Daily Archives: 2018/12/16

核兵器製造を目指した「マンハッタン計画」のコスト内訳を調べてわかったこととは? via Gigazine

第二次世界大戦中にアメリカ・イギリス・カナダなどの研究者らが原子爆弾の製造・開発を行ったマンハッタン計画は、優秀な科学者や技術者を多数動員した非常に大規模なプロジェクトでした。結局マンハッタン計画は原子爆弾の開発に成功し、日本に原子爆弾を落としただけでなく戦後の冷戦構造を生み出す結果につながりました。そんなマンハッタン計画に投入された資金について分析した結果を、スティーブンス工科大学の科学歴史家であるAlex Wellerstein氏が公開しています。 The price of the Manhattan Project | Restricted Data http://blog.nuclearsecrecy.com/2013/05/17/the-price-of-the-manhattan-project/ 原爆開発における大きなターニングポイントとなったマンハッタン計画では、当時のレートでおよそ20億ドル(2200億円)、2012年時点の資産価値に換算するとおよそ300億ドル(約2兆4000億円)もの費用が投入されたとのこと。Wellerstein氏はマンハッタン計画における支出の内訳について調査しました。 投入されたコスト順に並んだ表の一番上にあるオークリッジ(OAK RIDGE)には、「K-25」「Y-12」「S-50」といったコードネームのウラン濃縮工場がありました。その下に位置するハンフォード技術工場(HANFORD ENGINEER WORKS)では、プルトニウムが生産されていたとのこと。ハンフォード技術工場の下にある特殊操作材料(SPECIAL OPERATING MATERIALS)とはプロジェクト全体に必要な、グラファイトやフッ素といった材料を指しています。マンハッタン計画に参加した科学者らが実験や研究を行ったロスアラモス研究所に費やされた支出額は、これらの施設よりもずっと低いことがわかります。 (略) また、Wellerstein氏はアメリカの歴史家であるRichard Hewlett氏らが著した「The New World(新世界)」という文献にもとづいて支出の内訳をさらに細かく分類し、「工場部門」と「運営部門」に分けてプロジェクトが使用した金額を分析。その割合を見ると、費用全体の4分の3が工場の建設などに使用されていることがわかります。マンハッタン計画によって製造され、実際に爆発まで行われた原子爆弾はガジェット・リトルボーイ・ファットマンのわずか3個とされていますが、プロジェクトに費やされた金額のほとんどが兵器生産プロセスに割り当てられているのです。 (略) 原爆は長らく「行き過ぎた科学の進歩が招いた惨劇」であると言われ続けてきました。また、工業的な物語よりも科学的な物語の方が人々にとって好まれやすいという傾向もあります。たとえば大規模な工場建設に伴う障壁を解決するストーリーよりも、オッペンハイマー氏らが倫理的・科学的困難を乗り越えて原爆を開発したストーリーの方が、人々を楽しませて印象に残るものです。さらに原爆の場合、基礎的な物理学的知識がそもそも戦前から世界中の科学者の知るところであり、最も困難なエンジニアリング的ノウハウは工業の領分であった点も、研究部門より工場部門の使用する費用が多くなる結果をもたらしたとWellerstein氏は考えています。 全文は核兵器製造を目指した「マンハッタン計画」のコスト内訳を調べてわかったこととは?

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Radiation-soaked Fukushima town REOPENS to visitors 7 years after meltdown via DailyStar

THE town next to the Fukushima Nuclear Power Planet that suffered a devastating meltdown in 2011 has reopened. Futaba – on the Fukushima Prefecture – was turned into a ghost town after a huge tsunami swamped the nuclear reactors, triggering a … Continue reading

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福島出身の監督が原発事故と戦った農家描く「ハッピーアイランド」19年春公開 via 映画.com

[映画.com ニュース] 福島県出身の渡邉裕也監督が、東日本大震災後もたくましく農業を営んだ祖父の姿を描いた「ハッピーアイランド」が、2019年春に公開することがわかった。吉村界人、萩原聖人、大後寿々花が共演し、俳優としても活躍するミュージシャン・古舘佑太郎が主題歌「ハッピーアイランディア」を手掛けた。 第3回四万十映画祭2018の長編部門最優秀賞や、福岡インディペンデント映画祭2018の100分ムービー部門最優秀作品に輝いた本作。新鋭・渡邉監督が、15年12月から被災地の人々とともに福島でロケを行い、震災の原発事故による風評被害に負けず、農業に取り組んだ祖父の物語を紡いだ。 東京に住む23 歳の真也(吉村)は、仕事を転々とする中途半端な日々を送っていた。ある日、知人からの紹介がきっかけで、真也は福島の農家を手伝うことに。「寒い」「朝が早い」「辛い」農作業に嫌気が指し、逃げ出そうとしていた真也だったが、農業を通して地元に貢献する、震災で妻を亡くした正雄(萩原)や、保育士・里沙(大後)と出会い、徐々に仕事にやりがいを見出していく。 (略) 「農作業を続ける祖父がかっこいいと思って作りましたが、祖父はもういません。いないけど、この映画が届けばいいと思います。 そして、世の中の方々にこの映画を見て頂き、祖父と福島で戦う農家の方々を自慢出来る事を嬉しく思います」と力強くメッセージを残した。 「ハッピーアイランド」は、19年春から東京・ユーロスペースほかで公開。 全文は福島出身の監督が原発事故と戦った農家描く「ハッピーアイランド」19年春公開

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