「また国に振り回された」 原発事故で避難の開拓村 via 日本経済新聞

東京電力福島第1原発事故の避難指示区域の中にも多くの開拓村があった。

福島県葛尾村の手倉地区はその一つ。住民の岩間政金さん(91)は「国は何もしてくれず見捨てたんだよ」と嘆く。岩間さんは1950年ごろに入植、開拓して畜産業を営んできた。しかし、2011年3月、東日本大震災による原発事故の影響で約60年かけて「築いた城」を追われ、避難生活を余儀なくされた。

昨年6月に避難解除されて1年以上が経過した。

(略)

ソ連軍の満州侵攻で、関東軍は在留邦人を置き去りにして撤退したとされる。岩間さんには当時の記憶がよみがえる。「また国に振り回された」

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