慰謝料、3月で終了=賠償指針超える判決も-福島原発事故 via Jiji.com

東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされた住民に、毎月支払われてきた慰謝料が今年3月分で終了した。ただ、避難者らが国や東電を訴えた集団訴訟では、国の指針を超える賠償を認めた判決が相次いでいる。「指針は被害の実態とずれている」と指摘する専門家もいる。

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このうち慰謝料は、避難指示が出た区域で「正常な日常生活の維持・継続が阻害」「いつ自宅に戻れるか分からない不安な状態が続く」などとして1人あたり月10万円、事故後7年で計850万円が支払われた。帰還困難区域や、福島第1原発がある大熊町と双葉町は「(地元で)生活の断念を余儀なくされた」ことを踏まえ、計1450万円とした。

一方、全国で係争中の避難者訴訟では、前橋、福島、東京各地裁などで中間指針を超える賠償を認める判決が出た。避難指示が出ていない地域の住民に慰謝料を認めた判決もある。

大阪市立大大学院の除本理史教授(環境政策論)は「加害者側が決めた賠償基準が被害の実態とずれている。現実を直視し、継続すべき賠償はしていくことが必要」と話している。

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