原発5キロ圏配布のヨウ素剤、交換へ 県、8月からvia 中日新聞

原発事故時に甲状腺被ばくを防ぐため、原発から五キロ圏の住民に事前配布している安定ヨウ素剤が十月に使用期限を迎えるため、県は四日、新しいヨウ素剤への交換を八月から始めると明らかにした。

 住民に配布しているヨウ素剤の更新は初めて。

 県議会厚生委員会で桜本宏健康福祉部長が説明した。更新対象になるのは高浜、おおい、小浜、美浜、敦賀の五市町の住民九千八百人(三歳未満を除く)。八~十月に各市町で更新の説明会を計二十回余り開く。

 家庭で保管しているヨウ素剤を説明会場に持参してもらい、新品と交換する。医師による健康状態の問診も受けてもらう。今月中に案内文を発送する。

 県によるヨウ素剤の事前配布は、二〇一一年の福島第一原発事故を受けて一四年十月から始まった。三歳以上十三歳未満には錠剤一錠、十三歳以上には二錠を渡していて、現在対象者の八割の八千人ほどが受け取っている。

 全て一四年十月製造のため更新が必要となっていた。説明会の開催費も含め、費用は全て国の交付金で賄われる。

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