原発3基 再稼働へ 玄海大飯、来年1月以降 via 東京新聞

 九州電力は二十八日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の来年一月の再稼働を想定していると発表した。関西電力も同日、福井県おおい町の大飯原発3号機を同一月中旬に、4号機を同三月中旬に再稼働させるとの計画を明らかにした。

 国内では関電高浜3、4号機(福井県高浜町)、九電川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)、四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町)の計五基が運転中。原発の安全対策や事故時の避難計画に住民の不安が残る中で、再稼働が進む形だ。

 玄海3号機と同時に原子力規制委員会の審査に合格した同4号機の再稼働時期は見通せていない。九電は、3号機の再稼働時期について「検査の進捗(しんちょく)によっては来年一月からずれ込む可能性もある」としている。

 九電と関電は二十八日、玄海3号機と大飯3、4号機に関する機器や設備の性能を現地で確認する「使用前検査」の来月からの開始を規制委に申請。その際、想定する再稼働時期も併せて示した。

 両社の計画では、原発の運用ルールを定めた保安規定の認可も得た上で、玄海3号機で十二月以降に燃料を装填(そうてん)。大飯3号機は十二月上旬、同4号機は来年二月上旬にそれぞれ装填する見通し。

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