福島原発 「なぜ事故が…」地元出身の演出家、半世紀描く via 毎日新聞

東京電力福島第1原発の設置計画が持ち上がった1961年から事故後までの半世紀を描く全3部作の舞台が21日午後7時、東京都内で開幕する。作・演出は福島県出身の劇作家で演出家の谷賢一さん(36)。福島第1、第2原発で働いていた技術者の父と、同県浪江町出身の母を持つ谷さんは「当事者の末端にいる身として原発事故がなぜ起きたのかを丁寧に描きたい」と話す。

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現地に約2年にわたって通い、100人以上の住民に取材した。「多くの人が当時のことを話してくれた。被災者同士では話せない、語りたい言葉が眠っているのだと感じた」と振り返る。

 第1部「1961年:夜に昇る太陽」は8月5日まで、東京都目黒区のこまばアゴラ劇場で上演。同県双葉町で原発誘致が決定するまでの数日間を一つの家族を通して描く。谷さんは、東京で上演する意義を「都市部が地方に押しつけ、見過ごしてきた結果起きたことの責任を問いかけ、考えたい」と語る。第2、第3部は来年上演予定。問い合わせは同劇団(050・5579・6089)。【小玉沙織】

全文は福島原発 「なぜ事故が…」地元出身の演出家、半世紀描く

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