無利子融資 負担金拠出の電力各社は警戒 via msn.産経ニュース
東京電力の新しい総合特別事業計画(再建計画)が27日、政府に提出された。破綻せずに巨額の賠償金を払い続ける枠組みは、水俣病に揺れたチッソが モデルのようだ。チッソは被害者への補償金を今も払いながら、液晶事業で安定した収益を稼ぐ。しかし、政府主導による思い切った東電再建策に、他の電力各 社は複雑な感情を抱き始めている。 「東電は、筋肉質なスーパーエクセレントカンパニー(超優良企業)になるのでは…」 あるエネルギー大手企業の幹部は警戒感をにじませる。 新再建計画では、東電は5.4兆円の賠償金を全額負担するが、原子力損害賠償支援機構から最大9兆円の無利子融資を受けられる。同社は数十年掛けて融資を返済していく。 同じような状況から見事によみがえったのがチッソだ。同社は平成23年、債務を継承する旧会社(チッソ)と液晶部材を手がける新会社(JNC)に分かれて 再出発。新会社が世界トップクラスの液晶事業で稼ぐ利益の一部を旧会社に配当し、旧会社は水俣病確認から約60年が過ぎた現在も公的資金の返済と患者への 賠償金支払いを続けている。 (略) ただ、チッソの再建スキームと大きく異なるのは、東電だけでなく、他の電力各社も原発事故の「連帯責任」を負わされた点だ。 原発を保有する電力各社などは毎年、それぞれ保有する原子炉の出力規模に応じて、原賠機構に「一般負担金」を支払っている。24年度の負担総額は1008億円。 原賠機構は一般負担金とは別に、事故を起こした東電から年500億円程度の「特別負担金」を受け取る方針だが、東電は赤字続きのため、まだ払っていない。 全文は東電再建は「チッソ方式」 賠償支援機構から無利子融資 負担金拠出の電力各社は警戒 当サイト既出関連記事:東電、海外に210億円蓄財 公的支援1兆円 裏で税逃れ via 東京新聞
“チッソ化”で泥沼化する東電処理 via 日経ビジネスオンライン
チッソがモデルの東電賠償債務処理? 財務省が描く東電の賠償債務処理はチッソ方式がモデルになっているというのが霞ヶ関のもっぱらの見方である。だが、このチッソ方式が果たして「成功体 験」といえるのか、クビを傾げざるを得ない。水俣病患者に対する国の姿勢は決してほめられたものではない。原因企業チッソを隠れ蓑に、国は腰が引けた対応 で責任認定を頑に拒み、少なからぬ患者が前途を悲観して命を縮めた一方、1990年には水俣病裁判の政府責任者として和解を拒む弁明を続けていた環境省企 画調整局長が自殺した。そして、2004年には最高裁が国と熊本県の行政責任を認める判決を下している。 それでも、チッソを存続させ、患者への補償に充てた公的融資の返済を行っていることを評価すべきとの指摘があるかもしれない。だが、水俣病発生からすで に半世紀が経過している。当時の社長以下、責任のある幹部の大半が鬼籍に入り、チッソの社員ということ以外に水俣病との関係を見いだせない人々が働く企業 に補償債務の返済というペナルティーを与え続けることにどれほどの意味があるのか。 前述のように、チッソが抱える公的債務の総額は約3150億円。確かに巨額ではあるが、民主党が2009年の政権奪取直後に無駄な公共事業としてやり玉 に挙げた川辺川ダム(熊本県)の建設費が3300億円、八ッ場ダム(群馬県)は4600億円だった。公害や原発事故のように、国が責任を問われる事象が起 きた場合に、人道上の見地よりも目先の算盤勘定を優先させることはままあるが、国民レベルの視線ではそうした行政の対応は甚だ理不尽に映る。 続きは“チッソ化”で泥沼化する東電処理
考・原発 私の視点2 医師 原田正純さん via tagosaku (西日本新聞)
「原発推進」の国策が招いた福島第1原発事故と、公害の原点とされる水俣病。産業優先のひずみを地方に押しつけ、自然環境や罪のない人が被害を受けた点で、この二つの類似性を指摘する声がある。 「確かに共通点はある。明らかな人災で、非情に広範な人が影響を受け、地域社会が破壊されたことなどだ。しかし、安易に似ていると見てはいけない。水俣病が公式確認から半世紀を経ても解決しないのは行政や企業の怠慢。放射能汚染の問題は違う。事故が起きた以上、これから百パーセントの対策を講じても、放射線の影響は20年、30年先にお呼び、長期にわたり解決できない。そもそも放射線の影響についての医学的知見はわずか。将来、がんになっても、原発事故の放射線によるものかどうか判定できない。」 (中略) 「公害は社会的、政治的に弱い人たちに集中する。世界の公害の現場を見て思うのは、そういう差別の構造が常にあるということだ。」 (中略) 「全国の国立大が推進派だけを優遇し、反対派を冷遇しているのなら大学として機能していない。」 (中略) 「原発を推進したのは電力会社と国。巨大さと権力の大きさが水俣病の原因企業のチッソとは全然違うということだろう。」 全文は考・原発 私の視点2 ◇ 関連記事: ・【9/8東京新聞こちら特報部1/2】原発事故 水俣病に学べ 産官学癒着の「人災」 原田正純医師に聞く 表面化に長期間 放射線被害 もっと複雑