大震災7年 記憶を記録に 「震災遺産」国内外に発信 via 毎日新聞

東京電力福島第1原発事故による避難指示が大半で解除された福島県富岡町が、風化しつつある東日本大震災と原発事故の記録を保全・活用する取り組みを進めている。震災で止まったままの時計や、当時の姿をとどめる避難所の映像など被災実態が分かるものを収集し町条例で「震災遺産」に認定。3年後のオープンを目指す「アーカイブ施設」で展示し、震災と原発事故の教訓を国内外に発信する。【曽根田和久】

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収集した震災遺産は5000点を超えた。配達できなかった新聞▽中止した祭りのポスター▽津波による行方不明者の氏名が記されたホワイトボードなどを保存し、町の災害対策本部の様子も3D画像に残しているほか、かつての町の様子が分かる資料の救出も手がけている。

 昨年3月、町は被災した建物、物品、景観などを「震災遺産」として保全する全国初の条例を制定した。来年度はアーカイブ施設の基本設計に着手する。門馬さんは「震災や原発事故がどのようなものかを資料に語ってもらう施設にしたい。全国から見学者が訪れれば、復興にもつながる」と話している。

 

 

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