関西電力高浜原発4号機(福井県)が早ければ17日にも再稼働することが9日、分かった。6月中旬に営業運転を始める。4号機の再稼働で、国内で稼働する原発は、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)を合わせ、4基となる。
高浜4号機は既に原子炉への核燃料157体の装着を終えている。うち、4体がウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料。一方、関電は、高浜3号機を6月上旬に再稼働させ、7月上旬に営業運転を始める方針。
関電は、高浜3、4号機の営業運転開始で、代替電力の火力発電の燃料費負担を軽減できるため、7月中にも電気料金を数%、値下げし、電力小売り自由化で大阪ガスなどに奪われた顧客を取り戻したい考えだ。今秋には大飯原発3、4号機(福井県)も再稼働させ、2度目の値下げを行う意向だ。
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