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原発事故後の立ち入り禁止区域で録音 邦画の静かな革命・深田晃司監督『さようなら』via Social Trend News

(抜粋) メインキャストに世界初のアンドロイド!? この作品の背景 監督は、『歓待』、『ほとりの朔子』などで各国の映画祭で数々の賞を受賞した深田晃司。本作は、元々は15分だった演劇を112分の映画に昇華させた。 映画の中心となるアンドロイド・レオナを演じるのは、石黒が中心となり大阪大学で開発された本物のアンドロイド“ジェミノイドF”。 主人公・ターニャには同舞台でも同じ役を演じているブライアリー・ロング、そして新井浩文、村上虹郎らが脇を固めた。 アンドロイドの初出演映画ストーリー 原子力発電所の爆破によって放射能に侵された近未来の日本。 各国と提携して敷かれた計画的避難体制のもと、国民は国外へと次々と避難していく。 その光景をよそに、避難優先順位下位の為に取り残された外国人の難民、ターニャ。その他の“避難優先順位下位”の人間たちも様々な事情を抱えていた。 幼いころから病弱な彼女をサポートするアンドロイドのレオナだけは変わらない。やがて、ほとんどの人々が消えていく中、遂にターニャはレオナに見守られながら最期の時を迎えることになる……。 (略) 福島の立ち入り禁止区域で環境音を録音 本作を鑑賞して、筆者が一番印象的だったのが音だ。 寝息や枯れかけた葉のこすれる音、会話の間にうっすらと流れる環境音の音粒が素晴らしく綺麗だった。 映画は映像と音は別で録ることも多い。録音作業はもちろんのこと、音を整える「整音」作業にもこだわったのではないかと推測した。 案の定、10月28日の東京国際映画祭舞台挨拶では深田監督から「整音に10カ月かかった」という発言が。観客席にいた筆者は「音が印象的でした。音を録ったり、整えたりした際、こだわったことはありますか?」と質問した。 その問いに対して深田監督は「小野川さん(音楽・録音・プロデューサー)と共に音にはかなりこだわりました。風や家が軋む音は実際に撮影した長野県で録音 しました。また、 “人がいない場所の音”は福島の原発事故で立ち入り禁止になった区域に入り、人が住んでいない街で特別に許可を取って録音してきたんです」と答えてくれ た。 一見突拍子もない設定である本作だが、日本のいまと地続きだったのだ。 全編を通して、とても静か。しかしその根底に命の激しさを感じる映画『さようなら』。 全文は原発事故後の立ち入り禁止区域で録音 邦画の静かな革命・深田晃司監督『さようなら』

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