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【社説】年のはじめに考える 子どもたちを泣かせない via 東京新聞

昨年十二月半ば、福島県南相馬市原町区の「みなみそうまラーニングセンター」はクリスマスを楽しむ子どもたちの歓声に包まれました。センターは東日本大震災の翌年春、地域の子が放課後を過ごす場として大阪のNPO法人「トイボックス」が開いた施設です。
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大阪でフリースクールを運営する白井さんが、遠い南相馬市にセンターを開いたのは、震災後に地元の学童保育を訪ねたとき、「子どもたちの様子がおかしい」と聞いたことがきっかけでした。
 福島第一原発事故で、市域の大半が原発から三十キロ圏にある南相馬の市民の多くは市外や県外に避難しました。仕事を残した家族は少しずつ地元に戻ってきましたが、避難生活で大きなダメージを受けたのは子どもたちでした。
 中でも、発達障害があり、自己表現の苦手な子は環境が一変した避難先で状態を悪くしていました。地元に帰っても、通い慣れた特別学級や学童保育が閉鎖されたりして、居場所を失っていました。
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 今、小学生を中心に、二十二人が通っています。初めは、すぐに大声を出したり、けんかを始めたり、返事をしなかったり。それも大人たちの心の鏡だったと白井さんは言います。先の見通しの立たない大人の不安をそばで感じても子どもたちは言葉でなく、行動や態度でしか表せなかったのです。
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コミュニティーは崩壊し、原発からの距離によって線引きされる東京電力の賠償金が地域を引き裂く問題も深刻になっています。慰謝料を手にした人が「金があるから働かなくなった」と陰口をたたかれたりもする。
 放射能の不安におびえて避難を重ね、国の救済策に振り回される大人の社会のいらだちや傷が子どもたちの世界に跳ね返るのです。

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