子どもが見たフクシマは 県内避難者ら朗読劇 via 中日新聞

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「空の村号」は劇作家の篠原久美子さんの脚本。原発事故で全村避難となった福島県飯舘村の住民への取材を基に作られ、全国の劇団が上演を続けている。語る会は二〇一四年から朗読劇として上演を始め、この日で二十回目を迎えた。

 福島の村に暮らす酪農家の長男で、映画監督の夢を抱く小学五年の男の子が主人公。原発事故が起き、目に見えない放射能への不安が渦巻く村と男の子の家族の姿、取材に訪れた映画監督との出会いを子どもの目線から描いている。

 語る会の十人による迫真の演技に、来場者は圧倒されながら見入っていた。

 上演後の座談会でも、来場者は「今まで大人の目線でしか震災や原発を考えてこなかった。子どもの笑顔をなくしてはいけないと感じた」や「時間の経過とともに記憶が薄らいでいくのは非常に怖いこと」などと感想を述べ合っていた。

 

 

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