福島の現状を児童に伝える 写真家・菊池さん、調布・桐朋小で via 東京新聞

東京電力福島第一原発事故から七年を迎えるのを前に、事故後の現地を撮影し続けている本紙読者の写真家、菊池和子さん(72)=品川区=が二十日、調布市若葉町の桐朋小学校の児童らに福島の現状を語った。

 社会科授業の一環で、六年生約七十人が参加。菊池さんは福島県内の帰還困難区域内を中心に、約五十枚の写真をスライドで映した。

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 真剣に聞き入る児童らに菊池さんは「福島の人たちは原発は安全だと教えられ信じていたが、事故は起き、家も仕事も失って古里に帰れない人たちが今もたくさんいます」と呼びかけた。

 授業後、玉川侑人君(12)は「除染ごみを処理する大きな施設の写真を見て、今でも大変なことが続いているんだとびっくりした」と話していた。

 菊池さんは二〇一四年から福島での撮影を続け、写真集を三冊発行。各地で講演をして被災地の現状を伝えている。 (小野沢健太)

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