原発事故の真実を描いたHBO「チェルノブイリ」がエミー賞を獲得 via Elle

地上波では絶対に観られない。とにかくすごい。

1986年4月26日に旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故。“ありえない”はずの爆発事故のニュースは世界中を震撼させた。当時の事故後のニュースで何よりも驚愕だったのは、事故の被害を拡大させた現場の“責任者”たちの責任のあり方と隠ぺい体質……。

保身に躍起になる組織側の人間と、現場で葛藤する消防士たちの被害。そのギャップを視覚的に際立たせながらも、丁寧に人間心理を再現したHBOドラマ「チェルノブイリ」は5月に本国で公開されるや否や、映画データベースIMDbであの「ゲーム・オブ・スローンズ」を超える9.5点を獲得するなど、数々の記録を打ち立て評判に。最近はテレビシリーズの最初の数話が公開されることも増えている国際映画祭でも「ひどいドラマ」「このドラマがすごい!」など喧々諤々の議論が展開された。

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普段は責任の名のもとに権威をかざして他人を左右させている組織型人間こそ、実はいざ責任をとるべき立場になると全力で逃げる。何より組織のルールと世界のルールを天秤にかけて前者を取ってしまうことで、客観的に見れば「どうしてそんなことを?」と不思議な判断をしてしまう。そんな不都合な真実だけでなく、人は組織にいることにより逆に責任を取ることができなくなってしまうという、多くの人が学校で会社で村社会で一度は体感しているけれど気づかないふりをしているパラドックスを、実に淡々と冷静に語っていく。

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日本での公開は9月25日から。事故から33年を経て観光地化しているチェルノブイリで本当は何が起こっていたのか? 原発事故では実際何が起こるのか? ニュースでは流れない“真実”を鑑賞しておいて損はないはず。

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