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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 保坂展人
原発再稼働、大人が学ぶ姿を子どもに見せたい via The Huffington Post
(抜粋) 日本は、福島第一原発事故に何を学んだのでしょうか。すでに一度、大事故を経験している日本で、「原発の安全神話」は崩壊しただけでなく、人々から土地や家屋を奪い、原発周辺のいくつもの自治体を「無人地帯」にしてしまった取り戻すことの出来ない被害を背負うのが、被害者だけでいいはずがありません。世田谷区でも、福島第一原発周辺の自治体から多数の「一時避難者」を受けいれました。区民から賃貸住宅の提供を受けて、ピーク時は約400世帯の避難者の受けいれをしています。家を出る時には「一時」のつもりでも避難生活が長期に及んでいる皆さんをお招きして、話を聞く機会も持っていますが、ひとりひとりが払った途方もない犠牲については、受けとめるのが精一杯です。 当初から、避難者の方の支援にあたっていた世田谷区の女性たちが中心となって、福島県在住の子どもたちを春休みを使って一時受けいれをしたいという企画が持ち上がりました。最初は数人の呼びかけでしたが反響の輪が広がり、「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」という企画が生まれ、「福島の子どもたちとともに 世田谷の会」が誕生し、世田谷区と世田谷区教育委員会も共催することになりました。社会福祉協議会、世田谷ボランティア協会も共催しています。 1回目は2012年の春休みでした。親子60人を往復のバスで送迎し、区立の宿泊施設を利用して、内外のプログラムを組みます。それから、2015年の夏までに11回が実施され、参加者の総計は800人を超えています。運営に携わるのは約30人の区民で、毎回多くの学生ボランティアも参加し、総勢100名前後で迎えています。4~5日という短い期間ではあるけれど、「冒険遊び場 プレーパーク訪問」等のプログラムを楽しみ、また膝をまじえて「2011年3月」をふりかえる機会もあります。こうした事業を推進しているのは、区民のボランティアであり、継続しているのも熱意です。 また、バスチャーター等の運営経費は、寄付・募金によるものです。 →関係記事 原発事故の影響を間近に受けて避難した人たちや、その影響を気にしながら周辺の市町村で暮らしている福島県の親子の声を聞いていると、「この被害を受けた人々を電力会社や国は最大限に支援するべきだ」と感じると共に、「二度と原発事故を繰り返してはならない」と強く思います。 大人が学ぶ姿を子どもには見せたいものです。福島第一原発事故を経験したことを逆手に取って、「世界一安全な原発」とセールスする姿はいかがでしょうか。太平洋戦争の渦中で、確たる展望もなく派兵する前線を膨張させていった旧軍部の姿と重なります。福島第一原発事故の責任さえ明らかにすることなく、また被害者の補償や生活再建等もすべて途上のままであることを忘れてはなりません。まして、原発輸出の結果、稼働後に重大事故を起こした場合に、日本政府に何が出来るのでしょうか。 (略) 近刊の『亡国記』(北野慶著・現代書館)は、近未来小説で「巨大地震による破滅的原発事故」により日本を脱出する親子の物語です。分厚い本ですが、フィクションだと知りつつもどきどきしながらページをめくり、一気に読んでしまいました。 歴史の振り子は揺れながらも進むものです。脱原発から原発回帰へと振り子は動きかけていますが、私たちが声をあげることで振り子は止まります。そして、止めることが出来れば、次は戻すことができるはずです。 全文は原発再稼働、大人が学ぶ姿を子どもに見せたい 当サイト既出関連記事: 「亡国記」を書いた 北野慶(きたの・けい)さん via 北海道新聞
世田谷 脱原発・保坂氏再選 女性市長当選 最多の4人 via 東京新聞
第十八回統一地方選の後半戦は二十六日、市町村長選と市町村議選、東京都の特別区長選と区議選がそれぞれ投票され、東京の一部の区を除き即日開票された。 注目された東京都世田谷、渋谷、中央区の区長選では、いずれも自民の推薦候補が敗れた。自民、民主両党の事実上の対決型選挙となった世田谷区長選は脱原発 を訴え民主、共産、社民が実質支援した現職保坂展人氏(59)が、自民・公明・次世代推薦の新人を大差で破り再選した。全国の市長選で女性候補四人が当選 し、前回などの三人を上回って過去最多になった。統一地方選の市長選の平均投票率は二十七日午前二時現在の共同通信の集計で50・53%で、過去最低だっ た二〇一一年の52・97%を下回る見通しになった。 (略) 原発訴訟が争点となった北海道函館市長選は自民が推す無所属現職の工藤寿樹氏(65)が再選を果たした。 函館市は昨年四月、対岸の青森県大間町に電源開発(電発)が建設中の大間原発をめぐり、建設中止などを国や電発に求めて東京地裁に提訴し、係争中。 全文は世田谷 脱原発・保坂氏再選 女性市長当選 最多の4人
〈ニッポン人脈記〉民主主義 ここから:5 via 朝日新聞
■原発だって語ろうよ […] 東京都世田谷区の瀬田美樹(せたみき)(44)もその一人。幼稚園と中学校、高校に通う3人の子どもの母親だ。東京電力福島第一原発が事故を起こすまでは、子育てと家事に追われ、「社会活動といえばPTA活動をするぐらい」のふつうの主婦だった。 3・11後、当時小学校に通っていた長女の学校給食のことが真っ先に気になった。 「自分の手の届かないところで子どもが何を食べているか、とても不安でした。子どもが食べ物を通じて知らぬ間に内部被曝(ひばく)するのは何としても避けたかった」。瀬田は小学校の校長に一人で直談判し、「学校給食の食材を選ぶ際は、産地に細心の配慮を」と申し入れた。 だが、母親同士が学校で放射能問題を率直に語り合う雰囲気はなかった。「『福島との絆を大事にしよう』って盛り上がっている時に、何で水をさすようなことをするの?という雰囲気でした」 孤立感に苦しんだ瀬田は「誰かが立ち上がって何かしてくれたら、そこに参加しよう」と思っていた。でも、何も起きなかった。 悩んだ末に決心した。 放射能の影響を受けやすい多くの子どもたちに、安全な食べ物を提供しようとするのは、私だけの個人的なエゴではないはずだ――。 昨年5月、堀智子(ほりともこ)(41)や菊地(きくち)ひろこ(46)と共に主婦3人で「世田谷こども守る会」を立ち上げた。 […] 各地で同じような取り組みをしている人たちをつなげたい――。母親たちはツイッターで呼びかけあいながら昨年7月、「子どもたちを放射能から守る全国 ネットワーク」の発足集会を東京で開いた。今では北海道から沖縄まで約320団体が登録し、スイスやオーストラリアの団体も加わった。 事務局長の近藤波美(こんどうなみ)(48)は「一人ひとりができるのは小さなことだけど、みんながつながっていけば大きな声、力になる」と話す。 会の今の課題は、母親たちと政治との距離感をなくしていくことだ。「ファッションや子育ての話題と同じレベルで、原発や選挙の問題を語りたい」と近藤はいう。 「子育てや仕事で疲れたら休み、時間ができたらまた始める。このネットワークを、声を上げた女性たちの人生の中にいつもある、プラットホームのような存在にしていきたいんです」 有志が集まり、放射能関連情報を載せた雑誌「ママレボ」を隔月で発行中だ。レボはレボリューション(革命)の意味。サブタイトルは「ママの愛は世界を変える」だ。 全文は 〈ニッポン人脈記〉民主主義 ここから (無料登録が必要です)