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福島第一原発事故当時中学生だった避難者のスピーチが実現・Speech by an evacuee who was a junior high school student at the time of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant disaster.

現在開催中の第 49 回国連人権理事会本会議において、福島原発事故避難者の金本暁(Atsuki Kanemoto)さんのスピーチが実現しました。(2022年3月16日)
金本さんは原発事故当時中学生で、福島県から九州にご家族で避難されました。
福島原発事故からの 11 年間、そして現在も避難者たちは様々な困難に直面していることを国際社会に訴えました。
最近、原発事故当時子供だった被害者の若者たちが、次々と声を上げてくれています。そして今回、国際社会に訴えてくれた金本さん。
現在オンライン参加となる国連人権理事会本会議には、多くの団体がスピーチの申請をしました。そのため、スピーチが採用されるのは、重要な問題と認識されたからです。
残念ながら日本国内では、原発事故やその被害者たちの存在が、どんどんなかったことにされてきています。だからこそ、本会議という国際社会の場でスピーチが流れることの重要性をご理解していただきたいと思います。
そして、金本さんの訴えが、日本国内でも伝わりますよう心から願っております。

■スピーチ原稿の和訳
私は 2011 年 3 月に起きた福島原発事故の避難者です。被災当時は 13 歳でしたが、広島や⻑崎の悲惨な出来事を連想させるような、言葉にできない不安を感じたことを覚えています。
父の言った「せめて苦しまないで死ねるよう祈りなさい」という言葉に、状況の深刻さを実感させられました。
事故から 11 年が経過しましたが、状況は今でも深刻なままです。福島県内外の広大な範囲で土壌や食物などが汚染されています。ガンの発生数も増加しています。
政府は避難者を分断するような分類を制定しているため、避難者の多くは避難という決断に対する謂れのない批判に苦しんでいます。私の家族も同様です。
福島原発事故は、環境破壊と人権についての問題なのです。
他に住むあてのない避難者がいるにもかかわらず、2017 年 3 月に日本政府は住宅支援を打ち切りました。さらに立ち退きを要求され、福島県によって提訴されている避難者もいます。
日本政府は、国内避難⺠の人権に関する国連特別報告者による訪日調査受け入れ要請を 3 年以上放置しています。政府は特別報告者の訪日を直ちに実現させ、福島原発事故のすべての被害者に必要な支援と補償を提供することを強く要求します。

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