2011年3月の東京電力福島第一原発事故により今も不安を抱え、影響を受け続けている子どもたちを支援しようと、12人の絵本作家がイラストを寄せた「おうえんカレンダー2021」が販売されている。 (柏崎智子)
原発事故から間もなく10年。企画した「応援カレンダープロジェクト」(大阪府高槻市)の水戸晶子代表理事は「風化しがちだが、このカレンダーを目にすることで、困難を抱えた子どもたちの存在を忘れないでもらえれば」と話している。
カレンダーは、子どもを放射性物質の被ばくから守る措置を怠ったとして、国や福島県の責任を追及する「子ども脱被ばく裁判」を支援する目的で、15年に初めて発売された。