Tag Archives: 福島高校

希望新聞 東日本大震災 雲を見あげて 福島で暮らす情熱 詩人・和合亮一 via 毎日新聞

[…] 大人も子どももあの日をゼロとするならば、全く同じ時を経ている。分かち合える歳月の沈黙がある。それを真ん中に置いて語られる言葉を記録したいという思いを強くしている。先日は福島高校の生徒たちに話を聞いた。スーパーサイエンス部という部活動があり、放射線の研究を積み重ねている。あちこちで研究発表して注目を集めている。  彼らは放射線について研究をしたいという情熱に満ち溢(あふ)れている。「福島の事実をきちんと伝えたい。そうすることで、より知りたいという気持ちが生まれ、世界中から人が集まるようになる」。彼らは我が母校の後輩となる。頼もしい。「世のためたれ」が校訓の一つだ。迷いのない話しぶりに、福島で暮らすことの情熱を見た気がした。  震災の当時は小学校の高学年だった彼らの心の中に、はっきりと震災の日々がある。直後は避難所などで家族と共に、その小さな胸で不安や恐怖にひたすらたえた。少しずつ日常が戻り月日を重ねるうちに、自分なりに事実としっかり向き合いたいという意志を持つ。中学の時分ですでに高校で放射線の研究をしようとそれぞれ心に決めていたそうである。 […] もっと読む。

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福島高生の論文、英科学誌に掲載 外部被ばく量「県内と他地域ほぼ同じ」via 福島民報

[…] ■風評払拭の一助に スーパーサイエンス部物理放射線班  同校は文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、先進的な理数教育に取り組んでいる。掲載論文は、スーパーサイエンス(SS)部物理放射線班の小野寺悠さん(18)=3年=、鈴木諒君(18)=同=、斉藤美緑さん(17)=2年=、安斎彩季さん(16)=同=、藤原祐哉君(17)=同=と顧問の原尚志教諭(57)らがまとめた。  生徒らは平成26年6月から12月にかけて、1時間ごとの外部被ばく量を計測できる個人線量計「D-シャトル」を使い、県内6校、県外の国内6校、フランス4校、ポーランド8校、ベラルーシ2校の計26高校から216人の2週間分のデータを集めた。分析の結果、外部被ばく量は県内と他地域でほぼ同じだった。県内は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故由来の放射性セシウムが影響しているものの、岩石などから出る自然放射線の影響が比較的小さいことを理由に挙げている。  小野寺さんは「研究成果を世界中の人に知ってもらうことで、風評払拭(ふっしょく)の一助になればうれしい」、原教諭は「国内外の多くの支援に感謝したい」と述べた。 もっと読む。

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