ドイツ、脱原発「変更ない」=台湾・野党総統候補「見直し浮上」指摘で via フォーカス台湾

ドイツ、脱原発「変更ない」=台湾・野党総統候補「見直し浮上」指摘で

台北中央社)最大野党・国民党の総統候補、韓国瑜氏が29日、総統選に向けたテレビ討論会で、ドイツで2022年までに原発を全廃するとの政策を見直すべきとの声が上がっていると述べた。ドイツの対台湾窓口機関、ドイツ在台協会(GIT)は30日、フェイスブックページを更新し、脱原発の決定に「変更は一切ない」との立場を強調した。 

テレビ討論で韓氏は与党・民進党の現職、蔡英文総統からエネルギー政策に関する質問を受けた。韓氏はドイツで脱原発の見直し論が出ているとし、安全が確保されれば建設凍結中の第4原発(新北市)の稼働も辞さないとの姿勢を示した。 

GITはフェイスブックで、ドイツは原発比率の引き下げを図ると同時に、再生可能エネルギーの比率を引き上げていくと説明。脱原発は安全を考慮した上での決定だとし、政界関係者や市民の多くが支持しているとした。 

(略)

昨年11月に台湾で行われた国民投票で、現政権が目指す25年までの脱原発に反対とする声が多数を占めた。同事務所はこれに言及し、民意を尊重するよう蔡氏に呼び掛けた。 

(王承中、顧セン/編集:楊千慧)

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