柏崎刈羽原発 不可解な規制委の容認 via 北海道新聞

原子力規制委員会は、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働に向けた審査で、東電が原発を運転する適格性を条件付きで容認する方針を示した。

 審査は技術的な議論を終え、適格性が焦点となっていた。規制委は近く、審査の「合格」を認める構えだ。

 しかし、今回の容認には、納得できない。

 福島第1原発事故という未曽有の惨事を起こし、廃炉作業が難航する東電に、別の原発を動かす資格があるだろうか。国民が持つ当然の疑念である。

 だからこそ、規制委は規制基準への適合をみる技術的審査にとどまらず、原発事業者としての適格性という例外的な領域に踏み込んだのではなかったのか。

 柏崎刈羽原発の審査でも安全面で誤った説明をするなど、東電の適格性には疑問符が付く。

 田中俊一委員長の退任を目前に、慌ただしく進められたのも不可解だ。「合格ありき」とも映る姿勢は到底理解を得られまい。

 そもそも、東電批判の急先鋒(せんぽう)だったのは田中委員長である。

 ところが、先月、東電が規制委に文書を提出したのを機に、唐突に容認に傾いたようだ。

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◇ 柏崎刈羽原発 審査は人民裁判の様相

via 産経ニュース

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