空間芸術に社会の叫び 原発と基地問題モチーフ via 岐阜新聞

本年度で情報科学芸術大学院大(IAMAS)を退官する安藤泰彦教授の退官記念展示が岐阜県大垣市加賀野の同大で開かれている。東京電力福島第1原発事故と沖縄県の米軍基地がモチーフのインスタレーション(空間芸術)で、原発をベビーベッドの赤ん坊に見立て「サマータイム」の切ない歌が流れる空間は、廃炉後も長い時間をかけて放射性廃棄物を見守り続けなければならない日々を思わせる。

作品名は「Sleepless Babies 眠れぬ子らのために2019」。現代美術作家の小杉美穂子さんと共同制作した。会場には、フェンスに囲まれたベビーベッド、沖縄の米軍基地と同じ立ち入り禁止の札が付いたフェンスの中に回転するプロペラが置かれ、壁面には商業用原子炉とほぼ同じ数の幼児用スプーンが並ぶ。スプーンは時折金属音を響かせ、壁には大きなプロペラの影が映し出される。映像ディスプレーには、福島県富岡町の2年前と昨年の様子を重ね合わせた映像が流れ、空き地が増える街の変化を映す。

(略)

展示はソフトピアジャパンセンタービル3階のギャラリー2で、3月3日までの午後1~6時。

全文は空間芸術に社会の叫び 原発と基地問題モチーフ

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