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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 地下水バイパス
地下水バイパス放出に向けた動き?排水基準の発表:漁連はどう対応するか?via 3.11東日本大震災後の日本
今日(2/3)は地下水バイパスについて動きがありました。地下水バイパスで汲み上げた水を放出する際の基準を東京電力が発表し、国(経済産業副大臣)が全漁連会長に対して説明したのです。 簡単にまとめます。 地下水バイパスというのものはどんなものか、ということはこのブログでは何度も説明してきていますので、詳細は昨年1月に書いた「放射能汚染水情報アップデート(4) 地下水バイパスの現状」あるいは昨年6月の「地下水バイパスで汲み上げた地下水はいったいどれだけ汚染されているの?」を読んでいただきたいと思います。 地 下水バイパスとは簡単にいうと、福島第一原発の建屋に流れ込んできている地下水を汚染される前に汲み上げるためのものです。汚染される前の地下水ですの で、汲み上げて海に放出して、建屋に流入する地下水を減らすことが目的です。毎日400トン建屋に流入するといわれている地下水のうち、最大で1日100 トンの地下水を減らすことができるとされています。具体的には、下図に書いてあるようなNo.1からNo.12までの12の揚水井を掘って汲み上げていま す。 (略) 昨年から東京電力は地下水バイパスの海への放出について福島県漁連などに説明をして同意寸前までいっていました。しかしながら、昨年4月の地下貯水槽など の汚染水漏れにより振り出しに戻り、昨年7月に判明した海への流出が続いていたという発表、さらにはH4エリアからの最大300トンもの汚染水漏洩事故に よって、完全に信用を失ってしまいました。 今回は、昨年9月以降の方針に従い、東電だけでなく国が前面に出て説得に当たっているところがこれまでと違うところです。 まず、1/24に東京電力(リンク先は時事)は「いわき市で開かれた県漁業協同組合連合会の組合長会議で、福島第1原発で汚染される前の地下水を海に放出する計画について、放射性物質濃度などを定めた放出基準を策定する方針を示し」ました。その後、本日(2/3)赤羽経済産業副大臣が全漁連会長に対して(リンク先は産経)、もし今後地下水バイパスを稼働する場合、放射性物質の濃度には現行の法令基準より厳しい基準を適用する方針を示して理解を求めました。 具体的な基準は東京電力の記者会見に出てきましたのでそちらを見てみましょう。 全文は 地下水バイパス放出に向けた動き?排水基準の発表:漁連はどう対応するか?
地下水放出、漁師の不信 東電の計画、福島県漁連は了承せず via 朝日新聞
東京電力福島第一原発から出る放射能汚染水を減らすために東電が目指す敷地内の地下水の海への放出は13日、福島県の漁業者の了承が得られず先送りとなった。東電と福島県漁業協同組合連合会の見込みより、漁業者の不信は大きかった。 ■「処理水と誤解、多い」 「組合員には汚染を除去した処理水を流すと誤解している者も多い。まして消費者には(地下水と処理水の違いが)理解されない」「地下水でもイメージ低下は避けられず、試験操業を台無しにしかねない」――。 13日午前、福島県漁連が入る同県いわき市の水産会館。各漁協幹部が集まる県漁連の組合長会議に、水産庁や県、東電の関係者も加わった。東電側は、くみ 上げた地下水の放射性物質の濃度が1リットルあたり0・02~0・18ベクレルで、周辺の川で検出される1~2ベクレルの水より低いという分析結果を示 し、放出への理解を求めた。 だが、組合長らからは異論が相次ぎ、会議では放出を了承するかの判断を見送った。 組合長らの意見には、漁業者らの根強い不安と不信が反映されている。 2年余り前の原発事故直後、原子炉建屋に入り込んだ高濃度の汚染水が海に漏れ出した。海底土や一部の魚が汚染された。今も県沿岸で出漁を自粛する漁業者らは「原発からの水」に神経をとがらせる。 […] 福島第一原発では、事故で溶け落ちた核燃料を冷やす際に高濃度の汚染水が出て、原子炉建屋などにたまっている。震災などによってできたと見られる亀裂から地下水が1日に400トン流れ込み、汚染水が増え続けている状態だ。 地下水が原子炉建屋などに流れ込む前にくみ上げ、海へ流す「地下水バイパス」は、増え続ける汚染水を抑える対策の一つで、昨年から準備していた。 東電は井戸を12本掘って水質の調査を進めている。計画では、くみ上げた地下水はいったんタンクに保管し、水質検査をして安全を確認した上で海に流す。 現在、敷地内に蓄えられた汚染水の総量は約38万トン。地上のタンクなどに29万トン保管している。東電は2015年には地上タンクでの保管量が70万トンになると試算。汚染水は廃炉に向けた障壁になっている。 国と東電は、政府の廃炉対策推進会議のもとに委員会を設置し、5月中にも抜本策をまとめる方針だが、地下水放水以外、めぼしい対策は見つかっていない。 全文は 地下水放出、漁師の不信 東電の計画、福島県漁連は了承せず (無料登録が必要です)
Posted in *日本語
Tagged 地下水, 地下水バイパス, 東京電力, 東日本大震災・福島原発, 汚染水, 汚染水貯蔵計画, 海洋汚染, 漁業, 環境, 福島県漁業協同組合連合会
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