ゲバラの長男が広島で献花 58年前、父が訪れた場所へ via 朝日新聞

キューバ革命の立役者、チェ・ゲバラの長男カミーロ・ゲバラ氏(55)が6日、広島市平和記念公園で犠牲者に献花をした。没後50年になる父ゲバラは、58年前に広島を訪れ、慰霊している。

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 ゲバラは革命成功直後の1959年、親善使節団の団長としてエジプト、インドなどを歴訪し、7月には日本を訪問。当初広島行きは予定にはなかったが、被爆地を見たいと広島に足を運び、平和記念公園で献花した。同行した副団長オマル・フェルナンデス氏によると、何百人もの原爆患者が苦しむ様子を病院で見たゲバラは、涙を流したという。

腕や脚がもがれた患者にゲバラは「気分はどうですか」「頑張って生きて下さいね」と勇気づけ、フェルナンデス氏には、「世界の悲劇だ」と語ったという。

ゲバラは広島から妻宛てに絵はがきを送り、「平和のため断固闘うには、この地を訪れるべきだ」と書いた。言葉通りゲバラの親友故フィデル・カストロ前議長や、ゲバラの娘アレイダ氏が広島で慰霊している。

10月には日本とキューバの共同製作映画「エルネスト」(阪本順治監督)が公開される。ゲバラと共にボリビアで戦って殺された日系ボリビア人フレディ・前村(オダギリジョー主演)を描いた。映画の冒頭には、ゲバラが広島を訪れて献花し、被爆者と話す場面もある。日本では10月、キューバでは11月に公開される。

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