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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: メキシコ
放射性物質で汚染された資材が国を超えて流通した「アメリカ大陸最大の被ばく事故」の原因とは? via Gigazine
原子力発電に関連する事故といえばチェルノブイリ原子力発電所事故が有名ですが、人が被ばくするのは必ずしも原子力発電に伴う事故とは限りません。過去には、博物館に放射線を放つ鉱石がバケツに入ったまま放置されていた事例や、放射能が残留する遺体を処理した火葬場職員が被ばくする事例も報告されていますが、中でもアメリカ大陸最大の被ばく事故とされるのが「シウダー・フアレスのコバルト60汚染事故」です。 The Mexican Chernobyl, The Biggest Nuclear Accident In The American Continent – What’s onhttps://culturacolectiva.com/history/cobalt-60-ciudad-juarez-mexico-nuclear-accident アメリカとメキシコにまたがる広域を放射能で汚染する事故が起きたのは、アメリカとの国境沿いに位置するメキシコのシウダー・フアレスという都市でした。1983年12月6日、シウダー・フアレスの医療センターに務める保守作業員のVicente Sotelo氏とRicardo Hernández氏は、「病院の倉庫にあるものを好きに持って帰っていい」と告げられ、ガラクタの中から転売できそうなものを物色していました。 (略) 金属のスクラップとして放射線治療装置を売ることにした2人は、ハンマーなどで機械を分解する中で100kgもある箱形の部品があることに気づきました。2人が箱を壊すと、その内部には小さな球形の粒(ペレット)が6000個以上も納められていましたが、気にせず分解した機械をピックアップトラックにのせたそうです。 実はこのペレットの材料は、放射線治療装置において放射線源として用いられていたコバルト60であり、大量の放射線を出していました。しかし、2人はそれに気づかないままトラックでリサイクル場まで運び、トラックの内部だけでなく道ばたにも大量のペレットをばらまいたとのこと。 (略) 2人が機械の部品をリサイクル場に売りつけると、Sotelo氏は放射性物質で汚染されたピックアップトラックを家の近くに駐車。ピックアップトラックはその直後にバッテリーが盗まれたそうで、そのまま3カ月ほど人口密度が高い地域に放置されました。 リサイクル場では、クレーンや付近の金属くずが放射線を出す機械の部品や微少なペレットに汚染されたほか、機械の金属部品は提携する精錬業者に運び込まれました。精錬業者は金属くずを解かして建築資材やテーブルなどに利用する金属ブロックに加工しており、機械の部品や二次汚染された金属くずを含んだ資材が推定2万トンも製造されたとのこと。そして2人が放射線治療装置を売り飛ばした翌月には、誰も知らないうちに放射性物質で汚染された資材がメキシコ国内だけでなくアメリカにも搬出されてしまったそうです。 (略) この手がかりをもとに捜索したところ、このトラックがモーテルの前に駐車されているのが発見され、当局が事態の収拾に乗り出しました。トラックからは1時間当たりでおよそ1000レム(10シーベルト)もの放射線が検出されたそうで、これはレントゲン撮影機が放射する放射線(0.2レム)の5000倍であり、50%の被ばく者が死亡するとされる400レムの被ばく線量を大幅に上回る値です。 メキシコ原子力安全・保障措置委員会(CNSNS)などの調査によって、アメリカとメキシコの国境沿いに汚染された金属が広まっていることが判明したため、当局は汚染物質の回収を開始。アメリカの当局は国内に流通していた1000トンの汚染物質のうち90%を回収してメキシコに送り返しましたが、メキシコでは1万9000トンのうち5000トンしか回収できなかったとのこと。 また、最初にSotelo氏とHernández氏が放射線治療装置を運んだ際にばらまかれた放射線源のペレットを回収するため、180人もの労働者が動員されたそうですが、労働者には満足な保護具も与えられなかったそうです。この事故に関連して被ばくした人々の総数は、4000人に上るとみられています。 放射線の被ばくは人々にさまざまな健康上の問題をもたらす可能性がありますが、かなりの線量を浴びたはずのSotelo氏には深刻な症状が現れなかったそうで、「Vicente the Bionic Man(超人のビセンテ)」というあだ名で呼ばれました。一方、汚染が広がったシウダー・フアレスの町では、事故後の数年間でがん患者の増加や奇形で生まれたり死産したりする子どもの数が増加が確認されたとのことです。 全文は放射性物質で汚染された資材が国を超えて流通した「アメリカ大陸最大の被ばく事故」の原因とは?
メキシコで放射性物質盗難、内務省が警戒呼び掛け via AFP
【2月29日 AFP】メキシコ内務省は28日、人体に危険を及ぼしかねない放射性物質を積んだトラック1台が盗難被害に遭ったとして、国内5州に警戒を呼び掛けた。 同国の国民保護国家調整室は、放射線源「イリジウム192」を運んでいたピックアップトラックが盗まれたという通報を中部ケレタロ(Queretaro)州の企業から受け、警告を発した。 (略) メキシコでは放射性物質の盗難が、たびたび起きている。ただし犯行グループの目当ては他の物品で、放射性物質を盗んだことを認識していないケースが大半だという。 全文はメキシコで放射性物質盗難、内務省が警戒呼び掛け
メキシコで放射性物質奪い投棄か 医療用、犯人被ばくも via 河北新報
【ロサンゼルス共同】メキシコ市近郊で2日、医療用の放射性物質「コバルト60」を積んだトラックが2人組の男に奪われた。トラックは4日に見つかり、近 くで高い放射線量が検知された。男らが密封容器を開封した後、放射性物質を捨てたとみられる。メキシコの原子力規制当局者が共同通信に明らかにした。 この放射性物質は近くにいる人が数分で死亡する恐れがあり、男2人は危険な状態まで被ばくしたとみられる。 続きはメキシコで放射性物質奪い投棄か 医療用、犯人被ばくも 当サイト既出関連記事:放射性物質、メキシコで盗難 「汚い爆弾」の原料 via 朝日新聞
放射性物質、メキシコで盗難 「汚い爆弾」の原料 via 朝日新聞
ウィーン=喜田尚】国際原子力機関(IAEA)は4日、メキシコで高い放射線源であるコバルト60を積んだトラックが盗まれた、と明らかにした。メキシコの原子力規制当局が通報した。 コバルト60はがん治療に使われるが、直接さらされると生命に危険を及ぼし、いわゆる「汚い爆弾」に使用できる。 (略) 盗まれた量は明らかにされていない。 2000年には、タイ・バンコクで病院が廃棄したコバルト60入りの医療機器を盗み、金属を解体して転売しようとして10人が被曝(ひばく)し、3人が2カ月後に死亡した。 全文は放射性物質、メキシコで盗難 「汚い爆弾」の原料