能登の土 心ゆくまで 保養PROJECT 福島の家族を招待 via 中日新聞

東日本大震災と原発事故のストレスを緩和してもらおうと、県内の住民団体「能登保養PROJECT」が招いた福島県の家族らが四日、輪島市門前町道下(とうげ)で、田植えなどを通じて能登の自然を満喫した。(山本義久)

 二〇一四年から五月の大型連休や夏休みに招待しており、今年は九家族四十五人が訪れた。

(略)

 輪島親子昆虫クラブのメンバーと一緒に虫捕りも楽しんだ。福島県伊達市から参加した母親(36)は「今も子どもには土を触らせていない。車に乗っていても窓を開けさせない。能登は本当に空気がきれい。思う存分楽しんでほしい」と、笑顔で見つめていた。

 福島の家族たちは三日から七日まで、門前町道下の諸岡公民館に宿泊し、町内にある風車を見学したり、タケノコ掘りなどを体験する。

 能登保養PROJECT代表の平野雅靖さん(60)=小松市=は「放射能汚染への対応は、まだ十分に進んでいない。汚染されていないところで一時的に過ごすことは大切。取り組みは続けていく」と話した。

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